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納豆ごはんが“衝撃的に美味しくなる”組み合わせ5選

日刊SPA! 2024年6月17日 8時51分

 忙しい朝の味方、手軽に食べられる「納豆ごはん」。そんな納豆ごはんの美味しさには、無限の可能性が秘められていることをご存知だろうか。筆者(沼里にほ)は納豆大国・茨城県で生まれ育ち、30年間ありとあらゆる納豆の食べ方を研究してきたが、未だに底が知れない。
 今回は“納豆オタク”の筆者が実際に試してみて、衝撃的に美味かった納豆ごはんの食べ方5選をご紹介しよう。

◆①納豆×しらす「まさに100点満点の日本の食事」

 こんなに簡単で栄養たっぷりの組み合わせがあるだろうか。大豆と魚が一緒に摂れて、インスタントの味噌汁までつけられた日にはもう“100点満点な日本の食事”の完成だ。魚を調理するのは手間がかかるけど、これなら混ぜるだけですぐ用意できるのが嬉しい。

◆②納豆×アボカド×わさび「こんなに合うもんかと驚く」

 納豆×アボカドは意外と洋風なお店でも見かけたりする。が、ここではその組み合わせの味付けに、わさび醤油を提案したい。そして、もう少し手間がかけられる日は、クリームチーズなんかも加えてみてほしい。こんなに合うもんかと驚く。たぶん白米だけじゃなくてトーストにも合うはず。

◆③納豆×ゆず胡椒「固定観念を吹き飛ばしてくれる」

 “納豆といったらからし!”という固定観念を吹き飛ばしてくれる、ありそうでなかった味。納豆ごはんに爽やかさと高級感をもたらしてくれる。スーパーに売ってるチューブを混ぜるだけで出来あがる手軽さもいい。醤油とからしの代わりにポン酢とゆず胡椒を混ぜたら、暑さで食欲のわかない日にも、さっぱりと食べやすい納豆ごはんになるだろう。

◆④納豆×ごま油「個人的な美味さランキング1位」

 筆者の超個人的な納豆ごはんの美味さランキング堂々1位の組み合わせ。

「なんでごま油をひと回しするだけでこんなに美味いの?」という疑問が頭の上を飛びまくる。ダイエット中は脂質を抑えるのにしばらく自粛していたが、久しぶりに……と食べた日からストッパーが外れ、3日連続やってしまった。純粋な納豆ごはんの美味しさが、これでもかというほど底上げされているように感じる。ごま油恐るべし。納豆メーカーにはぜひ、タレとからしと共にごま油をつけることを検討してほしい。

◆⑤納豆×切り干し大根煮「なんで誰も今まで教えてくれなかったの?」

 これも個人的革命だった組み合わせ。たまたま切り干し大根の煮物を作っていた日に、ほんの出来心で納豆ごはんにかけて食べてみたら……え? なんで誰も今まで教えてくれなかったの? 美味すぎる。いや、切り干し煮の野菜と油揚げの出汁がたっぷりの煮汁が、納豆ごはんと合わないはずなかったのだ。これを読んでくれている人も、知らなかったかもしれないので言わせてほしい。今すぐ納豆と切り干し大根煮を、アツアツの白米にかけてかきこんでくれ。

◆納豆マニアの推し納豆

・ミツカン「くめ納豆 秘伝金印

 この世には魅力的な納豆がたくさん出回っているのを重々承知で言わせてもらうが、これを食べたら他の納豆を「なんか違う……」って思ってしまう。出合ったら最後、他にもっと安い納豆があっても、今月は諸々の支払いが重なったから節約しなきゃって時も、どうしても君を手に取ってしまう。くめ納豆、君を。

 まず豆が違う。そしてタレが違う。高級感があるとかそういうことではなくて、むしろ普通。しばらく食べていたら「たまには違うのも買ってみるか」なんて浮気心がはたらく、そんな普通の味なのだ。

 だけど「やっぱり違う、くめ納豆じゃないと……ダメだ」と、結局は情けなく帰ってきてしまう。帰るべき場所、嘘をつけない相手。さっきから何の話をしているんだ?ちゃんと真面目に味の話をすると、ちょうどいい粒の大きさと固さで豆特有のモサっと感が少なく、食欲をそそる出汁の香りのタレは分量まで最高。なんか物足りない味だから醤油足そうとかならない。わざわざアレンジするまでもないが、アレンジしても間違いなく美味しい。

 とにかく、他の納豆では物足りなくなってしまう魔力を持ったキングオブ納豆。これ!これだよ納豆は!絶対お試しあれ。

・タカノフーズ「おかめ納豆 極小粒カップ3」

 丸いカップと上に貼ってあるメッシュのシート。小中学校の給食で飽きるほど食べたはずなのに、大人になってからもたまに食べたくなって買ってしまう。懐かしい~!って感想がいちばんに飛び出す納豆選手権(?)第一位。それがおかめ納豆。

 通常の納豆より小粒なので食べやすさもあり、なにより混ぜやすい。納豆は四角いパックが主流だけど、筆者はいつも混ぜる時に何粒か逃げだされる。だからノンストレスで思いっきりかき混ぜられるこのカップは高評価。

 そして「極小粒」の名の通り、粒が小さめの納豆で、学校給食でも出されることが多い。納豆初心者や今まで苦手意識を持っていた人も、挑戦しやすく食べやすいと思う。納豆界の「初めての方はこちらから」的存在といえる。

◆お気に入りの組み合わせを探そう

 筆者の暑苦しすぎる納豆愛あふれる記事で、その魅力と可能性が伝わっていたら嬉しい。そして世間が思っている以上に納豆は変幻自在な食材だ。今回ご紹介した組み合わせ以外にも、たくさんの美味しい食べ方がこの世には存在する。ぜひこの機会にあなただけのお気に入りの食べ方を見つけて、素敵な納豆ライフを楽しんでほしい。

<文・写真/沼里にほ>

【沼里にほ】
1994年生まれ。ムーミンとパンクロックをこよなく愛する。高校卒業後に某アパレル企業に就職し、20代をアパレルに捧げる。退職後はフリーライターとして活動中。noteやX(@chi2608)でエッセイや料理レシピを投稿。ベジタブル&フルーツアドバイザー。

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