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弁護士が選ぶ、リアルに罪深いアニメキャラクターランキング大発表!【後編】

相談LINE 2015年2月5日 19時0分

前回のあらすじ~
「1番ワルなアニメキャラクター」を法律のプロに判定してもらおう!ということで、まずは怪盗部門『キャッツ・アイ』、海賊部門『ONEPIECE』それぞれの主人公が犯している罪について、佐藤大和弁護士に解説していただきました。
今回は殺し屋、革命家(?)、そして走り屋が登場します!あなたの好きな作品は登場しているでしょうか?佐藤先生、さっそく後編もお願いします!※以下本文には各作品のネタバレが含まれますので、原作未読の方は注意して下さい。

■殺し屋が主人公のアニメ『シティーハンター』

最強のスイーパーが主人公の「シティーハンター」。現在は「エンジェル・ハート」というタイトルで連載していますね。筆者の大好きなアニメの一つです。う~ん、主人公の冴羽獠のイメージは、「殺し」より、依頼者への強制わいせつですね(笑)ということで、法律上は強制わいせつ罪、公然わいせつ罪、条例違反、軽犯罪法(のぞき)、窃盗罪(下着など)などですね。あとは銃刀法違反、傷害罪も間違いないですね。ちなみにヒロインの香が、100トンハンマーで殴る行為は傷害罪(たまに正当防衛もあるか)。

■政府からも殺人依頼を受けている『ゴルゴ13』

これは間違いなく殺人罪ですね。ところで、主人公のデューク・東郷は政府からも依頼を受けていますが、たとえ政府から依頼を受けていても殺人罪であることには変わりがありません。ちなみに彼は、依頼者から、依頼人自身の殺害を依頼されて請け負うことも多いです。その場合は「嘱託殺人」罪(同意殺人罪)になりますね。もちろん、銃刀法違反も。

■大量殺人といえば『DEATH NOTE』

筆者は「デスノート」ではなく、ノートに書いたらその子と恋をすることができるノートが欲しいです。
このアニメでは、主人公・夜神月が「顔を知っている人物の名前を記すと記された人間が死ぬ」デスノートを利用し、犯罪者や自分にとって都合の悪い人間を大量に殺し自分の理想の世界を作ろうとします。う~~ん、う~~ん、でも、これって死神の力なんですよね。これは現代の裁判で証明できない以上は、う~~ん、う~~~ん、罪を問えません。

■交通法規違反ばかりする主人公『頭文字D』『湾岸MIDNIGHT』

さて、この2作品の主人公たちは、毎回、公道での常習的な暴走行為をしています。車に乗れない筆者(ペーパードライバー)からしたら、少し格好良いなとも思っちゃいます。でも、これは道路交通法違反等ですね。

■もっともワルなのは誰?

う~ん、う~~ん、これは悩みますね。アニメ・漫画上で、人を殺している数でいえば、「ゴルゴ13」の主人公のデューク・東郷が一番多い気がします。でも「ONEPIECE」のキャラクターたちもけっこうメチャメチャしていますし・・・・。ということで、コラムの読者からの批判を避けるために、無難に「ゴルゴ13」と「ONEPIECE」を同列1位にしますね(笑)ごめんないさい。

2位は「シティーハンター」がランクイン。確かに主人公の冴羽はスイーパーですが、作品上はあまり人を殺しているシーンがないため(※筆者の記憶にないため)、2位にしました。

3位は強盗罪や窃盗罪になる可能性がある「キャッツ・アイ」。4位は道路交通法違反等が中心の「頭文字D」「湾岸MIDNIGHT」。そして、最後には死神の力が証明できない可能性が非常に高い「DEATH NOTE」。

1位 「ゴルゴ13」と「ONEPIECE」
2位 「シティーハンター」
3位 「キャッツ・アイ」
4位 「頭文字D」「湾岸MIDNIGHT」
5位 「DEATH NOTE」

■最後に・・・

佐藤先生、忙しい中を本当にありがとうございました! 
というワケで、シリアスな『ゴルゴ13』とファンタジーな『ONEPIECE』、イメージが真逆の両作品が今回の1位に輝きました。『DEATH NOTE』は、「名前を書かれた人物が死ぬ」という効力を実証することが現実では難しいのですね。言われてみると、確かにそうかも……。さて、予想通りの結果が出ましたでしょうか? 
今回は7作品のエントリーでしたが、このコラムの評判が良かったら、今後新たな作品も参戦するかも……?
ひとつの作品の中に絞ってキャラクター別ランキングをつけても、面白そうですね。
それでは、続編をお楽しみに!

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