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「絶対に読まないで」海賊版サイトに憤る“漫画好きグラドル”の主張「少しでも作品に貢献したい」

日刊SPA! 2024年6月8日 15時52分

“漫画・アニメオタク”と公言する、グラビアアイドルの鈴木聖さん。その熱量は並大抵のものではないと一部で話題に。大好きな漫画についてノンストップで語ってもらったのが、今回のインタビュー。「作品に関わるすべての人へ貢献していきたい」と語気を強める彼女の“漫画愛”は本物だ。その一部始終をお届けする。
◆週刊少年ジャンプは人生のバイブル

――まずは、鈴木聖さんが人生のなかでも好きな漫画を教えてください。

鈴木聖:人生のバイブルは『ONE PIECE』『HUNTER×HUNTER』『家庭教師ヒットマンREBORN!(以下、リボーン)』です。漫画はジャンル問わず好きなのですが、とくに『週刊少年ジャンプ(以下、ジャンプ)』の作品に心を奪われています。

――鈴木さんが子どもの頃に連載していたものばかりですね。

鈴木聖:小さな頃にアニメを観たことがきっかけで、漫画にも興味を持ったのが大きいかもしれません。そして、ジャンプのなかでも、まさに王道のストーリーが展開する作品が大好きなんです。もしバイブルのなかで一番を決めるなら、最推しである雲雀恭弥(ひばり きょうや)さんに出会わせてくれたリボーンですね。

◆“最強キャラ”が好き

――雲雀恭弥さんは、どんなところが好きなんですか?

鈴木聖:私は、“最強キャラ”が好きなんですよね。雲雀さんは、毎回のバトルで圧倒的な力を見せてくれるところが痺れます。風紀委員なのに戦闘狂な性格が本当にかっこいいし、群れるのは嫌いだけど実は仲間思いなところがあるのも好き。普段は口数が少なくても、主人公に対して響くセリフを言うシーンもあってずるいんですよね。本当に、人生で一番どハマリしたキャラなんです。雲雀さんの誕生日は毎年自宅で盛大に祝っていて、関連グッズもかならず2個以上購入しています。

――リボーンは、作品自体も魅力がありますよね。

鈴木聖:はい、リボーンに関しては、本当にすべてが大好きで……。ネガティブな気持ちになったときも、リボーンの世界に入り込めば元気になります。リボーンは、王道のバトルシーンに注目が集まりがちですが、連載当初のギャグ要素がある日常パートもしっかりおもしろいんです。キャラにも愛着が湧くので、日常パートも堪能したうえでバトルを読み進めれば、作品を最大限楽しめると思います。

――雲雀さんの活躍にも注目ですね。

鈴木聖:そうですね。ただ、雲雀さんは人気キャラなので「リボーン好きな人はみんな雲雀さん推しになる!」みたいな風潮があって……それが少し気になります(笑)。リボーンは魅力的なキャラがたくさんいるので、絶対みんな雲雀さん推しになることはないと思うんです。雲雀さんを好きなことが当たり前みたいになると、私の雲雀さんへの愛も軽いみたいに思われるじゃないですか! もっとフラットな気持ちでリボーンを読んで、そのうえでキャラや作品自体を好きになってほしいなと思います。

◆週刊少年ジャンプのグッズを「異常なほど集めてしまう」

――鈴木さんは、漫画だけでなく関連グッズも集めているんですよね。

鈴木聖:ジャンプ作品のグッズは子どもの頃から集め続けていて、お年玉とクリスマスプレゼントを前借りしてロット買いしていました。基本的には痛バ(痛いバッグ、キャラの缶バッジなどがびっしり付いている)作りたいので。『HUNTER×HUNTER』のグッズはどれもおもしろくて、グリードアイランド編に出てくるカードは、旧作アニメとリメイク版どちらのバージョンも持っています。『ONE PIECE』はやっぱりフィギュアがかっこいい。主要キャラ以外も含めて昔から集めていて、いまだとプレミアがついているものもありますね。

――大量の漫画やグッズの保存はどうしているのでしょうか?

鈴木聖:子どもの頃に読んでいたジャンプは、実家で保存してもらっています。それ以外は、いま住んでいる家の一部屋がすべて漫画とグッズで埋まっています。この部屋だけは、誰も中にいれたくなくて、家族すら踏み入れてはいけない領域なんです。引っ越し当日に、弟と妹がグッズの目の前で唐揚げを食べだしたので即出禁にしました(笑)。本当に宝物ばかりで、触られたら困るし、壊れちゃったらもう手に入らないので……。

◆最近ハマっている作品は…?

――最近の好きな作品についても教えてください。

鈴木聖:最近で、完結済みの作品だと『炎炎ノ消防隊』が大好き。ラストに向けたバトルがどれも熱くて、一人も嫌いなキャラがいない気持ちの良い作品なんです。終わり方も本当にキレイなので……爽快な気分を味わいたい人にはぜひ読んでほしいですね。作者である大久保篤さんの別作品『ソウルイーター』もセットで読むと、世界観をまるごと楽しめると思います。

――王道ストーリー以外で、最近おすすめなものがあれば教えてください。

鈴木聖:漫画全般が好きなので、王道作品以外もいろんなジャンルをおすすめできます。『LINEマンガ』で連載中の『神之塔』は、王道とはまた違ったワクワク感をくれる作品です。2024年7月からアニメの2期も始まるので、ぜひいまからでもチェックしてみてください。あと、『少年ジャンプ+』で連載中の『クソ女に幸あれ』は、恋愛ストーリーだけどコメディ要素もあって、気軽に楽しめるところが魅力です。まだまだ最新話まで追いつけるので、一緒に連載を追ってもらえると嬉しいですね。

◆オフ会では「ファン同士が仲良くなる現象」も

――鈴木さんのファンの方は、やはり漫画好きが多いのでしょうか?

鈴木聖:私は重度のガンダムオタクでもあるので、ファンの方もガンダム好きが多いかもしれません。もちろん漫画好きの方もたくさんいて、好きな作品を共有できるのが本当に楽しいんですよね。

――撮影会やオフ会でも、鈴木さんと漫画の話ができるのでしょうか?

鈴木聖:はい、たくさんできます。撮影会は、写真を撮るだけじゃなくて、お話をしたい方もたくさん来てくれています。会場によってはスマホで撮影もできるので、ぜひ気軽に会いに来てほしいです。もちろん、漫画の話以外でも大歓迎ですけど! オフ会ではもう、めちゃくちゃ自分の好きなものについてみなさんと語り合っています(笑)。そして、もはや同じ趣味のファン同士が仲良くなる素敵な現象が起きています。

◆海賊版サイトで漫画を読まないでほしい

――鈴木さんと共通の話題で盛り上がりたいけど、まだあまり漫画を読んだことのない人はどうすればいいのでしょうか?

鈴木聖:いまから長編の作品を読むのが大変だと思う方は『少年ジャンプ+』をダウンロードしてみてください。読み切り作品が多数掲載されているので、いますぐに漫画を楽しめます。読み切り作品は一話でストーリーがすっきり終わるので、隙間時間に読めてしまうのが魅力です。私も良いなと思った作品はよくブックマークしているので「あの作品がおもしろかった」と話しに来てくれるだけで一緒に盛り上がれます。ただ、海賊版のサイトでは絶対に漫画を読まないでください!

――漫画好きからすると、やはり海賊版のサイトには思うところがあるのですね。

鈴木聖:大好きな作品の売上が伸びず、連載が終わってしまったら困ります。そもそも、作者や関わっている人に失礼だと思いますし、私には海賊版で読む気持ちが理解できません。この前、友達が「私も漫画よく読んでる」と言いながら海賊版のサイトを見せてきたことがありまして……。「その作品なら公式の漫画アプリでも無料で読めるし、わざわざ海賊版で読む必要ない!」と教えておきました。私は少しでも作品に貢献したい想いで、少年ジャンプは紙で購入しながら『少年ジャンプ+』のアプリ内で定期購読もしています。本当に、漫画が大好きなんです。いまは漫画アプリで気軽に作品に触れられる環境があるので、海賊版を読む必要はありません!

――アツい話をありがとうございます。最後に、鈴木さんの今後の目標を教えてください。

鈴木聖:漫画好きを公言しているかぎり、関連する仕事をいただいたときには、しっかりと期待に応えられるようにしていきたいです。ただ、本当にいろんなジャンルの漫画について深く話せると思うので、そんな自分をもっとアピールしていけたらいいなって思います。そして、漫画も大好きなのですが、グラビアも同じぐらい好きなんです。これからも、グラビア全般にはさらに力を入れて、漫画雑誌の表紙もどんどん飾っていきたいです。

<取材・文/川上良樹 撮影/林紘輝>

【川上良樹】
エンタメ好きなフリーライター。クリエイターやアイドルなどのプロモーション取材を手掛ける。ワンドリンク制のライブが好き。

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