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Aぇ!groupが“先輩たちが見たことのないような景色”を目指し1歩踏み出す!

日刊SPA! 2024年8月22日 8時48分

8月18日、Aぇ!groupがデビューツアー「世界で1番AぇLIVE」の千秋楽公演を東京・有明アリーナで開催し、全国8都市32公演を駆け抜けた。関西ジュニアの5人(小島健・正門良規・末澤誠也・草間リチャード敬太・佐野晶哉)で結成した同グループは、長い下積みを経て、今年5月15日に「《A》BEGINNING」で念願のCDデビューを果たした。
 会場が暗転して、OVERTUREの映像が流れる。曲のイントロが響くなかでステージ中央のLEDが開いてメンバーが登場。火花が吹き上げるド派手な演出のなか、Aぇ!group初のオリジナル楽曲「Firebird」からライブがスタートした。末澤は「いくぞ! 東京ファイナル! 全員騒げ!!」とフルスロットル。その後は「アエテオドル」「Aッ!!!!!!」など、代表曲をパフォーマンスした。

Aぇ!LANDのコーナーでは、夢のテーマパークをイメージしたステージを展開。SUPER EIGHTの「パンぱんだ」「だってアイドルだもん!!」などのカバー曲をはじめ、バリエーション豊かな楽曲をアトラクションのようなパフォーマンスで観客を魅了。ほかにも、YouTubeの企画から生まれた佐野のソロ楽曲「愛してるって言わNight」では、騎士に扮した佐野がセンターステージに出現。ファンから笑いが起こるなど、関西のグループらしいコミカルな演出が光った。

そして「トラベルAぇルコーナー」は、ツアーで回った8都市(北海道・宮城・東京・静岡・福岡・愛知・大阪)を連想させる楽曲を厳選。「Tokyoholic」(SUPER EIGHT)や「考えるな、燃えろ!!」(WEST.)、「The Answer」(なにわ男子)など、一緒に旅をしているような雰囲気を作り上げて盛り上げた。コーナーの締めで披露した「しあわせもん。」では、スクリーンにデビューツアーの思い出写真が映し出される。それをバックに8メートルのリフターに乗って歌唱する5人。キラキラと舞う紙吹雪がさらに彼らを輝かせていた。

ライブの終盤に、ファン待望のデビューシングル「《A》BEGINNING」をパフォーマンス。彼の勢いを表わすような熱量にファンも歓声で応える。ダンスパートを終えると休む間もなく、リチャードのベースソロからバンド編成にスタイルチェンジ。「神様のバカヤロー」に続いて、小島が「Aぇ!group、もっともっと”ブレイクするー”よな!」と会場に投げかけて「Break Through」を披露。さらに、デビュー前から披露していた人気曲「PRIDE」を畳みかけると、ファンのボルテージは最高潮に達した。

ラストの挨拶では、それぞれのメンバーが感謝の思いを爆発させた。

佐野「あらためて言い直すけど、Aぇ!groupデビューしたぞ! デビューまでの5年が比べものにならないぐらい、ここからが長いぞ! 5年、10年、15年って先輩たちが見たことないような景色を見に行けるから。こんな強いグループはおらんってほんまに心の底から思ってます。この5人ならマジででっかい夢を叶えられると思ってるから、俺たちについてきてください。見つけてくれてありがとう!」

小島「今日は、“世界で1番えぇLIVE”だった? こうやってみんなが声援をくれるから、僕たちも明日から頑張れます。僕らとみんな集まって遊べる楽しい時間がこれからもずっと続いていければと思ってます。デビューツアーは今回で終わっちゃいますけど、こうやってステージでライブができることは当たり前じゃないと実感しました。これからも、Aぇ!groupと楽しいことをやっていきましょう!」

リチャード「Aぇ!groupを惚れ直したか?(歓声を受けて)当たり前や! 俺らは生が1番かっこええ! そんなことを言える雰囲気を作ってくれるのが、めちゃくちゃ嬉しいです(笑)。今回のツアーでベースのソロを入れるってなって、そんなレベルじゃないから『やりたくない』って言ってたの。初日はド緊張だったけど、みんなの声援のおかげであんなに自信満々に弾けるようになったよ! もっと上手くなるから、次見るときは度肝抜いたるわ! って言うたからにはやらなアカン(笑)。ずっと一緒に見届けてよね」 

正門「みなさんのおかげでデビューを勝ち取ることができて、ステージに立つことができています。僕たち5人だけじゃなにもできません。これからAぇ!groupにどんな物語が待っているのかわからないですけど、酸いも甘いも、楽しさもつらさも、ここにいる全員とならどこまでもいける気がしてます。自信を持って好きだと言えるグループに、これからじっくり時間をかけて成長していきたいと思いますので、末永くよろしくお願いします」

末澤「デビューツアーが終わっちゃう寂しさはありますけど、全国を回らせてもらってAぇ!groupを応援してくれるファンのみんなの顔を見れて、ほんまに幸せ者やと思いました。もっともっと楽しいことをやろうね。面白いことを5人でできるようにスキルアップして、さらに大きくなったAぇ!groupを見せられるように俺たちも頑張ります。そのときまで待っていてください。本日はありがとうございました!」

アンコールでは、モニターに10月9日発売の新曲に関する導入映像が流れると、ファンから「やるの? やるの?」という声が湧くなかで、2ndシングル「Gotta Be」を初披露。曲終わりで、小島が「さっきのMCでまだ予約してないって手を挙げてた人、気が変わったよね!」とアピールすると、ファンから大きな拍手が起こった。メンバーがステージ裏にはけても、ファンからの“Aぇコール”はまだ収まらない。それを受けて、「こんなでっかい声初めて聞いた。すごいな~」と5人が再び登場。小島が「もう1曲やっちゃいますか」と振ると、末澤が「あの曲しかないですね」と、「《A》BEGINNING」を歌唱しながら最後までステージを駆け回ってファンに笑顔を届けた。

常に最高点を更新し続ける彼ら5人の歩みは始まったばかりだ。

取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧

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