2022年10月1日にアメリカ航空宇宙局(NASA)は設立64周年を迎えました。それにちなみ、NASAは公式Twitterでハッブル宇宙望遠鏡30周年(2020年当時)の際に公開した特設ページを改めて紹介しています。
※NASAの設立日:アメリカ政府機関としては7月29日で、正式に稼働したのが10月1日。
外部サイト:Hubble Birthday(https://imagine.gsfc.nasa.gov/hst_bday/)
こちらの特設ページは「誕生日を指定すると、ハッブル宇宙望遠鏡がその日に何の天体を撮影したのか」を調べることができるもので、画像だけでなく天体の名前や簡単な解説も表示されます。
You say it's your birthday? It's our birthday, too, yeah!
NASA was founded Oct. 1, 1958. On Oct. 1, 2001, @NASAHubble took this picture of a galaxy 50 million light-years away.
Check out what the space telescope saw on YOUR birthday: https://t.co/oHvXXpIzjg pic.twitter.com/58KjYSNxVO
— NASA (@NASA) October 1, 2022
【▲NASAの設立記念日「10月1日」にハッブル宇宙望遠鏡が撮影したのは非棒状渦巻銀河「NGC 3949」でした(Credit: NASA/ESA and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA))】
編集部でも早速試してみました。
利用方法はとても簡単で、特設サイトにアクセスし「Select Your Birthday Date」から自身の誕生日を選択するだけ。登録など面倒なことは一切必要ありません。
選択し終えたら、赤いボタンの「SUBMIT」を押すだけで、その日の天体画像を見ることができます。
試しに10月12日を入力したところ、オリオン大星雲が表示されました。こちらの画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の「掃天観測用高性能カメラ(ACS)」とラ・シヤ天文台にある「MPG/ESO 2.2m望遠鏡」のデータを組み合わせたもので、とても魅力的な一枚ですね。
また、表示された内容はSNSでシェアすることができたり、説明枠の中にある「More info」を押すことで開くNASAの詳細ページから、高解像度画像をダウンロードすることも可能です。
なお、画像は365枚用意されており、各誕生日に1枚の画像が設定されています。また、特設ページ「What Did Hubble See on Your Birthday?」で公開されているリスト(xlsxファイル)をダウンロードすることで、すべての日付の情報を一括確認することができます。
自分の誕生日にどんな天体が撮影されたのか、ぜひご覧ください!
Source
Image Credit: NASA, Twitter NASA - Hubble Birthday文/sorae編集部