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「たまにシちゃうときもあるけど…」6人の元カレと“適度な距離間”で楽しむ30歳女性の主張

日刊SPA! 2024年7月22日 15時53分

 恋愛において大事にすべきなのは、無論、現在進行形の交際相手だが、なかには過去の相手を重視するという人もいるようで……。IT企業で営業部門のマネージャーをしている西本優奈さん(30歳・仮名)は、恋愛において元カレ/元カノの関係こそが「最強の男女関係」だと語っている。
◆元カレとの関係性はメリットが多い?

「普通に付き合っていると色々と面倒なことが多いじゃないですか? 定期的に会わないといけないとか、フルマックスで相手を想ってないといけないとか。私の場合、相手への想いは時期によってかなりムラがあるんですよね。だから、普通に付き合ってるとダルくなってきちゃうことも多くて」

 そんな西本さんにとって、元カレとの関係性はメリットが多いという。

「定期的に会う必要はないし、行動を制限されたりとか、束縛されるようなこともない。それでいて、何かあった時には相談もできるし、寂しい時には距離を縮めることもできる。普通の交際だと、同時進行の関係が多いとトラブルになりますが、元カレだとそんなことにもないし。メリットが多いんですよね」

◆適度に距離を取った“6人の元カレ”が

 西本さんは現在、6人の元カレと良好な関係にある。

「たぶん一般的には多い方だと思いますが、戦略的に増やしてきた結果ですね。元カレを増やすのに重要なのは、交際中の関係です。どちらかが一方的に求める状況になってしまうと、別れた後の関係が続かない例が多いので、適度に距離を取ることが大事です。それでマンネリ感を出した後に『友人関係として続けた方がお互いにとって良いと思う』と持ちかけて交際を終わらせるっていうのが自分の王道パターンですね」

◆「女友達にはないスタンス」が心地よかった

 こうした関係性を好むようになったのには、きっかけがあった。

「最初に入った会社で先輩と付き合ったんですが、泥沼の関係になっちゃって……。最初は私の方がどハマりして、その後、向こうに執拗に求められっていう感じで。こっちはもうその気がなくて別れたいのにどうやっても別れてくれなくて。最後は向こうがストーカー化して、命の危険を感じるような状態になっちゃったんですよね。それで、恋愛って死ぬほど面倒だなって、うんざりしちゃって……」

 そんな状態の西本さんにとって元カレの存在が大きかったという。

「女友達に相談すると、当然、味方になってくれてそれはそれで有り難かったんですが、元カレに相談した時に、『なんでそんな奴に惚れるんだよ!』って怒ってくれたんですよね。女友達にはないスタンスで相談に乗ってくれたのがなんかすごく刺さっちゃって……」

◆元カレ同士がバッティングすることも

 男友達でも同様の関係性を築けるのではないかと尋ねたが、友人とは明確な差があるという。

「確かに、男友達でもそういうことを言ってくれる人もいると思うんですが、自分の場合、そこに下心が絡んできちゃう例が多くて……。そういうのもなく親身になってくれるのは、元カレならではだと思うんですよね。まあ、たまにシちゃうときもあるんですけど……笑」

 最近も元カレの良さを感じたエピソードがあったという。

「数ヶ月前に、元カレ同士がバッティングしたことがあったんです。うちに元カレAが遊びに来ている時に、元カレBが『近くに来たから』と言って、フランクな感じで尋ねてきたんです。そのインターホンのやり取りを見た元カレAは私の今カレだと思ったらしく慌てふためいちゃって……。元カレBは私が言葉を濁している様子から、彼氏が来ていると思ったらしくて、ひどく申し訳なさそうに帰って行ったんです。やっぱこの人たち良いな〜と思った出来事でしたね」

 居心地の良い元カレ達との関係は、やめられそうにないという。

<TEXT/和泉太郎>

【和泉太郎】
込み入った話や怖い体験談を収集しているサラリーマンライター。趣味はドキュメンタリー番組を観ることと仏像フィギュア集め

―[奇妙な男女関係]―

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