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松村沙友理、30代はラクして楽しく生きる「無理していることを全部やめました」

日刊SPA! 2024年7月25日 8時50分

 2021年までアイドルグループ・乃木坂46の1期生として活躍し、現在はファッションモデル、俳優、タレントとして活動中の松村沙友理さん。30代に入り、「無理はやめて、ラクして楽しく生きてます」とにっこり笑う松村さんに話を聞きました。
 また、バラエティ番組などで見せる姿から、「食べることが大好き」な愛され素顔も知られる松村さんは、現在、主演(黒羽麻璃央さんとのW主演)を務める飯テロドラマ『焼いてるふたり 〜交際0日 結婚から恋をはじめよう〜』が放送中。「私、めっちゃカワイイです」と語ってくれました。

◆頑張らずに、ラクして楽しく生きてます

――30代に入りました。20代のころと仕事への向き合い方に変化はありますか?

松村沙友理さん(以下、松村):無理していることを全部やめました。頑張ってないです。

――そうなんですか?

松村:ラクに楽しく生きられてます。もう少し時間が経って、40歳近くになったら、もう1回頑張れるかもしれませんけど、今は自分で頑張らずにラクに楽しむ期間かもしれません。

――逆に言えば、20代を頑張れたということでしょうか。

松村:そうですね。それはすごくあると思います。20代のときに頑張りすぎてましたし、今は環境も変わりました。そんなに気張って生きていかなくても大丈夫になったのは大きいと思います。だから無理に頑張ってはいませんけど、日々最低限のこと、“基本”は大事にしたいと思ってます。

◆最低限の「当たり前」を積み重ねていく

――基本を大事に。

松村:私は、世の中で基本だと言われていることをやっておけば、大丈夫だと思うタイプなんです。“当たり前が大事なんだよ”というのはずっと思ってます。自分の限界を超えてまで頑張る必要はないけれど、たとえばそれが自分の仕事として決まっていることなんだとしたら、「毎朝ちゃんと会社に行く」とか。世の中のみんなが言っている最低限の「当たり前」を積み重ねていくことは、大事なんじゃないかなとは思ってます。

――沁みます。「当たり前」の積み重ねは、実は難しいことですよね。

松村:最低限、そこは頑張ろうかなとは思ってます。ほんとちょっとしたことですけどね。私で言ったら、美容が好きなので、スキンケアの化粧品、美容液、乳液のベースはちゃんとやる、とか。ほんと最低限の積み重ねです。

◆本当にいい役をもらえた

――現在、一見クールなデザイナーの千尋を演じる主演ドラマ『焼いてるふたり 〜交際0日 結婚から恋をはじめよう〜』が放送中です。いわゆる飯テロドラマで、食べることが大好きな松村さんにピッタリですね。

松村:ピッタリと思っていただけることも嬉しいですし、実際、撮影でいっぱい食べられるのは楽しかったし幸せでした。現場では健太(黒羽)さんが料理を作ってくださって、わたしは基本、「うん、うん」と美味しく食べている感じなので、本当にいい役をもらえたなと幸せでした。

◆交際0日婚カップルは「人間性の根っこが近い」

――千尋は、交際0日で結婚した健太との生活で、だんだん変化していくのかなと。

松村:ふたりは交際0日婚ですが、周りの人に対して感じていることとか、生き方が、実は近いのかなというのを、喋っている間に感じられたのかなと思います。悩んでいる部分が一緒とか。趣味とか仕事の仕方とかは全く違うけど、人として大切にしている部分、好きなものを感じられる人間性の根っこが近かったのかなと思います。

 最初の千尋は感情を表に出すのがうまくなかったんですが、健太さんと一緒にいることによって、どんどん感情が表に出ていきます。話数が進むにつれて、それが見えるようになればいいなというのは、監督さんと一緒に話し合いながら調整していきました。

――その調整には食べるシーンでの感情の出し方も入ってますか?

松村:そうですね。食べた時のリアクションも、最初のほうは全面的に出すわけじゃないというのは調整していたかなと思います。

◆今回の私、めっちゃカワイイです

――千尋には、食べるだけでなく調理のシーンありますね。

松村:料理シーンって殺陣のような緊迫感があるんですよね。1個失敗すると全部ダメになって、頭からやり直し。各部門の人たちが、絶対に美味しく撮るぞとこわだりを持って臨んでいるところで、私が実際に料理してます。みんなのこだわりをすごく感じられるシーンですし、私の料理シーンはレアなので、作っている側の私も楽しみにしてもらえたら嬉しいです。

――最後に改めて。カワイイ松村さんを楽しんでいる視聴者にメッセージをお願いします。

松村:今回の私、めっちゃカワイイです。映像が本当にキレイなんですよ。撮影中、モニターを見ていなかったので、出来上がった映像を観て「カワイイ!」って驚きました。映像美にも注目してください。

 <取材・文・撮影/望月ふみ>

【望月ふみ】
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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