「キャッシング枠を全部使っちゃったけど、現金があと少し足りない」「サラ金は使いたくない」というときがありませんか。そんなときに手持ちのクレジットカードのショッピング枠を現金化できたら便利だと思うことはありますよね。こんな気持ちに漬け込むのが街中でよく目にする「クレジットカード現金化」の看板。しかし、この「クレジットカード現金化」、どうにも怪しげですよね。そもそもクレジットカード現金化とはどういうことなのか、どんな危険があるのか、見ていきましょう。
■クレジットカードの現金化ってどうなってるの?
そもそもクレジットカードのショッピング枠とはその名前の通り、加盟店でカードを使ってショッピングをできる枠です。当然、現金を借りることができるキャッシング枠とは別物です。
これをどうやって現金化するのかというと、まず客は現金化業者に指定された新幹線チケットなどの商品をショッピング枠を利用して購入します。その商品を業者が「キャッシュバック率」などと呼ばれる8割程度の値段で買い取るのです。(キャッシュバック率は8割から9割が一般的です。)そうすると客の手元には現金が残るというわけです。
■問題点は?
しかし、これって本当に割に合っているのでしょうか。
仮にキャッシュバック率を8割とします。すると、1万円の商品を購入したとしても、8000円しか現金にならないのです。クレジットカードの引き落としは一ヶ月毎が一般的ですから、この利息の天引き率は、月にして2割。年率にすると240パーセントで、利息制限法所定の年利をはるかに超えてしまうのです。こうしてみると、クレジットカード現金化の商売はヤミ金業者とほとんど変わりないことがわかるでしょう。
■利息制限法所定の金利を超えてるから過払い金として戻ってくるの?
過払い金とは、貸金業者が、利息制限法の上限を超えて取り続けていた利息のことを指します。
このクレジットカードの現金化は利息制限法で定める利率を大きく上回っておりますが、過払い金は戻ってくるのでしょうか?
過払い金や借金問題に詳しい塩澤彰也弁護士はこう話します。
「クレジットカード現金化は、形式的には次のようになります。(1)本人と小売店とのAという商品の売買契約。(2)本人とカード会社とのAという商品の売買に関するクレジット契約。(3)本人と「現金化業者」とのAという商品の売買契約。「現金化業者」は、本人に貸付を行っているわけではないので、過払い金は戻ってきません」(塩澤彰也弁護士)
クレジットカードの現金化は、一時しのぎでしかありません。その時は楽になるかもしれませんが、また一ヶ月後の支払いには、更に増えた返済が待ち構えています。現金化をしなければいけないほどの状況ならば、そこが根本的な解決を探る最後のチャンスなのかもしれません。
■クレジットカードの現金化ってどうなってるの?
そもそもクレジットカードのショッピング枠とはその名前の通り、加盟店でカードを使ってショッピングをできる枠です。当然、現金を借りることができるキャッシング枠とは別物です。
これをどうやって現金化するのかというと、まず客は現金化業者に指定された新幹線チケットなどの商品をショッピング枠を利用して購入します。その商品を業者が「キャッシュバック率」などと呼ばれる8割程度の値段で買い取るのです。(キャッシュバック率は8割から9割が一般的です。)そうすると客の手元には現金が残るというわけです。
■問題点は?
しかし、これって本当に割に合っているのでしょうか。
仮にキャッシュバック率を8割とします。すると、1万円の商品を購入したとしても、8000円しか現金にならないのです。クレジットカードの引き落としは一ヶ月毎が一般的ですから、この利息の天引き率は、月にして2割。年率にすると240パーセントで、利息制限法所定の年利をはるかに超えてしまうのです。こうしてみると、クレジットカード現金化の商売はヤミ金業者とほとんど変わりないことがわかるでしょう。
■利息制限法所定の金利を超えてるから過払い金として戻ってくるの?
過払い金とは、貸金業者が、利息制限法の上限を超えて取り続けていた利息のことを指します。
このクレジットカードの現金化は利息制限法で定める利率を大きく上回っておりますが、過払い金は戻ってくるのでしょうか?
過払い金や借金問題に詳しい塩澤彰也弁護士はこう話します。
「クレジットカード現金化は、形式的には次のようになります。(1)本人と小売店とのAという商品の売買契約。(2)本人とカード会社とのAという商品の売買に関するクレジット契約。(3)本人と「現金化業者」とのAという商品の売買契約。「現金化業者」は、本人に貸付を行っているわけではないので、過払い金は戻ってきません」(塩澤彰也弁護士)
クレジットカードの現金化は、一時しのぎでしかありません。その時は楽になるかもしれませんが、また一ヶ月後の支払いには、更に増えた返済が待ち構えています。現金化をしなければいけないほどの状況ならば、そこが根本的な解決を探る最後のチャンスなのかもしれません。