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彼女との初ラブホが“人生最悪の日”に…一緒に入ったお風呂で起こった「まさかのアクシデント」

日刊SPA! 2024年7月3日 15時54分

 初めてラブホに行くということは、男性にとっては一大イベントであり、相手の女性にとっても大切なメモリアルデーであることは言うまでもありません。
 今回は、そんな初ラブホで信じられないような大失敗を起こしてしまった彼氏に、その一部始終を聞きました。

◆勇気を振り絞って告白

 話を聞いたのは、大学職員の木村さん(仮名・32歳)。以前から気になっていた年下の同僚に思い切って告白し、あっさりとオッケーをもらい、交際がスタートしました。どうやら、彼女のA子さんも木村さんのことが気に入っていたらしく、飲み会などで彼が公言していた趣味の登山にも興味があったとのこと。

「交際がスタートしたと言っても、週末に日帰りで関東近郊の初心者向け登山デートをする程度でした。それでも、憧れていたA子さんと一緒に趣味を堪能でき、とても満足でした。ただ、A子さんは、そろそろ登山デートにも飽きてきたらしく、『恋人らしいことをもっとしたい』と、冗談まじりでリクエストするようになっていました」

「恋人らしいこと……」という彼女の言葉の真意を探ったそうです。女性経験が豊富ではない木村さんは、周りの友人などからアドバイスをもらったそうです。

◆思い切ってラブホデートを提案

 友人たちにアドバイスを求めると、「いっそのことラブホに誘っちゃえよ」という答えが返ってきたそうです。

「確かに、ラブホに行けば全てが解決しそうな気がしました。善は急げで、ある日の仕事終わりにA子さんを職場近くのカフェに呼び出し、単刀直入に『ラブホに行こう』と提案しました。すると、最初は少し驚いた様子でしたが、少し考えてから『うん』と言ってくれました」

 木村さんは、早速ネットで”初ラブホ”にふさわしい場所を調べ始めたそうです。
 
◆初ラブホに感激した2人

 最終的に決めたラブホは、意外と都心からも近く、新宿で待ち合わせをした彼女とは、目的地まで歩いて向かったといいます。

「どちらかというと”ラブホ感”があまりない、シティホテルのような雰囲気なのですが、室内のエンターテインメント施設がかなり充実していました。また、ラブホなのに小さな窓が付いていて、そこから見える夜景や道路の様子がとてもロマンティックでした」

 実は、彼女の“初ラブホ”だったようで、最初は会話も少なくお互い緊張気味だったようですが、しばらく沈黙が続いた後、彼女の方から「ねぇ、一緒にお風呂にはいる?」と笑顔で提案され、2人はまるでプールのような浴槽に入りました。

「何十件もラブホを探しまくったかいがありました。僕が選んだラブホに満足してくれたようだし、まさかの混浴も実現できました。あの時の興奮は今でも忘れられません」

◆人生最悪の日になったアクシデント

 湯船にゆっくりとつかった2人は、しばらく無言で人生初体験のラブホを堪能したようです。しかし――。

「興奮していて気にならなかったのですが、ホテルへ着いた頃から少しおなかの調子がよくなかったんです。湯船につかりながら、朝食に飲んだ賞味期限切れの牛乳のことを思い出しました。たぶんそれが原因のような気がしますが、目の前には彼女の裸体があり、人生最高の瞬間を味わっている私としては超人的な気力で“それ”を乗り越えるしかありませんでした」

 彼女はとても満足しているようで、少しずつ木村さんに体を寄せ始めました。しかし、その瞬間、思わず「あっ!」と声を出してしまい、取り返しのつかないアクシデントに見舞われます。

「彼女に触れられた瞬間、下腹部からお尻の部分にかけて、今まで経験したことのない感覚に襲われてしまい、次の瞬間、真っ白な泡がかすかに茶色を帯び始めました。同時に匂いも込み上げて……。全てを察知した私は、彼女を持ち上げて『ごめん』とだけ言い、シャワーを浴びてもらい先に出てもらいました」

 彼女にも事情を話し、予定より随分早くラブホを出た2人。言葉少なく駅まで歩き、そのまま解散したそうです。ただ、その後彼女への連絡を絶っていた木村さんですが、「リベンジしよ」という、彼女なりの優しい言葉に救われ、今では笑い話になっているそうです。

<TEXT/ベルクちゃん>

【ベルクちゃん】
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

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