Infoseek 楽天

取引先の既婚者男性と“ラブホで密会”…職場にバレて「すべてを失った」29歳女性の修羅場

日刊SPA! 2024年8月24日 15時51分

「恋は盲目」と言うように、恋愛中は冷静な判断をすることが難しいようです。周りの結婚ラッシュに焦った莉子さん(仮名・29歳)は「ずっと気になっていた男性にアプローチするも、相手(憲一さん・仮名・39歳)が既婚者だと知りながら交際してしまった」と語ります。
◆好意を抱いていた男性にアプローチ

「30歳を目前にして、周りの友人たちが次々結婚していくのをただ見ているしかありませんでした。その虚しさから『私も幸せになりたい』という思いが募るものの、もう数年彼氏すらいなくて。職場で時々顔を合わせる取引先の憲一さんにひそかに好意を持っていたので、彼を思い切ってランチに誘うことにしたんです。行動しないことには何も始まらないので、ようやく重い腰を上げることにしました」

そんな莉子さんからの誘いを憲一さんは笑顔で受け入れてくれたのだとか。

「あまり彼のことを知らなかったので、とりあえずいろいろと質問することにしました。まず『憲一さんは話が面白いから、女性にすごくモテるんじゃないですか?』と彼女がいるかどうか探りを入れてみたんです。

すると『いや、そんなことないですよ』『それに僕には妻(桜さん・仮名・35歳)がいますから』と彼から意外な言葉が返ってきました。交際相手はいるかもしれないと覚悟していたものの、まさか憲一さんが既婚者だとは思ってもみなくて。一瞬、私は頭が真っ白に……でも、二人で楽しく会話をしているうちに『妻から憲一さんを奪えば、私も彼とゴールインできるのでは』と考えるようになりました」

「もっと憲一さんと距離を縮めたい」と思った莉子さんは、帰り際に彼とLINEの交換をしたと言います。

「それからというもの、私は毎日彼と連絡を取り合うようになりました。『今日もお互いお仕事頑張りましょう』『お疲れ様でした、気をつけて帰ってくださいね』とあいさつ代わりのLINEを送信して。さらに『馬の合わない同僚とどう付き合えばいいか』と悩みを相談し、アドバイスをもらったりしたのです。彼を絶対的に信頼しているとさりげなくアピール。やがて仕事帰りに会っては、憲一さんと居酒屋で語り合うまでの仲になりました」

この時「なんとなく彼は私の気持ちに気づいていたのではないか」と莉子さんは振り返ります。

「私から『周りがみんな結婚して、自分だけ取り残されたようで寂しい』と本音が口をついて出ると、彼は『僕で良かったら、莉子さんのそばにいますよ』とにっこりほほ笑んでくれたのです。そこから居酒屋を出てラブホへ直行し、私たちは不倫関係になりました」

◆意中の人と不倫に溺れる日々

二人は周りに不貞がバレぬよう対策を徹底していたそう。

「マスクや帽子を使って変装して、ラブホへは一人ずつ出入りするようにしていました。平日は仕事帰りに憲一さんとカラダを重ねて……。週末になると彼は『休日出勤』と妻に嘘をついて、ラブホにやって来ては逢瀬を重ねていたという感じです」

一見順調に見えた二人の不倫。しかし、ここへ来て急に雲行きが怪しくなったのだとか。

「時間が経つにつれて、憲一さんからの連絡が減っていきました。たまにLINEが届いたかと思ったら『明日の13時、いつものラブホで』と一方的なメッセージが送られてくるだけ……。彼は私とカラダを重ねると、すぐにその場から立ち去るようになったのです。憲一さんの冷たい態度に不満を抱いていたけれど、惚れた弱みもあって、私は彼に強く意見することができませんでした」

その日、莉子さんは気晴らしをするためラブホ帰りにショッピングモールへ買い物に行ったと言います。

「帰宅途中に、憲一さんが見知らぬ女性とラブホから出てくるのを目撃して……。浮気を確信した私が詰め寄ると、彼は『君の他にもお付き合いしている女性がいるんだ』と開き直って『バレたのなら仕方ない、今日で不倫関係は終わりにしよう』と別れを告げてきたのです。憲一さんがラブホのはしごをしているなんて思ってもみなかったので、私は相当なショックを受けました」

突然不倫相手にさよならを告げられて悲しみに暮れる莉子さん。この後、彼女に身の毛もよだつ展開が待ち受けていることを誰も知る由はなかったのです。

◆元不倫相手と顔を合わせることがなくなって

「周りに不倫がバレていなかったこともあり、とりあえず元の生活へ戻ることにしました。憲一さんは取引先の人間として職場に現れるものの、同僚が対応するようになったので、彼と直接顔を合わせることはなくなったのです。

そんなある日、スマホに見覚えのない番号から電話がかかってきて……出てみると相手は憲一さんの妻の桜さんでした。夫の様子がおかしいと彼のスマホを見たことで私との不倫が発覚した様子。桜さんに『うちの夫に手を出したでしょ』『あなた仕事をしないで男とばかり遊んでいるの?』と電話口でまくしたてられたのですが、不貞を働いた私が悪いので何も言い返すことができませんでした」

莉子さんは、自らの不倫を認めて桜さんに謝罪したそう。

「加えて、この場を切り抜けたい一心で『憲一さんには他にも不倫相手がいます』と告げて、少しでも彼女の気をそらそうとしたのですが……。最初こそ『他の女性とも浮気していたなんて……』と驚いていたものの『あなたはあなたでしっかり不倫の代償を払ってもらうわよ』と強い口調で言い放つと、桜さんは一方的に電話を切ってしまいました」

翌日莉子さんが出社すると、職場で憲一さんが待ち伏せしていたのだとか。

「彼は『妻に他の女性とも不倫しているとバラしただろう』『離婚することになったらどうしてくれるんだ』と怒り心頭に発していました。騒ぎになると後々面倒くさいので、どうにか言いくるめて憲一さんには帰ってもらいましたが、悪い流れはここで終わることはありませんでした」

◆元不倫相手が職場に苦情、退職することに

数日後、上司がみんなの前で「取引先の憲一さんから苦情が出ている」と話し始めたそうです。

「二人の不倫は隠した上で、私に誘惑されて困っていると嘘をついたようで。『既婚者に色目を使うなんて』『そんな暇があったらしっかり仕事をしろ』と上司に一喝されて……。これを機に周りから白い目で見られるようになり、職場に居づらくなった私は退職を余儀なくされました」

程なくして莉子さんは元不倫相手の妻の桜さんから慰謝料を請求されたそう。

◆不倫が原因で何もかもなくして

「後に、憲一さんは妻との離婚を回避したと聞きました。一緒に不倫に走ったのに、私にだけ制裁が下るなんて……でも、これも自業自得だと思います。桜さんに慰謝料を払わなければならないけれど、職もなく貯金も底をついてしまって。実家を頼ろうにも『不倫をしてすべてを失った』と両親に言えるはずもないので、今回ばかりは一人で乗り越えるしかありません」

身勝手に不倫に走った莉子さん。相手が既婚者だと知りながら交際していたのだから、それ相応の罰を受けることになっても仕方ないのではないでしょうか。

「人の道を外れた行為は、結果的に身を滅ぼす」と覚えておきましょう。

<文/菜花明芽>

【菜花明芽】
ライター。ゾッとする実録記事を中心に執筆中。カフェでのんびり過ごすことが好き。

この記事の関連ニュース