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「この泥棒猫!」ラブホで浮気相手を待ち伏せ…荒れ狂う主婦が“まさかの行為”に

日刊SPA! 2024年8月6日 15時53分

 これは、都内のとある高級住宅街の一角にたたずむラブホで起きたエピソードです。場所は特定されやすいため、これ以上の詳細はNGとしておきます。本来は愛を育む夢のある場所であるラブホですが、この日は全くそうではありませんでした。住宅街に響き渡る罵声が尋常ではなかったそうです。
◆部屋から見えるラブホの出入り口

 生々しい現場をレポートしてくれたのは、通信機器メーカーで制御ソフトの開発部署に勤務している吉岡さん(仮名・27歳)です。以前は、東京都下のオフィスに通っていましたが、3年前からほぼ在宅勤務に変わったそうです。

「実家から出るために物件を探す中、近隣相場より多少リーズナブル、駅にも徒歩圏内だったのでこの物件が目に留まりました。目の前がラブホだったためちゅうちょしていたのですが、とくにギラギラしたネオンがあるわけでもなく、引っ越してきて正解でした」

 吉岡さんのベランダからはホテルの入り口が見えるらしく、そこへ出入りする人間ウォッチングが仕事の合間の息抜きになっているそうです。

◆住宅街に響き渡る罵声

 そんなある日、外の様子が何やら騒がしくなり、そのうち聞こえてきた突然の大声に驚いた吉岡さんは、慌ててベランダに出て外の様子を確認しました。

「あんな大声を聞いたのは初めてでした。ベランダから下をのぞくと、ラブホの入り口に数人の人が立っていました。次の瞬間『この泥棒猫! なんとか言ったらどうなのよ!』と、かなり興奮した声で女性が叫んでいるんです。こんな光景、引っ越してきて初めて見ました」

 叫びながら罵声を浴びせているのは女性で、そこには、もう一人、他の女性と男性がいたといいます。閑静な住宅街だけに、その迫力あるヒステリックな声は周辺に響き渡っていたそうです。

「男性はスーツ姿で、女性もお出かけファッション的な装いだったのですが、怒鳴り散らしている女性はTシャツにエプロン姿の主婦コーデで、いかにもたった今家から急いで出てきたという感じでしたね」

◆やじ馬根性で現場へ急行

 一向に収まる気配のない怒号が気になって仕事どころではなくなった吉岡さんは、現場まで見に行くことにしました。

「そのうち収まるだろうと思っていたらのですが、さらにエキサイトして……そのうち、私の中の野次馬根性に火がついて部屋から出て見に行きました。現場まで行くと、そこにはすでに大勢の見物人が押し寄せていて、なぜかみんな止めに入るわけでもなく、野外ロケを見ているような感覚で、彼らの情事に目を向けていました」

 一向に興奮が冷めない女性は、罵声だけではなく、とうとう目の前の女性の髪の毛を引っ張り始めました。それを見た男性が止めに入りましたが、女性にビンタを食らい意気消沈したそうです。

◆それはご近所同士のW不倫だった

 目の前の惨状に圧倒されていると、面識のないマダムがこの騒動について話しかけてきたそうです。

「その女性によると、激昂している女性と男性は夫婦で、罵声を浴びせられている女性は隣に住む主婦なのだそうです。最近、夫の様子がおかしいと、そのマダムは相談を受けていたそうです。でも、美人で上品な奥さんがあれほどまでの下品な言葉で罵声を浴びせている光景には正直、恐怖を感じました」

 誰が呼んだのか、しばらくして自転車に乗った警官が2人やってきたそうです。その頃になると、罵声を浴びせていた女性は地面に平伏し、今度はワーワーと泣き出したそうです。

「旦那さんは奥さんの背中をさすっていましたが、さっきまで泣いていた奥さんはいきなり立ち上がり、またもやビンタを始めました。さすがに警察官にすぐさま止められましたが、どうやら奥さんはかなり不安定な精神状態に見えました。無理もありませんよね。浮気相手が隣の主婦なんですから」

 その修羅場の一部始終を見てしまった吉岡さんは、あの奥さんの罵声が頭から離れず、トラウマになってしまい、その後、女性恐怖症に陥ってしまったとのことです。

<TEXT/ベルクちゃん>

【ベルクちゃん】
愛犬ベルクちゃんと暮らすアラサー派遣社員兼業ライターです。趣味は絵を描くことと、愛犬と行く温泉旅行。将来の夢はペットホテル経営

―[ラブホの珍エピソード]―

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