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白石聖25歳、“ケンティー”と7年ぶり共演に感慨「お互い大人になったのかなという感じです」

日刊SPA! 2024年7月26日 8時50分

 高校時代に俳優デビューし、ドラマ『I”s』のヒロイン、結婚情報誌「ゼクシィ」の12代目CMガール、ドラマ『恐怖新聞』では主演などで活躍してきた白石聖さん(25歳)。10代後半から芸能界にいる白石さんには、SNSにもきっちり自分のルールを持っているとか。その付き合い方を聞きました。
 そして現在、中島健人さん主演の新時代のリーガルドラマ『しょせん他人事(ひとごと)ですから ~とある弁護士の本音の仕事~』(テレ東系)が放送中。白石さんはパラリーガル役で、毎週、ネットやSNSトラブルに向き合っています。見どころや中島さんの印象を聞きました。

◆ミュート、NGワード設定、スワイプで自分を守る

――10代後半から芸能界で活躍していますが、エゴサーチはしますか?

白石聖(以下、白石):自分が出演した作品や雑誌の情報を「いいね」したり、リポストするために調べることはあります。

――その際に、どうしてもマイナスな意見が目に入ることはありませんか?

白石:あります。でも目にしたくないような強いワードは、NGワードに設定して私のネットの世界からは消してるんです。だから直接的な言葉は自分としてはあまり目にしないようにしています。表に出ている情報は全てではないので、どうしても誤解されてしまうこともあります。

 ただ、それを「こういう事情があるのに」といちいち思っていたらキリがないので、本当に見たくないと思うものは、ミュートさせてもらったり、「気にしない!」とそのままスワイプしてます。

◆タイトルとは対照的に

――賢い対処法ですね。現在、ネットやSNSトラブルが得意な弁護士を中島健人さんが演じるドラマに出演。格闘中ですね。白石さんは相棒となるパラリーガルの灯を演じています。これまでにないカラーのリーガルドラマになりそうです。

白石:私が今まで見てきたリーガルドラマなどでは、殺人事件や大きな事件を扱うものが多い印象でした。ドラマのタイトルには「他人事」とありますが、自分事として考えてもらえる作品だと思います。

 そして、ネットやSNSはみんなが情報を見たり知りたいことを調べることができますが、使い方ひとつで、こんなにも怖いことが起きるんだと改めて感じるきっかけになると思います。開示請求などの道のりの大変さも今回初めて知りました。

◆被害者にも加害者にもならないために

――コミックが原作ですが、オファーの前から読んでいたそうですね。

白石:そうなんです。ネットの広告を目にして気になり、購入して読みました。

――タイトルが気になったのでしょうか?

白石:タイトルというより、まさに今回の第1話&2話で扱っている“こずえさんのネットでの炎上の話”が広告に載ってたんです。やってないことをやったとされて、そのトラブルに対応する弁護士が「ちょっと変わっていて面白いぞ」と、そのキャッチーさに惹かれて購入しました。

 第3話では“ヌーヌー”という人気兄妹アーティストが動画を捏造されてしまいます。それをファンの人も信じてしまって。そういった状況は、もしも自分の身に起こったらと考えるととても恐ろしいことですし、情報を鵜呑みにして拡散してしまうことで加害者になる可能性もあるわけですよね。みんな、被害者にも加害者にもなりたくないと思うので、この作品を通してもう一度考えるきっかけになればいいなと思ってます。

◆中島健人さんと7年ぶりの共演

――白石さんも惹かれた「ちょっと変わってて面白い」弁護士・保田理役の中島健人さんとは7年ぶりの共演です。

白石:当時は1日だけの撮影で、あまりお話する機会もありませんでした。テレビ見たままの印象で「ケンティーって実在するんだ!」と。今回は7年経ってのワンクールもの。私も現場をいろいろ重ねて、当時よりは成長できているかなと思いますし、バディの関係性なので、ケンティーというより、中島健人さんとご一緒できている感じです。

――その中島健人さんの印象は。

白石:すごく頼れる座長です。とてもステキな方だというのは7年前から変わらないのですが、お互い大人になったのかなという感じはします。当時、私は芝居をはじめて1年も経ってないくらいの現場だったので、そのころとは台本の読み方も、役の向き合い方も違うと思います。少しでも成長した姿を見せられたら嬉しいです。

◆「ホンネ」を考えるとは自分と向き合うこと

――最後に、ネットの世界では特に、自分の考えではなく、ただ人の考えに流されているだけでは?と感じることもあります。白石さんは、本当の意味での自分自身の「ホンネ」とはなんだと思うか教えてください。

白石:自分と向き合うことだと思います。向き合いたくない部分もあるし、難しいことだとも思うので怖いことでもあると思うんです。だから大変。でも怖いだけじゃなくて発見もあります。この仕事で生き抜いていくためにも、自分と向き合って常に「ホンネ」を考えていくことは大事だし、向き合っているつもりです。

<取材・文・撮影/望月ふみ ヘアメイク:高橋里帆(HappyStar)  スタイリスト/川﨑加織>

【望月ふみ】
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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