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水着が流されて「乳首スケ」のピンチ。彼氏がとった“まさかの行動”に幻滅したワケ

日刊SPA! 2024年8月7日 15時53分

 ふとしたとき、信頼を寄せていた人の思わぬ言動に幻滅してしまったことはないだろうか。そしてそれが大好きな相手だったとしたら、修復不可能なほど残念な気持ちになることもあるかもしれない。今回は、そんな体験をした戸田菜穂さん(仮名・24歳)に話を聞いた。
◆職場内恋愛禁止の会社

 同じ職場に勤めるKさん(男性・20代後半)とラブラブな日々を過ごしていた菜穂さんの悩みは、職場恋愛禁止という会社の決まりに、2人の関係をカミングアウトできないこと。それ以外は、絵に描いたように順調な毎日を送っていた。

「会社は職場恋愛に厳しく、発覚すると、どちらかが左遷もしくは遠回しに退職するよう迫られるというのが暗黙の了解。これまでにも、そのように会社を辞めていった人は少なくありませんでした。そのため、『私たちは気をつけよう』と誓い合っていたのです」

 オシャレで人気があり、仕事もできるKさんに想いを寄せていた菜穂さんが、返事次第では退社も覚悟で告白して実った恋愛。1日1日を大切に、そして結婚への願望も膨らませていた。そんなある日、職場で仲の良い同僚たちと川へキャンプに行こうという計画が持ち上がる。

◆同僚たちとのキャンプ

「もちろん、Kとの関係を暴露するわけにはいきませんが、これはチャンスだと思ったのです。私にそれほどの魅力があるかどうかは別にして、カワイイ水着や振る舞いで職場の男性たちを虜にして、ヤキモチのひとつも妬かせたいと思いました。女心です(笑)」

 そして菜穂さんは、セパレートタイプの水着を購入した。パンツ部分は短パンだが、ブラカップは少し小さめで背中側がヒモになっている大人かわいいタイプの水着。川へ行く前日には、その水着を見せてKさんにヤキモチを妬かせて盛り上がった。

「当日は職場の同僚たちもいるため水着の上にはTシャツを着ていましたが、Kがヤキモチを妬いてくれることを期待し、水着が透けやすい白のTシャツをチョイス。そしてKをうまく誘い出し、岩陰で2人っきりになることに成功したのです」

 そして、「バレてはいけないことは理解しつつ、それでもどこかオープンにしたいという女心もあった」と言う菜穂さんは、自分から積極的にキスのおねだり。最初は「職場のヤツらもいるから……」と困惑気味だったKさんも、だんだん乗り気になっていったとか。

◆水着が川に流された

「職場の人たちに見つかるかも……というスリルも楽しみながらKに身を任せました。すると我慢できなくなったのか、まずTシャツを剥ぎ取って河原へ放り投げます。そして次に水着を剥ぎ取りポイっと放り投げたのです」

 ところが、力が入り過ぎたのか、水着は川へと着地。そしてプカプカと川に浮いていたかと思うと、次の瞬間ゆっくりと流されていく。

「Kは、とにかく焦っていました。そして、『もし俺が水着を取りに行ったら、岩陰でコソコソ何してたんだ?みたいになって、俺たちの関係が会社の人たちにバレるかも……』と、1人でとてつもなく動揺。ありえないぐらい肝の小さい男だったようです……」

 そして「ごめん! とりあえずこれ着て!」と、先ほど河原に投げたせいで濡れてしまった白いTシャツを拾って菜穂さんに手渡すと、「なんかの拍子に俺らの関係がバレたらヤバイから。ホントごめん」「俺、男だし出世とかもあるから」と立ち去ろうとしたのだ。

◆器の小ささに幻滅

 そのうろたえ具合もさることながら、ひとりだけ立ち去ろうとしているKの姿を目の当たりにした菜穂さんは、さすがに絶望。渡されたビショ濡れのTシャツを着るとKを呼び止め、前に回り込んで思いっきりビンタをかましていた。

「でも、このあとが最悪。ビンタした音が周囲に響き渡ったことで、近くにいた人が岩場を覗きにやってきたんです。水で濡れたTシャツからは乳首も透けていたし、二重の辱めを受けた感じでした。Kはあとから電話で謝ってきましたが、許せるわけがありません」

 菜穂さんは「怒りの感情をそのままぶつけ、別れを告げました。結婚とかの話が出る前に器の小ささや薄情ぶりを知れてよかったです」と話すが、かなり残念な気持ちになったとか。大好きな人を幻滅させないよう、外見だけでなく中身も磨いておきたいものだ。

<TEXT/山内良子>

【山内良子】
フリーライター。ライフ系や節約、歴史や日本文化を中心に、取材や経営者向けの記事も執筆。おいしいものや楽しいこと、旅行が大好き! 金融会社での勤務経験や接客改善業務での経験を活かした記事も得意

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