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65店舗出禁のパチプロが「過去に出禁になった事例」を暴露。店員に“パチプロだとバレずに打つ方法”とは

日刊SPA! 2024年7月27日 8時25分

 不利益な客が追放されるのは、なにもパチンコ業界に限ったことじゃない。メディアで活躍する某大食いタレントだって、出入禁止の店舗は両手で収まらない数なのだとか。いっそのことギャル曽根さんくらい有名になってしまえば、どこの店舗も手招きするだろうけれど、それは雲を掴むようなシンデレラストーリー。理想を追うよりも、加減を知ったほうが手っ取り早い。これまでに65店舗のパチンコ屋を出入禁止となってしまった苦い経験を活かして、パチプロだとバレない打ち方をまとめることにした。
 パチプロの立ち回りは、グランドオープンや周年記念などの還元率が高い傾向にある店で勝負する「店選び重視」と、テクニックで玉を出すことを試みる「技術重視」に分類できる。もちろん店が想定した出玉率を超えてしまう技術重視の立ち回りのほうが、圧倒的にパチプロだと認定されてしまう可能性が高い。

 また、出入禁止のリスクも打法の効果に比例する。たとえば磁石やドツキで強引に大当りを狙う「ゴト行為(窃盗罪)」を「危険度☆×5」と表現するならば、下記の打法や立ち回りは、これくらいの星の数になる。

◆大当り直撃打法「危険度☆×4」

 一種二種混合機の大当り(V穴入賞)を狙い打ちする大技で、「蒼穹のファフナー」のスペシャルルート狙いや、「タコラッシュ」の回転体狙いがこれにあたる。効果が高いため、遊技中に電源を切られてしまったり、出玉没収されてしまうケースも多かった。この手の打法を使用するときは、3万発を目安にしてササッと身を引くのが賢明だ。

◆遊タイム狙い「危険度☆×3」

 いわゆる仮天井機能を保険にして、投資額を抑える立ち回り。最近は「ハイエナ行為は禁止です」とする店が多く、ぼくも実際に「大海物語4スペシャル」のハマリ台を打ったところ、系列店の貯玉(約74万円相当)をすべて没収されてしまった。この立ち回りをメインにするパチプロいわく、店員や常連と仲良くするのがコツなのだとか。

◆電チューサポートの止め打ち「危険度☆×2」

 電動チューリップの開放を狙って、ムダな打ち出しを削減する技だ。確変や時短中に玉が減ってしまう海物語シリーズ全般で、大きな効果を発揮する。

 ただし、「サポート中に止め打ちで玉を増やしたら一発で出入禁止」という経営方針の店舗もあるので、ハウスルールは前もって確認しておきたい。

◆捻り打ち「危険度☆×1」

 打ち出した玉に緩急の差をつけて、アタッカーへの余剰入賞を狙う技だ。過去に「エヴァンゲリオン未来への咆哮」のMAXラウンド(10R)で7個以上オーバー入賞させて出入禁止となった事例がある。特に「バカボン神SPEC」、「ハイスクール・フリート2」など、プロ御用達のマシンは注意が必要だ。

◆プロと認識されたら終わり

 平成時代の終盤くらいまでは、「攻略打ちを行なったお客様はプロとみなしてご退店いただく場合がございます」とホール内の掲示板などに規約を掲げていても、実行する店は少なかったが、令和に入ったあたりから出入禁止の報告が急増した。これは、いわゆる業者(攻略打ちを教育して打ち子として雇う集団)の活動により、セミプロが増加した影響が大きい。

 墨田区の新規オープン店で打っていたパチプロは「為替取引をしていたら出禁になってしまったよ」と嘆いていたし、SNSでは「西東京の店で台の上にスマートフォンを置いて動画を視聴していたら出入禁止になってしまった」という投稿が話題になった。

 ボーダーラインを超える台を追いかけるだけの感情のないパチンコは、すぐに見透かされてしまう。楽しむ心は、忘れちゃいけない。

◆辿り着いた打ち方

 パチンコは約85%の還元率といわれているから、ぼくらは残り約15%の穴を埋めるために足掻く。監視カメラの設置場所に応じて、ハンドルを包み込むように握って親指だけで動かしたり、小指の動作だけで緩急の差をつけたり、死角を利用して少しばかりの優位性を得る。そんなハンドル操作を見た他のお客さんが「あいつパチプロだよ」と店長に密告するパターンもあるから、パチンコ台の盤面を鏡のように使用して通路内をだれかが通行するときは素人を装う。

 ストップウォッチの使用を見られてしまい出入禁止になった経験があるから、スマートフォンは最低光量で使用する。貯玉再プレイ機能を利用するときは、系列店すべての貯玉を没収されてしまう可能性があるから、普段よりも背筋を伸ばして誠実に打つ。まるで隠れん坊みたいに、息を潜めてやり過ごす。

 これだけ徹底すればパチプロだとバレずに打てるけれど、本来の遊技目的から大きくズレたこのパチンコを、だれかに勧めることは一生ないだろう。

文/ミネッチ

【ミネッチ】
技術と釘読みで凌ぐパチプロ生活が20年。その稼働内容を、雑誌(パチンコオリジナル実戦術、必勝ガイドMAXなど)に寄稿し始めて10年が経つ。YouTubeの密着シリーズ(パチダンTV)は特に人気があり、70万回再生を超えた。

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