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ネットで買える調味料、買い物のプロがおすすめする3選

日刊SPA! 2024年5月19日 15時52分

―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―

 腕時計投資家の斉藤由貴生です。
 私は『ドケチ快適』をモットーとして生きているのですが、ケチるところとケチらないところを見極めるととても快適な生活が送れると思っています。

 さて、そんな私が今、お伝えしたいと思っているのが「調味料」。それをちょっと変えるだけで、毎日の食事が豊かになることだと思います。

 ただ、良い調味料は、近くのスーパーで売られていなかったり、仮に売っていたとしても「高級品」のように高値。あまり手を出す気にはなれません。

 しかし今の時代、ネットを使えば、マニアックな調味料も、現実的に日常使いできる価格で入手可能。Amazonやyodobashi.com等を使い分ければ、送料無料で近所では売っていないような調味料を買うことができます。

◆マルホンの太白ごま油

 さて、そんな調味料の中で私が最もおすすめしたいのが、太白ごま油であります。太白ごま油といえば、高級天ぷら屋さんでおなじみ、というイメージがありますが、これが家にあると最高なのです。

「ごま油」というと、レバ刺しのつけダレといった「焙煎ごま油」をイメージ。そちらであれば、中華料理のアクセントなど、多くの食卓で使われていることだと思いますが、太白ごま油はそれほどメジャーでないでしょう。

 そのためか、スーパーで見かける太白ごま油は「小さなサイズ」が大半。あれでは、一部の料理にしか使えない高級品といった印象になってしまいます。

 しかし、Amazon等のネットであれば、1.8Lタイプが売っており、その値段は現在2600円程度。かつては、1800円ぐらいだったので値上がりしてしまったのですが、現在価格でも許容範囲だと思います。

 では、私はその太白ごま油をどのように使っているかというと、「サラダ油」と同じ使い方をしています。

◆サラダ油の10倍の価格差も

 そして、1.8Lであれば、サラダ油のように日々の「調理油」として使っていても、半年ぐらいは持ってしまうのです。1本300円程度で売られているサラダ油と比べると値段は10倍近くするのですが、数ヶ月に一度程度の買い物であるため、全く問題ないでしょう。

 シンプルなキャベツ炒めなど、この太白ごま油で作ると、今までのとは「グレードアップ」した感じがしてとても美味であります。

 私の感覚では、“美味しいお店”は太白ごま油を使っている傾向がありますが、それを家庭で使うというのは日々の暮らしをグレードアップできると思います。

 また、高級天ぷら屋さんの天ぷらは胃もたれしません。それもまた、良いごま油を使っていうからでしょう。私は、家で天ぷらを揚げることがあるのですが、マルホンのごま油を使って揚げた天ぷらを家族に食べさせたところ「胃もたれしない!」と喜ばれました。

 こういった上質な油を普段から料理に使うというのは、「味」だけでなく健康面でもメリットが多いと思います。ただし、太白ごま油も「油」であるためにカロリーは高め。一時、私は太白ごま油を気に入るがあまり、トマトジュースにもたらしていたのですが、太る危険性があるため、とりすぎは要注意であります。

◆露天かめ壺仕込み黒酢

 次に、私が良いと思うのが「黒酢」であります。

 ただ、黒酢といっても「黒いお酢」ではなく、「露天かめ壺仕込み黒酢」が重要です。黒酢を名乗る商品は多々あるのですが、かめ壺仕込み製法を取っている商品はあまり多くありません。

 このかめ壺仕込みの黒酢は、「黒」といった色ではなく、茶褐色といったところ。この味が抜群なのです。

 実は私、このかめ壺仕込み黒酢をアニメ版の「美味しんぼ」で知ったのですが、当時私が「黒酢」だと思っていたものとは、全く製造方法が違うことに驚きました。

 そこで、Amazonを見てみたら、普通に売っているわけで、便利な時代になったと思った次第であります。早速買ってみたら、今まで使っていた酢とは明らかに違う「上品さ」を感じたわけで、それ以来私はこのかめ壺仕込みの酢を使っています。

 私が愛用しているのは「福山酢醸造 玄米黒酢」でありますが、現在Amazonで1400円程度。これもまた、1年に一度程度といった購入頻度であるため、通常の酢より高値でも全く問題ないと思います。

◆キノエネの白醤油

 そして、最後にお伝えしたいのが醤油。ただ、醤油は、様々なものを試すのがメジャーとなっており、ネットでも「井上 古式じょうゆ」などが有名でしょう。これもまさに、近所のスーパーでは売っていないだろうものを買えるというネットの魅力だと思います。

 しかし私は、醤油のメーカー選びをするのではなく、醤油の種類を揃えるのが良いと思うのです。

 醤油には、普段見慣れている「濃口」の他に「甘口」や「たまり」といった種類が存在。「白醤油」といった、普段使っている醤油とは異なるの種類の醤油を揃えるのが良いと思うのです。

 近所のスーパー(関東)で売られている醤油は、そのほとんどが「濃口」であります。しかし、ネットを使えば「白醤油」といったスーパーでは見かけない醤油が手に入るのです。

 私が最もおすすめなのは、キノエネの白醤油。現在、yodobashi.comで360ml瓶が約530円で売られています。

 ただ、白醤油を普段の醤油代わりにするという使い方はできないでしょうか、白醤油を「どのようにして使うか」は考えなくてはなりません。

 しかし、キノエネ醤油のWEBサイトを見ると白醤油を使ったレシピが掲載されています。

 これを参考に白醤油を試してみるとよいかと思います。

プロ御用達の調味料は、近所のスーパーではなかなか売っていませんが、ネットを使えば送料無料で手に入る時代。

半年に一度といった頻度でしか使わない調味料は、ケチって安いものを買うよりも、上質なモノを使うほうが最適だと思います。
 
 ということで、今回は毎日の食卓を豊かにする調味料を紹介しましたが、これらを使えば、同じ料理でも、今までとはひと味違ったリッチな味わいになることでしょう。

<文/斉藤由貴生>

【斉藤由貴生】
1986年生まれ。日本初の腕時計投資家として、「腕時計投資新聞」で執筆。母方の祖父はチャコット創業者、父は医者という裕福な家庭に生まれるが幼少期に両親が離婚。中学1年生の頃より、企業のホームページ作成業務を個人で請負い収入を得る。それを元手に高級腕時計を購入。その頃、買った値段より高く売る腕時計投資を考案し、時計の売買で資金を増やしていく。高校卒業後は就職、5年間の社会人経験を経てから筑波大学情報学群情報メディア創成学類に入学。お金を使わず贅沢する「ドケチ快適」のプロ。腕時計は買った値段より高く売却、ロールスロイスは実質10万円で購入。著書に『腕時計投資のすすめ』(イカロス出版)と『もう新品は買うな!』がある

―[腕時計投資家・斉藤由貴生]―

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