Infoseek 楽天

ラブホで“証拠写真”を撮られた35歳人妻が迎えた哀しい顛末。義母の干渉に耐えかねて…

日刊SPA! 2024年7月21日 15時54分

 よく「嫁姑問題」と言うように、その関係は一筋縄ではいかないようです。結婚後も仕事を続ける遥さん(仮名・35歳)は「義母(順子さん・仮名・61歳)から受ける強いストレスが原因で不倫に走ってしまった」と語ります。
◆「二人目はまだ?」と口うるさい義母

「最近、義実家近くにマイホームを建てました。うちは共働きなのですが、義母が『幼いうちから保育園に預けるのはかわいそう』と言うので、仕方なく息子(陸さん・仮名・4歳)を一日預かってもらっていて。

 昼間は義実家で面倒を見てもらい、私が帰宅するタイミングで義母が子どもを家に送ってくれることになっているのですが、顔を合わせるたび『二人目はまだ?』『子どもは歳が近い方が育てやすいわよ』と義母がしつこくて……それが却ってプレッシャーになり、次第に夫(健人さん・仮名・36歳)と“レス”に陥ってしまいました」

 そのため家では重苦しい空気が漂っており、遥さんはひどく疲弊してしまったのだとか。

「憂鬱な気持ちでいたので、私は知らぬ間にため息ばかりついていたようです。部下の直樹さん(仮名・27歳)に『何かあったんですか? 』と声をかけられて……思わず『夫婦仲が冷めきっている』と打ち明けると、彼も『僕も妻(梨央さん・仮名・26歳)が嫉妬深くて悩んでいます』と言うじゃないですか。

 直樹さんのスマホを勝手に見ては、梨央さんがすべてを監視しているそう。妻に信用してもらえない悲しみを抱える彼とお互い相手の愚痴で盛り上がり、やがて私たちは不倫関係になりました」

◆部下と意気投合し、不倫に溺れる日々

 遥さんは社内不倫が周りにバレてはいけないと対策を徹底したと言います。

「週末に『休日出勤』と夫に嘘をついて彼と逢瀬を重ねました。私が遠方のラブホをリサーチして、その場所を直樹さんに電話で伝えて。彼は妻にスマホを見られているので、すぐに私の着信履歴を削除してもらうことに。

 一人ずつ車でラブホに入りカラダを重ねては、一緒に部屋を出て別々に帰路に就くのです。毎回違うラブホへ出向くことで、不倫の痕跡を残さないようにしていました」

 直樹さんとの不倫がずっと続くものだと思っていたそうですが、一年くらい経った頃に終わりを迎えてしまいます。

「彼が『遥さんとの不倫を終わりにしたい』と突然さよならを告げてきたのです。『別れるなんて嫌! 私は直樹さんと一緒にいたい』と引き止めるも彼は『僕は家庭に戻るよ』の一点張り。

 ワケも分からぬまま私は直樹さんとの別れを受け入れるしかありませんでした」

 あまりのことに茫然自失の遥さん。しかし、悪い波はここで終わることなく、さらに大きな渦となって彼女を飲み込んでいきます。

◆元不倫相手の妻が証拠写真を…

「私はとりあえず、何事もなかった顔で仕事を続けました。そんなある日、帰り道で見知らぬ女性に呼び止められて……彼女は元不倫相手の妻の梨央さんでした。

 夫の様子がおかしいと思い、直樹さんのスマホにGPS機能をつけたそう。さらに週末外出する彼を車で追うと、私との不倫が発覚したと話したのです。しかも、ラブホから二人で出るところもばっちり写真に撮られていて。梨央さんは『夫は最終的に私を選んだのよ』『今後あなたと顔を合わせることのないように、私の実家が経営するレストランで働かせることにしたから』と告げました」

 一方的にまくしたてると彼女は足早に去って行ったと言います。その言葉の通り、翌日会社へ行くと直樹さんは退職していたそう。

「不倫相手との別れ、妻の梨央さんとの話し合いなど立て続けにきついことがあり、私は体調を崩してしまいました。そこで、義母に夕飯の支度を頼んだのですが、彼女は食材の買い物ついでに妊娠検査薬を買ってきて。

『もしかしてつわりじゃないの? 一応試してみたら』と私にそれを差し出したのです。『まさかそんなはずはない』と思いつつも、いざ検査してみると結果は陽性。事情を知らず大喜びする義母の隣で『元不倫相手の子を妊娠してしまった』と、私は血の気が引く思いでした」

 窮地に立たされた遥さんの前に、突如帰宅した夫が現れます。

◆妻が予想外の妊娠…夫が発した驚きの言葉とは?

「慌てふためく私をよそに、義母が『二人目ができたわよ』と夫の健人さんに報告しました。すると、彼は『俺の子じゃないよ』『遥は部下と社内不倫していたんだ』と冷たく言い放ったのです。

 梨央さんが私の後をつけて自宅を突き止め、玄関で夫を待ち伏せし、彼に不倫の証拠写真を見せた様子。その後はもう修羅場でした。怒り心頭の夫と義母にたちまち家を追い出されることに。そもそも不貞を働いた私が悪いので、泣く泣く息子を手放すしかありませんでした」

 行く当てもないので、遥さんはとりあえず実家に帰ることにしたと言います。

◆不倫が周りに知れて、何もかも悪い方向へ

「結局のところ、両親は私を受け入れてくれませんでした。なんと夫が先回りして実家に電話を入れて、私の不倫の事実を暴露していたのです。顔を見るなり『結婚していながら他の男性と浮気するなんて! もううちの娘でも何でもない』と怒鳴られ絶縁されることになりました。

 その後、健人さんとの離婚が決まり、慰謝料を支払うことになって。職場では私が旧姓に戻ったのに、徐々にお腹が大きくなるのを周りから不審がられて……その結果、突然会社を去った直樹さんとの不倫がバレてしまい、居づらくなった私は退職を余儀なくされました。すべてを失っても自業自得だと思い、生きていくしかありません」

 不倫に陥ったことで転落の一途をたどった遥さん。ストレスが原因とはいえ大切な家族を裏切ったのだから、この結果も「身から出た錆」と言えるのではないでしょうか。

「人の不幸の上に成り立つ幸せはない」と肝に銘じておきましょう。

<取材・文/菜花明芽>

【菜花明芽】
ライター。ゾッとする実録記事を中心に執筆中。カフェでのんびり過ごすことが好き。

この記事の関連ニュース