スペースXは日本時間2022年10月9日に、同社の「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた通信衛星「Galaxy」2機は無事に軌道へ投入されたことが、同社のSNSや公式サイトにて報告されています。
打ち上げに関する情報は以下の通りです。
■ファルコン9(INTELSAT G-33/G-34)打ち上げ日時:日本時間2022年10月9日8時5分【成功】
発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:Galaxy 33、Galaxy 34
Galaxy 33とGalaxy 34は、アメリカの電気通信事業者「インテルサット」のCバンド通信衛星で、北米向けのテレビ放送サービス提供に用いられます。インテルサットは2023年12月初旬までに6つの新しい通信衛星を打ち上げる計画を発表しており、このうち2つはノースロップ・グラマンが、残る4つはマクサー・テクノロジーズが受注しています。
今回打ち上げられた2機の衛星は、ノースロップ・グラマン製の衛星バス「GEOStar-3」に基づいて製造されている可能性があると、海外の様々な宇宙ニュースが指摘しています。なお、GEOStar-3の推進モジュールは日本企業のIHIエアロスペース製「BT-4」で、国際宇宙ステーション補給機「シグナス」や「こうのとり(HTV)」でも採用されています。
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Image Credit: インテルサット SpaceX - INTELSAT G-33/G-34 MISSION EVERYDAY ASTRONAUT - Galaxy 33 & 34 | Falcon 9 Block 5文/sorae編集部 速報班