桜の開花も近く、別れと出会いの春も間近です。いよいよ始まる新生活にわくわくしてる人も多いことでしょう。しかし、現実はあれやこれやと揃えなくてはならず、出費を考えると頭が痛いものです。
その中でも毎日使う寝具はかなり重要です。睡眠をおろそかにできないのは当たり前ですが、そうはいっても何を買ったら良いのかがわからない。その気持ち、良く分かります。
そこで、日々寝具販売と研究をしている筆者が、そんな寝具の悩みを一発解消するために、選び方のポイントから厳選商品、注意点までを全てをまとめてみました。
◆寝具選びのポイント
まずは簡単に普段使う寝具の選び方をおさらいしてみましょう。
■枕
枕を選ぶ時に大切なのは高さです。高過ぎる枕で寝ると、イビキや無呼吸症候群、低過ぎると肩凝りや首凝りの原因になります。横向きも含めて、呼吸のしやすさと重い頭を受け止めてくれる安定感があるかを目安に選びましょう。
■敷き布団
敷き布団はやはり硬さです。寝姿勢も大事ですが、好みの硬さも選ぶ基準になります。寝た時に1番重さのかかる腰をしっかりと支え、横向きになっても肩や脇腹が痛くない硬さを選びましょう。お店で試す時は寝返りのしやすさもポイントです。
■掛け布団
掛け布団を選ぶなら季節を考えて選ぶことです。春〜夏なら薄い肌掛け布団、秋〜冬なら羽毛布団。というように、分けて購入すると快適な睡眠環境が整います。1年を通して使える温度調整布団や羽毛布団もありますので、季節やライフスタイルに合わせて考えましょう。
◆1:コイルマットレスが驚きのコスパ感
それでは、新生活におすすめの厳選商品を紹介していきます。今回「良い点」と「気になる点」に分けてみましたので参考にしてみてください(※価格は記念祭価格3/31までとなっております)。
最初のおすすめは「NスリープマットレスC1-03EM(S)」(22,990円税込)です。良い点は、このマットレスは圧縮梱包してあるので、お店で購入してすぐに持ち帰ることができます。
さらに、コイルマットレスでありながら2万円前後で買えてしまうコスパの良さも魅力です。通常のコイルマットレスを寝具店で買うと、シングルサイズでも10~20万円くらいし、配送料金などもかかります。寝心地は多少柔らかさを感じますが、体に優しくフィットして、柔らかめのマットレスが好きな方にはおすすめです。
次に、気になった点ですが、やはり寝心地です。男性の私には少し柔らか過ぎました。そしてマットレスである以上、床に直置きはできません。フレームと呼ばれる土台が必要です。その他、ベッドパッドやシーツなども必要になり、多少予算はかかりますが、長く使うものなのでしっかりと選びましょう。
◆2:横向きに寝ても肩が痛くならない敷き布団
次に敷布団のおすすめは 「点で支える体圧分散敷き布団(S)」(14,990円税込)です。
まず、この商品は8センチと厚みこそありませんが、腰をしっかり支える感じと、横向きに寝ても肩が痛くならないところが良い点です。ムアツ布団と同じような突起上の点の多さが特徴ですが、通常のムアツ布団は安くても4万~5万円。高いものでは10万円以上するものもあります。
品質も良いのですが、あまりにも高額です。その点この商品は2万円を切る価格で、折りたためてコンパクトに収納できる点と合わせてもおすすめです。
次に、気になった点ですが、腰を支える感じは良いのですが、全体的に硬さを感じるかもしれません。通常のマットレスと違い厚みもなく、包まれるような寝心地は期待できません。体格の良い男性や、硬めのお布団が好きな方向けです。
◆3:一般メーカーのほぼ半値以下の高機能まくら
最後に「肩・首・背中も支えるまくら」(5,490円税込)もおすすめです。まず、こちらはニトリで大人気のまくらですが、肩や首、背中までサポートできる大きさが特徴です。特に横向き寝の人には、肩のサポートが抜群に良くおすすめです。
適度に薄く、どんなマットレスや敷き布団にも合わせやすいのも特徴です。高さ調整もでき、カバーが取外せて洗えるこの枕ですが、一般的な寝具メーカーのものを買えば2万円はします。それが1万円以内で買えるのはかなりおすすめです。
次に気になった点ですが、素材が低反発ウレタンなので、室温により硬く感じたり、柔らかく感じたりする時があります。やや蒸れやすく、陰干しなどのこまめなお手入れが必要になります。本体の生地カバーは洗えますが、ほつれやすいので注意が必要です。
別売りで専用カバーがあるので、こちらを活用しましょう。全体的に大きく重量もありますが、持ち運びできないような重さではありません。
◆寝具選びで気をつけたいこと
最後に、いろいろある寝具選びで失敗しないためにも、購入時にもっとも気を付けたいことをあげてみましょう。
それは、必ずお店で商品を試してから購入をすることです。もちろん価格も大切ですが、それ以上に商品を体で体感することは重要です。なぜなら、見た目やパッケージの表記では硬さや微妙な寝心地がわからないからです。特にマットレスや敷き布団は高額な上、一度使ってしまうと返品は難しいです。
枕にしても試せるならば必ずお店で高さを確認しましょう。正確な高さを合わせるのは難しいかもしれませんが、首や肩への感触、頭を乗せた時の安定感などはわかります。寝具選びは、自分の体に合ったものを選ぶことが基本です。試せるものは遠慮せず、しっかりと自分の体で試してから購入を検討しましょう。
寝具はこだわるときりがありませんが、健康に直結する大切なパートナーです。新しい職場や学校で活躍するためにも、この機会にあなただけのこだわりの寝具を揃えてみてはいかがでしょうか。
<TEXT/Takeshi>
【Takeshi】
大手寝具メーカーに勤務。寝具や睡眠のプロでありながら、自然環境や魚、釣りのライターでもある。趣味で地方競馬やナンバーズ、ロト6なども愛する
その中でも毎日使う寝具はかなり重要です。睡眠をおろそかにできないのは当たり前ですが、そうはいっても何を買ったら良いのかがわからない。その気持ち、良く分かります。
そこで、日々寝具販売と研究をしている筆者が、そんな寝具の悩みを一発解消するために、選び方のポイントから厳選商品、注意点までを全てをまとめてみました。
◆寝具選びのポイント
まずは簡単に普段使う寝具の選び方をおさらいしてみましょう。
■枕
枕を選ぶ時に大切なのは高さです。高過ぎる枕で寝ると、イビキや無呼吸症候群、低過ぎると肩凝りや首凝りの原因になります。横向きも含めて、呼吸のしやすさと重い頭を受け止めてくれる安定感があるかを目安に選びましょう。
■敷き布団
敷き布団はやはり硬さです。寝姿勢も大事ですが、好みの硬さも選ぶ基準になります。寝た時に1番重さのかかる腰をしっかりと支え、横向きになっても肩や脇腹が痛くない硬さを選びましょう。お店で試す時は寝返りのしやすさもポイントです。
■掛け布団
掛け布団を選ぶなら季節を考えて選ぶことです。春〜夏なら薄い肌掛け布団、秋〜冬なら羽毛布団。というように、分けて購入すると快適な睡眠環境が整います。1年を通して使える温度調整布団や羽毛布団もありますので、季節やライフスタイルに合わせて考えましょう。
◆1:コイルマットレスが驚きのコスパ感
それでは、新生活におすすめの厳選商品を紹介していきます。今回「良い点」と「気になる点」に分けてみましたので参考にしてみてください(※価格は記念祭価格3/31までとなっております)。
最初のおすすめは「NスリープマットレスC1-03EM(S)」(22,990円税込)です。良い点は、このマットレスは圧縮梱包してあるので、お店で購入してすぐに持ち帰ることができます。
さらに、コイルマットレスでありながら2万円前後で買えてしまうコスパの良さも魅力です。通常のコイルマットレスを寝具店で買うと、シングルサイズでも10~20万円くらいし、配送料金などもかかります。寝心地は多少柔らかさを感じますが、体に優しくフィットして、柔らかめのマットレスが好きな方にはおすすめです。
次に、気になった点ですが、やはり寝心地です。男性の私には少し柔らか過ぎました。そしてマットレスである以上、床に直置きはできません。フレームと呼ばれる土台が必要です。その他、ベッドパッドやシーツなども必要になり、多少予算はかかりますが、長く使うものなのでしっかりと選びましょう。
◆2:横向きに寝ても肩が痛くならない敷き布団
次に敷布団のおすすめは 「点で支える体圧分散敷き布団(S)」(14,990円税込)です。
まず、この商品は8センチと厚みこそありませんが、腰をしっかり支える感じと、横向きに寝ても肩が痛くならないところが良い点です。ムアツ布団と同じような突起上の点の多さが特徴ですが、通常のムアツ布団は安くても4万~5万円。高いものでは10万円以上するものもあります。
品質も良いのですが、あまりにも高額です。その点この商品は2万円を切る価格で、折りたためてコンパクトに収納できる点と合わせてもおすすめです。
次に、気になった点ですが、腰を支える感じは良いのですが、全体的に硬さを感じるかもしれません。通常のマットレスと違い厚みもなく、包まれるような寝心地は期待できません。体格の良い男性や、硬めのお布団が好きな方向けです。
◆3:一般メーカーのほぼ半値以下の高機能まくら
最後に「肩・首・背中も支えるまくら」(5,490円税込)もおすすめです。まず、こちらはニトリで大人気のまくらですが、肩や首、背中までサポートできる大きさが特徴です。特に横向き寝の人には、肩のサポートが抜群に良くおすすめです。
適度に薄く、どんなマットレスや敷き布団にも合わせやすいのも特徴です。高さ調整もでき、カバーが取外せて洗えるこの枕ですが、一般的な寝具メーカーのものを買えば2万円はします。それが1万円以内で買えるのはかなりおすすめです。
次に気になった点ですが、素材が低反発ウレタンなので、室温により硬く感じたり、柔らかく感じたりする時があります。やや蒸れやすく、陰干しなどのこまめなお手入れが必要になります。本体の生地カバーは洗えますが、ほつれやすいので注意が必要です。
別売りで専用カバーがあるので、こちらを活用しましょう。全体的に大きく重量もありますが、持ち運びできないような重さではありません。
◆寝具選びで気をつけたいこと
最後に、いろいろある寝具選びで失敗しないためにも、購入時にもっとも気を付けたいことをあげてみましょう。
それは、必ずお店で商品を試してから購入をすることです。もちろん価格も大切ですが、それ以上に商品を体で体感することは重要です。なぜなら、見た目やパッケージの表記では硬さや微妙な寝心地がわからないからです。特にマットレスや敷き布団は高額な上、一度使ってしまうと返品は難しいです。
枕にしても試せるならば必ずお店で高さを確認しましょう。正確な高さを合わせるのは難しいかもしれませんが、首や肩への感触、頭を乗せた時の安定感などはわかります。寝具選びは、自分の体に合ったものを選ぶことが基本です。試せるものは遠慮せず、しっかりと自分の体で試してから購入を検討しましょう。
寝具はこだわるときりがありませんが、健康に直結する大切なパートナーです。新しい職場や学校で活躍するためにも、この機会にあなただけのこだわりの寝具を揃えてみてはいかがでしょうか。
<TEXT/Takeshi>
【Takeshi】
大手寝具メーカーに勤務。寝具や睡眠のプロでありながら、自然環境や魚、釣りのライターでもある。趣味で地方競馬やナンバーズ、ロト6なども愛する