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「145cmなのにHカップ」で度々バズる大嶋みく。大きな胸が“コンプレックス”から“武器”になるまで

日刊SPA! 2024年7月19日 15時53分

145cmと小柄な背丈に似つかわしくないHカップのバスト――唯一無二のマリアージュを武器に各所旋風を巻き起こしているのが、アイドルグループ『BOCCHI。』に所属しながら、グラビアアイドルとしても活躍中の大嶋みくさんだ。
SNSに投稿する水着写真が度々バズるなど、一挙手一投足に注目が集まる現在の姿から想像しにくいが、実は「低身長で胸が大きいこと」が悩みだったそうだ。どのようにしてコンプレックスを武器に変えたのか、母親の母国であるフィリピンでオールロケをした1st写真集『Pearl』(2024年7月19日発売)の見どころについて語ってもらった。

◆思春期から抱いていた違和感は……

――大嶋さんは、低身長で胸が大きいことをコンプレックスに感じていたと聞きました。

大嶋みく:中学を卒業したあたりで、いまに近いぐらい胸が成長していました。ただ、当時はほかの人の身体を見ることもなかったので、自分の胸が大きい自覚はなかったんですよね。でも、Tシャツを着たときに私だけ3Dみたいなシルエットになっていて……。「身体のバランスが悪いのかな」「もしかして太ってる?」と徐々に違和感を覚え始めていました。

――周りから、胸の大きさについて言われることはなかったのでしょうか?

大嶋みく:高校はスポーツ推薦だったこともあり、女子8人に対して男子が20〜30人いるクラスだったんです。全員仲が良く、なんでも言い合える雰囲気だったせいか、男子からはよく胸の大きさについていじられていました。ただ、あまりにも胸のことばかり言われるので、やっぱり私の身体は普通じゃないのかなと思い、自分に自信を持てない日々を送っていました。

――145cmの身長についても、マイナスに感じることがあったのでしょうか。

大嶋みく:145cmの身体に大きな胸で困るのが、着られる服が少ないことです。せっかくお気に入りのファッションを見つけても、着てみるとバランスが悪く見えてしまうことがよくあります。「なんでこの身長で、胸ばっかり大きいんだろう……」と、グラビアを始める前はよく落ち込んでいましたね。

◆グラビアに挑戦して気付いた自分だけの魅力

――思春期にコンプレックスを抱えていたにもかかわらず、なぜグラビアアイドルの活動を続けているのでしょうか?

大嶋みく:グラビアアイドルとしての活動は、事務所から一度チャレンジしてほしいと言われて、不安な気持ちを拭えないままスタートしました。そして、初めて水着を着て撮影をする日。仕上がった一枚の写真を見て、「私の身体って、こんなに綺麗だったんだ……」と思えたんですよね。低身長や胸の大きさが、魅力的な要素だと気付けたおかげで、どんどん自信を持てるようになりました。それからは、コンプレックスを自分の武器にできるグラビアアイドルの活動にのめり込んでいきました。

――大嶋さんは、SNSに水着の写真をあげるたび話題を呼んでいますよね。

大嶋みく:見てくれる人が一気に増えたのは、2023年の夏にプールの写真をアップしてからだと思います。プライベートの写真だったので、初めて“1万いいね”を超える反響がきて驚きました。いまでも、SNSではたくさんの水着写真をアップしています!

◆ギャップもひっくるめて愛してほしい

――大嶋さんが所属するアイドルグループ『BOCCHI。』は、どのようなグループなのでしょうか?

大嶋みく:うーん……。一言でいうと、変なアイドルかな(笑)。もちろんマイナスな意味ではなく、見ているだけで興味が尽きないグループだと思います。ライブをメインに活躍しているなかで、ビールのお祭りやサバゲーイベントなど、いろんなところに出没しています(笑)。個性バツグンのメンバーと一緒に、毎日がチャレンジの連続です。

――ステージでの大嶋さんも、いまのようにマイペースな感じなのでしょうか?

大嶋みく:いえ、SNSやグラビアで私を見つけてライブに来た人のほとんどは、ステージに立つ大嶋みくとのギャップにかなり驚くと思います。私は声量が大きいので、メンバー内では盛り上げ役にまわることが多いんです。さらに、曲が流れると自然とスイッチが入ってしまうせいか、気付けば“あんな感じ”に……。ただ、あのギャップがたまらないと言ってくれる方が多くてホッとしています(笑)。そして、私がきっかけで『BOCCHI。』を好きになったと伝えに来てくれる方に会うたび、アイドルとグラビアアイドルどちらもやっていて良かったなと思います。

◆1st写真集に込められた母親への思い

――大嶋さんの1st写真集『Pearl』(KADOKAWA)の発売が、7月19日に決定しました。ファンやメンバーからはどのような反応がありましたか?

大嶋みく:SNSで先行カットを公開したときに、「いままでの写真とは一味違う……。」とファンの方からのざわついたコメントが多くて嬉しかったですね。メンバーは本当に家族みたいな存在で、毎日ずっと一緒にいるので、私がグラビア活動をすることにリアクションなんてありません(笑)。でも、ライブの最中に写真集を出す発表をしたときには、舞台裏に戻ってから泣いてくれていました。普段は言葉に出さずとも心から喜んでくれていたことがわかって、「やっぱりこのメンバーが好きだ!」 って思えましたね。

――写真集の撮影は、お母様の母国であるフィリピンでおこなわれたと聞きました。

大嶋みく:お母さんは、家族のため、18歳の若さで日本にきました。だから、どうしても“紙”に残る形で、お母さんにフィリピンの景色を見せてあげたかったんです。写真集を出すことが決まったときに「絶対にフィリピンで撮影をしたい!」とわがままを言いました。そして、私の思いを聞いたスタッフの方々が動いてくれたおかげで、夢が現実に……。でも、天然なところがあるお母さんは、フィリピンの撮影が決まったことを伝えたら、私も行きたい!と羨ましそうにしていました(笑)。内心は、すごく喜んでくれていたら嬉しいな。

◆「生」の大嶋みくを感じられる作品に

――大嶋さんの思いが詰まった写真集の魅力について教えてください。

大嶋みく:実際の現場では、ビビッとくるロケーションがたくさん見つかってしまい、当初の予定どおりに撮影が進みませんでした。でも、それが逆に自然体の私を引き出してくれて、写真集でしか味わえない作品の魅力につながったと思います。たとえば、夕日をバックにして赤いドレスで撮影した写真は、まさに当日予定になかったものです。“ いま”を大切に切り取った背景を想像しながら、紙の質感とともに楽しんでほしい一枚に仕上がりました。

――最後に、大嶋みくが目指すアイドル・グラビアアイドルとしての今後の姿を教えてください。

大嶋みく:これからの『BOCCHI。』が目指す先は、「ROCK IN JAPAN FESTIVAL」のステージにみんなで立つこと! 新メンバーも加入して7人体制になるので、さらに勢いを増していくつもりです。グラビアでは、「もっと有名になりたい」という欲張りな夢を持っています。常に私が表紙の雑誌が日本中に並んでいるような、グラビア界で名を残せる存在になりたいです。そしてこれからも、アイドルとグラビアアイドルをどちらも全力で頑張る自分を見てほしいなって思います。

<取材・文/川上良樹 撮影/市村円香>

【川上良樹】
エンタメ好きなフリーライター。クリエイターやアイドルなどのプロモーション取材を手掛ける。ワンドリンク制のライブが好き。

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