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「本気でほしくなる」ユニクロのTシャツも。ミニマリストが選ぶ、4000円未満で買える“高コスパ”アイテム3選

日刊SPA! 2024年5月13日 8時52分

 はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。ミニマリストでフリーコラムライターで三度の飯と同じくらい他人の持ち物観察が好き、阪口ゆうこです。
 昨今のもの選びをお助けするのはやはり口コミ。憧れの暮らしをしている方の持ち物を知って参考にすることではないでしょうか。今回は、複雑なことはサクッとリタイアしてシンプルに生きるミニマリストMIHO(@miho_style_)さんに「4000円未満のミニマリスト垂涎アイテム」をうかがいました。

◆MIHOさんはこんな方

 MIHOさんは一人暮らしの会社員。住んでいる部屋は早く帰りたくなるような空間を目指しているのだとか。

 そのためには、不要なものは持たず好きなモノだけで固めるという条件は必然。MIHOさんは自分の持ち物を、見た目も仕様も価格までもシンプルにこだわり始めたそうです。アイテム選びの並々ならぬこだわりを話してくださいました。

 それでは、さっそくそんなMIHOさんがおすすめする「お求めやすくて高コスパな垂涎アイテム」を紹介していきます。

◆1:W.p.c「IZA Type:COMPACT」

「晴雨兼用なので別々に傘を持つ必要がないこと。軽くて小さいので常にカバンに入れています」とMIHOさんが話してくれたのが、W.p.cの折り畳み傘「IZA Type:COMPACT」(税込3630円)。実を言うと私は“万年傘忘れ常習犯”なのですが、MIHOさんはこんな正論をぶつけてきたのです。

「必要じゃないものにお金を払いたくないという意識があるのと、雨が降ってきた!といって、コンビニを探して駆け込んだりする時間と、傘自体を買うお金ってもったいないですよね。その後、好きで買ったわけじゃない傘を保有するのもちょっと……良いことが1つもないんですよね。W.p.cの折り畳み傘なら、出掛ける前にスマホでちょっと天気をチェックして、雨が降りそうでも、ジリジリと晴れそうでもバッグに持って行くだけで全てを回避できます」

 私は白目を剥きながらそれを聞いた。本当にソレ。余計な時間とお金とスペースにパワーを使っていたと猛省である。

「雨だから雨傘、晴れているから日傘ではなく、天気に不安要素があるからこれを持つ」というMIHOさん。迷いがないところが好きなのだとか。そんな晴雨兼用傘の力が発揮されるのはこれからの季節。雨にも紫外線にも強く、天気を読むのが困難な春夏にこの晴雨両用の傘は必須らしい。

 最終的にはサイズで迷ったけど、「高さがないもの」を最終的に選んだらバッグへの収まりがとても良かったのだとか。色も、晴れてる日に濃い色だと熱を集めるからと、余計なこと考えなくていいホワイトをチョイス。全てにおいてシンプルな理由がある。

◆2:ユニクロU「クルーネックT」

 MIHOさんの熱量の高さがちょっと狂ったのはこちらの逸品「ユニクロのクルーネックTシャツ」(税込1500円)。正直、私も欲しくなったので聞いてください。

 1枚でそのまま着てもOK、インナーとしてもOK。つまりはメインでも、サブでも力を発揮してくれる、春夏秋冬1年通して着用しているTシャツなのだとか。1枚でもサマになるからこそ工夫が要らない。カーディガンを羽織る程度で極めてシンプルに着るのがミニマリスト流。

 厚手で首元もしっかり、素材も柔らかく着心地もバッチリ。しかも価格は税込で1500円。MIHOさんも「値段も申し分ない! このカラーバリエーション、正気ですか?と非の打ち所がない」と熱弁。本気で沼ってるテンションだ。

 さらに「あえてメンズを選んでオーバーサイズで着るのもかわいいですよ」とアドバイスをいただいて、「買います!」と、無意識のうちに私が口走っていたのは言うまでもない。

◆3:Standard Products「エコバッグ」

 世の中にはいろんなエコバッグがあるけど、MIHOさんが「コレだと思った!」と紹介してくれたのが「Standard Products(スタンダードプロダクツ)のエコバッグ」(税込み330円)。

 逆に申せば、世の中にはいろんなエコバッグがあるのになんでコレなんですか?と聞いたところ、「コンパクトなエコバッグが好みなんですけど……ちゃんと折り畳まなきゃいけないのが多いでしょ? アレが無理なんです」と返ってきた。

 思わず、膝を叩きながらわーかーるー!と叫んでしまった私。そうなんです。コンパクトさを最優先で選んでしまうと、プチ苦行ともとれる「おたたみ作業」がもれなくセットでついてくる。

 私も以前、ミニミニサイズのエコバッグをいただいたことがあるが、キチキチと折り畳んで付属の袋に入れるという作業の際に、険しい顔でこめかみに青筋を立てている自分に気づいた。そしていつからか、使った後の「おたたみ作業」を避けるように使わなくなってしまったという過去がある。嗚呼。

 小さければ小さいほどいいという考え方は葬られたはずだったが、ここにきてまたコンパクトは正義という考え方に再会するとは。

 このエコバッグはMIHOさんの言う通り、折りたたみが不要。グジャグジャのまんま小さいポケットにしまうだけの仕様。言わずもがな世の中のズボラさん大歓喜の商品である。袋部分に付いているカラビナも、手ぶらで出かける際に重宝しているのだとか。しかもお求めやすい。Standard Productsは、最もスタンダードで使いやすい日用品を取り揃えた100円均一ダイソーの新ブランドだ。

 MIHOさんは価格も高ポイントだと話してくれた。「エコバッグは毎日の買い物や、旅行先で買ったお土産を入れたり、荷物を入れたりと必需かつヘビロテするものだから使用ダメージは大きい。消耗品のカテゴリーだと思っているから、安定したクオリティで安価なものを好んでいます」。

 複雑さのないアイテムを無理のない価格で買って、お金はやっぱり体験や食べ物に使いたい。旅行が好きでクレジットカードのポイントも上手に使って「フットワーク軽く行っちゃいます!」と話してくれたMIHOさん。日々の冷静なもの選びが、そのフットワークの軽さに繋がっているのでしょう。

<TEXT/阪口ゆうこ>

【MIHO】
元・物欲に翻弄された浪費家。築古1Rアパート1人暮らしのミニマリスト。
Instagram:(@miho_style_)

【阪口ゆうこ】
1981年生まれ。整えアドバイザー。片付けや整えについてのブログ「HOME by REFRESHERS」を運営。コラムなどの執筆、セミナー開催を行う。著書に『ゆるミニマルのススメ』などがある。好きなものはビール、宴会、発信すること。嫌いなものは戦争、口内炎、マラソン。
Instagram:@sakaguchiyuko___

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