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「いつまでも結婚できないまま年をとる男性」に共通している“思考の特徴”

日刊SPA! 2024年3月7日 10時38分

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

 皆さん、こんにちは。結婚につながる恋のコンサルタント山本早織です。
◆婚活はシビアな現実とも向き合うことも必要

 大谷翔平さんの結婚に多くの女性が「大谷ロス」を起こし、周囲を見てもショックを受けてる方も少なくないのではないでしょうか。

 男性からしたら「え? 結婚できると思ってたの?」と感じる方もいると思います。しかし、そうではなく、誰のものでもない大谷翔平を応援していることに欲求が満たされていた状態から「誰かのものになった!」という喪失感がショックなのです。

 改めて孤独を感じ、「あっ、夢ではなく現実がこれだ」と現実を見せられたことにショックを受けているのが女性たち。

 実は婚活も「こうなりたい」という未来のイメージや夢を叶える活動でもありますが、どれだけ現実にきちんと向き合えるかも同時に重要になります。

◆年収900万円、35歳男性の婚活

 今回は「好きな人と結婚したいのにできない人」が持つべき考え方についてお伝えします。

 サトルさん(仮名・35歳)は年収900万円、大手企業で働き、恋愛も人並み程度にしてきた男性。そろそろ結婚したいと考えて婚活をしているようでした。

「いい方と出会う機会もありますが、違うなって感じることがあって、なかなか進まないんです」

 年齢的にも婚活アプリで毎週のように出会いを作れているよう。しかし、そこから発展しないことに悩んでいました。

◆「当たり前」に気づくことで心が動く

 私は8年間、婚活事業をしてきて感じてることがあります。それは「今あるものにプラスすることではなく、ないものに目を向けられるかどうか」です。

 日本に住んでいたら、どこにいても安心安全に飲める水が蛇口から出てきます。当たり前にあるものが、なくなったとき、水が当たり前に出ることは当たり前じゃなかったことに気づき、その後はきっと水があることに感謝できるようになるはず。

 学生時代に大きな不幸も経験せず、大学までしっかりいけて何不自由なく生きてきたサトルさん。それは本当にすごいことだし、幸せなことだと思います。しかし,だからこそ、今の当たり前以上のものじゃないと心が動かなくなってしまいます。

「ない」に目を向けること。それだけで大きな感謝につながります。そして、心が動きやすくなるので、目の前の人の嫌なところやダメなところではなく、いいところや感謝したいところが見えてくるのです。

◆心が動けば、感謝が自然にできるようになる

 婚活卒業の鍵は「心を動かすこと」。大人になると、どうしても心が動きにくくなってしまいます。

 私はサトルさんに「もしこのまま結果として結婚できない未来があったらどうしますか?」と問いかけました。

「それは想像したくないけど寂しいですね。子どもがほしいと思うので」
「そんな未来がある中、もしサトルさんと結婚して子ども産んでくれると言ってくれる人がいたらどうしますか?」
「いやーありがたいですね」

 それ。あるものにプラスできる人ではなく、ない中に光をくれる人を見つけること。

◆ダメなところを愛してくれる人を選ぶ

 自分のマイナスやコンプレックス、至らないところ、ダメなところ、それを愛してくれる人こそ結婚相手に選ぶべきですよ。

 今まで恵まれてた環境だったことは当たり前じゃないということを理解できた瞬間からサトルさんは「あるだけでも、ありがたいことだな」と考え方に変化が少しずつ起きました。

「ないものをあるものに変えたい」というエネルギーを出せる男性が婚活卒業できる人。今ある「当たり前」を疑って、感情が動く人になりましょうね。

 そう心を入れ替えるだけで人生は大きく変化していくはずです。

【山本早織】
1985年、東京生まれ。アイドル、銀座のホステスなどを経て、現在は恋愛コンサルタントとして結婚したい男女に向けて情報や出会いの場を提供する。「1年以内に結婚する成婚必勝マガジン」をLINEで配信中。公式ホームページ「結婚につながる恋のコンサルタント 山本早織」(Twitterアカウント:@yamamotosaori_)

―[結婚につながる恋のはじめ方]―

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