―［メンズファッションバイヤーMB］―
メンズファッションバイヤー＆ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第493回をよろしくお願いします。
今回は無印、GU、ZARAのおすすめシューズをラインアップ。無印からとんでもないコラボスニーカーが……発売されますよ！！
◆★今季最注目のコラボスニーカー
・紳士 コートスニーカー 8990円
今季最注目のアイテムかもしれません。無印良品とリーボックのコラボスニーカー。原型となるモデルから大きく逸脱しない変更ですが、ロゴを「無印」にしたモデル。
リーボックの独自技術DMXマイクロバブルテクノロジーを採用し、反発力の高い疲れにくい着用感となっています。
無印らしい工夫として斜め方向に取り付けたかかとのループがあり、指を引っかけ履きやすくなる仕様。「なぜ今まで他ブランドはここに気が付かなかったんだ⁉」と思えるくらいのスムーズな着脱感。
靴べらは必要ありません。斜めにするだけでこんなに履きやすくなるなんて……。
◆幅広いコーディネートと好相性
8990円とコラボもののわりにリーボック純正の価格と乖離していないのも嬉しい。デザインはデザインを削いだクラシックなイメージでハイブランドのような佇まい。
さらにボリューム感のあるデザインのように見えますが、フォルム自体はやや細めなのでスラックスからワイドデニムまで幅広いコーディネートに合わせられます。
ナイキのスウォッシュ、アディダスのスリーストライプスなどグローバルスニーカーブランドの画一的なデザインに辟易としている人も多いはず。無印らしいアノニマスなデザインとリーボックテクノロジーと考え抜かれたフォルムに人気が集まること必至です。
黒とホワイトの展開ですが、圧倒的にホワイトがおすすめ。8月26日に発売予定、早めにチェックがいいかと！
◆★革靴ライクな美しいフォルムの細スニーカー
・ZARA 限定版レザースニーカー 1万4990円
「最近、厚底シューズばかりでちょっと苦手……」
意外とそんなふうに思ってる大人も多いんじゃないでしょうか。実際、厚底シューズも浸透しきっており、カウンタートレンドで薄型ソールのシューズにも人気が集まってきています。
昨年、アディダスの薄型ソールスニーカー「ガゼル」が飛ぶように売れ、メルカリで倍以上の値付けがされたり(その後アディダスが再発売し落ち着きましたが)徐々に「薄底」にも需要が出てきています。
そんな中、トレンドにうるさいZARAが発売したのが大人っぽさを極めたスエード仕上げの薄型ソールスニーカー。ドライビングシューズのディティールを用いているモデルで革靴ライクなスマートなイメージが好印象。
ドライビングシューズとは車の運転時に着用することを目的としたもので、ペダルの感触をわかりやすくするために薄型ソールを用い、またかかと部分に競り上がるように滑り止めソールをつけたディティールが特徴。
◆スーツの足元に持ってきても違和感なし
運転する際はかかとを床につけてアクセルペダルを踏むと思いますが、その際通常の靴では滑って踏み間違いを起こしやすい。かかと部分に滑り止めをつけることでそれを防止するのがドライビングシューズです。
アッパーのデザインも極めてシンプルで素材とフォルムとカラーリングで勝負した大人のクラシカルなスニーカー。スニーカーというよりもう革靴に近いですね。
ZARAの通常のプライスレンジからすると1万5000円ほどとやや高めにはなっていますが、着用間もよく、フォルムも美しく、スーツの足元に持ってきても違和感がないほどフォーマルライクです。
厚底に辟易としている大人はこちらを選んでみてはいかがでしょう。ZARAなんてと侮ることなかれ、彼らが本気を出して高値で作ってるものは、「ブランド超え」と言えるものもZARAにありますよ。
◆★時代を超えた名作！ 着用感も見た目も完璧！
・GU リアルレザーダービーシューズ 4990円
量販店でお勧めするシューズとなるとこれを外すわけにはいかな。GUのリアルレザーダービーシューズ。
シーズンによって展開内容をコロコロ変えてくるGUですが、このレザーシューズは長年展開し続け、また進化を続けているアイテムでもあります。
当初はフェイクレザーで展開されていたアイテムですが、数年前からリアルレザーに変更しフォルムも徐々に変化。スーツに合わせても違和感のないスリムなフォルムですが、デニムやチノに合わせてもOKなプレーントゥデザイン。
ONOFF幅広く使えて、しかもレザーの光沢もちゃんとあり高級感ばっちり。誰が見ても4990円とは思えない傑作です。
◆まったくストレスを与えない着用感
この価格ですからソールにレザーなどは採用できず、ラバーを使っていますが、それでもパッと見でちゃんとしたレザーソールに見えるようにコバ部分の始末もしっかりと作り込まれています。安っぽさに気づく人はそう多くないはず。
また、長年「GUの靴は履き心地が悪い」とレビューを書かれた恨みがあるのか、着用感には並々ならぬ工夫が施されています。
インソールは独自開発の2層構造になっておりクッション性が極めて高く、快適。靴擦れが起こりにくいように柔らかい素材感に仕上げてあり、足入れしてストレスを感じることはありません。
リアルレザーですから着用すると徐々に足に馴染んでくるため、履き始めよりもだんだん快適になってきます。4990円でこれを実現できるのは本当にすごい。時代が変わってもおすすめです。
以上、今回は無印 GU ZARAで購入可能なマストバイシューズ3選でした。ぜひご参考に。
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）
―［メンズファッションバイヤーMB］―
メンズファッションバイヤー＆ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第493回をよろしくお願いします。
今回は無印、GU、ZARAのおすすめシューズをラインアップ。無印からとんでもないコラボスニーカーが……発売されますよ！！
◆★今季最注目のコラボスニーカー
・紳士 コートスニーカー 8990円
今季最注目のアイテムかもしれません。無印良品とリーボックのコラボスニーカー。原型となるモデルから大きく逸脱しない変更ですが、ロゴを「無印」にしたモデル。
リーボックの独自技術DMXマイクロバブルテクノロジーを採用し、反発力の高い疲れにくい着用感となっています。
無印らしい工夫として斜め方向に取り付けたかかとのループがあり、指を引っかけ履きやすくなる仕様。「なぜ今まで他ブランドはここに気が付かなかったんだ⁉」と思えるくらいのスムーズな着脱感。
靴べらは必要ありません。斜めにするだけでこんなに履きやすくなるなんて……。
◆幅広いコーディネートと好相性
8990円とコラボもののわりにリーボック純正の価格と乖離していないのも嬉しい。デザインはデザインを削いだクラシックなイメージでハイブランドのような佇まい。
さらにボリューム感のあるデザインのように見えますが、フォルム自体はやや細めなのでスラックスからワイドデニムまで幅広いコーディネートに合わせられます。
ナイキのスウォッシュ、アディダスのスリーストライプスなどグローバルスニーカーブランドの画一的なデザインに辟易としている人も多いはず。無印らしいアノニマスなデザインとリーボックテクノロジーと考え抜かれたフォルムに人気が集まること必至です。
黒とホワイトの展開ですが、圧倒的にホワイトがおすすめ。8月26日に発売予定、早めにチェックがいいかと！
◆★革靴ライクな美しいフォルムの細スニーカー
・ZARA 限定版レザースニーカー 1万4990円
「最近、厚底シューズばかりでちょっと苦手……」
意外とそんなふうに思ってる大人も多いんじゃないでしょうか。実際、厚底シューズも浸透しきっており、カウンタートレンドで薄型ソールのシューズにも人気が集まってきています。
昨年、アディダスの薄型ソールスニーカー「ガゼル」が飛ぶように売れ、メルカリで倍以上の値付けがされたり(その後アディダスが再発売し落ち着きましたが)徐々に「薄底」にも需要が出てきています。
そんな中、トレンドにうるさいZARAが発売したのが大人っぽさを極めたスエード仕上げの薄型ソールスニーカー。ドライビングシューズのディティールを用いているモデルで革靴ライクなスマートなイメージが好印象。
ドライビングシューズとは車の運転時に着用することを目的としたもので、ペダルの感触をわかりやすくするために薄型ソールを用い、またかかと部分に競り上がるように滑り止めソールをつけたディティールが特徴。
◆スーツの足元に持ってきても違和感なし
運転する際はかかとを床につけてアクセルペダルを踏むと思いますが、その際通常の靴では滑って踏み間違いを起こしやすい。かかと部分に滑り止めをつけることでそれを防止するのがドライビングシューズです。
アッパーのデザインも極めてシンプルで素材とフォルムとカラーリングで勝負した大人のクラシカルなスニーカー。スニーカーというよりもう革靴に近いですね。
ZARAの通常のプライスレンジからすると1万5000円ほどとやや高めにはなっていますが、着用間もよく、フォルムも美しく、スーツの足元に持ってきても違和感がないほどフォーマルライクです。
厚底に辟易としている大人はこちらを選んでみてはいかがでしょう。ZARAなんてと侮ることなかれ、彼らが本気を出して高値で作ってるものは、「ブランド超え」と言えるものもZARAにありますよ。
◆★時代を超えた名作！ 着用感も見た目も完璧！
・GU リアルレザーダービーシューズ 4990円
量販店でお勧めするシューズとなるとこれを外すわけにはいかな。GUのリアルレザーダービーシューズ。
シーズンによって展開内容をコロコロ変えてくるGUですが、このレザーシューズは長年展開し続け、また進化を続けているアイテムでもあります。
当初はフェイクレザーで展開されていたアイテムですが、数年前からリアルレザーに変更しフォルムも徐々に変化。スーツに合わせても違和感のないスリムなフォルムですが、デニムやチノに合わせてもOKなプレーントゥデザイン。
ONOFF幅広く使えて、しかもレザーの光沢もちゃんとあり高級感ばっちり。誰が見ても4990円とは思えない傑作です。
◆まったくストレスを与えない着用感
この価格ですからソールにレザーなどは採用できず、ラバーを使っていますが、それでもパッと見でちゃんとしたレザーソールに見えるようにコバ部分の始末もしっかりと作り込まれています。安っぽさに気づく人はそう多くないはず。
また、長年「GUの靴は履き心地が悪い」とレビューを書かれた恨みがあるのか、着用感には並々ならぬ工夫が施されています。
インソールは独自開発の2層構造になっておりクッション性が極めて高く、快適。靴擦れが起こりにくいように柔らかい素材感に仕上げてあり、足入れしてストレスを感じることはありません。
リアルレザーですから着用すると徐々に足に馴染んでくるため、履き始めよりもだんだん快適になってきます。4990円でこれを実現できるのは本当にすごい。時代が変わってもおすすめです。
以上、今回は無印 GU ZARAで購入可能なマストバイシューズ3選でした。ぜひご参考に。
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超！ （Twitterアカウント:@MBKnowerMag）
―［メンズファッションバイヤーMB］―