スキャンダル以降、半分山での生活を送り、役者と猟師という肩書を持ち、活動している東出昌大。最近ではYouTubeをはじめ、SPA!でも「誰が為にか書く」を連載し、さまざまな情報発信をしていた。その東出昌大がこのたび、結婚&妊娠を報告するという。
本稿では、東出昌大自身が綴った文章で、その想いを公開! 結婚&妊娠に至った経緯、その相手、いまの心境について東出本人が書く。
◆「子宝に恵まれました」東出昌大よりご報告
こんにちは。東出です。
この度は、私が連載を執筆させていただいておりますご縁から、SPA!読者の皆様にご報告が御座います。いつもと文体がかなり違いますが、何卒ご容赦ください。
今年に入り、女性と交際をはじめました。
彼女とは2年くらい前に仕事の現場で知り合い、その後「コロナでマタギ体験ツアーが無くなってしまい、無念で仕方ない」という旨の発言をしていた為「じゃあ山に遊び来れば?」とお誘いしたのをきっかけに、この土地を訪れるようになりました。
彼女も私と同じく、この土地のオッチャンオバチャンたちに大変お世話になり、すっかり魅力にのめり込み、昨年の春に狩猟免許試験を受験するために住民票を移すべく近所に引っ越して来ました。
一部報道で「共同生活」などと嘘を書かれたこともありましたが、もちろん別々の家に住む先輩後輩の間柄でした。そのうちに彼女は役者を辞め、この土地に根付き、葡萄の剪定や干し柿作りのバイトに就き、猟師の先輩後輩の間柄になりました。
日々、田舎で生き生きと生活する後輩をたまに見かけては、「この子はこんな生活で大丈夫なんだろうか? 私が変な影響を与えてしまっているのかしら?」と、ある種の他人行儀な感慨を抱いたりしていました。
しかし、昨年末ころより留守中に愛犬を預かってもらう機会が増え、送り迎えの際に食事をご馳走になる喜びに恵まれ、彼女に対し感謝の念だけではない心惹かれるものを感じ、お付き合いする運びとなりました。
そして今年の初夏、子宝を授かったことが分かりました。予定では、来春に私たちは子の父と母になり、また夫婦になります。
情けなくも、人生で間違いやしくじりを繰り返している私です。
本来は喜ばしいことでも、自信の無さから一抹の不安が頭をよぎる瞬間がありました。しかし、自分の至らなさを自覚している私だからこそ、彼女と我が子を慈しみながら、一緒に幸せを築いていけたらと思います。
この記事をお読み頂きましたマスコミ各社様、どのような形で後追いの報道をなさるか、もしくは報道なさらないのか、それは私どもにはわかりません。しかし彼女は身重で一般の子ですので、直撃取材等はなさらないようにお願い致します。
私に直撃は大丈夫です。しかし、遠路はるばるお越しいただいても、私も「話したいことしか話さない」という大分気まぐれ屋なので、まともな取材にはならないかも知れません。でも、冷たいお茶の一杯くらいはお出し出来ますので、何かありましたら気兼ねなく仰ってください。
土地でお世話になっているオッチャンオバチャンたちにご報告をすると、皆さん心から喜んで下さいました。「また賑やかになるな!」と快活に笑う先輩猟師の涙を湛えた目元を見て、私も目を赤くしました。みんなに長生きしてもらわなくちゃ。
自分のためだけに生きられるほど私は強くなくて、この数年、生きる理由を探していました。今はただなんとなく、なんとなくだけど、生きていくことが楽しみです。
ここまで中年男の独り言を我慢して読んで下さいまして、ありがとうございました。読者の皆様のご多幸を心よりお祈りしますと共に、今後とも至らない点ややらかしもちょいちょいあるかも知れない私どもですが、御指導御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
【東出昌大】
1988年、埼玉県生まれ。’04年「第19回メンズノンノ専属モデルオーディション」でグランプリを獲得。’12年、映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビュー。現在は北関東の山間部で狩猟生活をしながら役者業をしている
本稿では、東出昌大自身が綴った文章で、その想いを公開! 結婚&妊娠に至った経緯、その相手、いまの心境について東出本人が書く。
◆「子宝に恵まれました」東出昌大よりご報告
こんにちは。東出です。
この度は、私が連載を執筆させていただいておりますご縁から、SPA!読者の皆様にご報告が御座います。いつもと文体がかなり違いますが、何卒ご容赦ください。
今年に入り、女性と交際をはじめました。
彼女とは2年くらい前に仕事の現場で知り合い、その後「コロナでマタギ体験ツアーが無くなってしまい、無念で仕方ない」という旨の発言をしていた為「じゃあ山に遊び来れば?」とお誘いしたのをきっかけに、この土地を訪れるようになりました。
彼女も私と同じく、この土地のオッチャンオバチャンたちに大変お世話になり、すっかり魅力にのめり込み、昨年の春に狩猟免許試験を受験するために住民票を移すべく近所に引っ越して来ました。
一部報道で「共同生活」などと嘘を書かれたこともありましたが、もちろん別々の家に住む先輩後輩の間柄でした。そのうちに彼女は役者を辞め、この土地に根付き、葡萄の剪定や干し柿作りのバイトに就き、猟師の先輩後輩の間柄になりました。
日々、田舎で生き生きと生活する後輩をたまに見かけては、「この子はこんな生活で大丈夫なんだろうか? 私が変な影響を与えてしまっているのかしら?」と、ある種の他人行儀な感慨を抱いたりしていました。
しかし、昨年末ころより留守中に愛犬を預かってもらう機会が増え、送り迎えの際に食事をご馳走になる喜びに恵まれ、彼女に対し感謝の念だけではない心惹かれるものを感じ、お付き合いする運びとなりました。
そして今年の初夏、子宝を授かったことが分かりました。予定では、来春に私たちは子の父と母になり、また夫婦になります。
情けなくも、人生で間違いやしくじりを繰り返している私です。
本来は喜ばしいことでも、自信の無さから一抹の不安が頭をよぎる瞬間がありました。しかし、自分の至らなさを自覚している私だからこそ、彼女と我が子を慈しみながら、一緒に幸せを築いていけたらと思います。
この記事をお読み頂きましたマスコミ各社様、どのような形で後追いの報道をなさるか、もしくは報道なさらないのか、それは私どもにはわかりません。しかし彼女は身重で一般の子ですので、直撃取材等はなさらないようにお願い致します。
私に直撃は大丈夫です。しかし、遠路はるばるお越しいただいても、私も「話したいことしか話さない」という大分気まぐれ屋なので、まともな取材にはならないかも知れません。でも、冷たいお茶の一杯くらいはお出し出来ますので、何かありましたら気兼ねなく仰ってください。
土地でお世話になっているオッチャンオバチャンたちにご報告をすると、皆さん心から喜んで下さいました。「また賑やかになるな!」と快活に笑う先輩猟師の涙を湛えた目元を見て、私も目を赤くしました。みんなに長生きしてもらわなくちゃ。
自分のためだけに生きられるほど私は強くなくて、この数年、生きる理由を探していました。今はただなんとなく、なんとなくだけど、生きていくことが楽しみです。
ここまで中年男の独り言を我慢して読んで下さいまして、ありがとうございました。読者の皆様のご多幸を心よりお祈りしますと共に、今後とも至らない点ややらかしもちょいちょいあるかも知れない私どもですが、御指導御鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
【東出昌大】
1988年、埼玉県生まれ。’04年「第19回メンズノンノ専属モデルオーディション」でグランプリを獲得。’12年、映画『桐島、部活やめるってよ』で俳優デビュー。現在は北関東の山間部で狩猟生活をしながら役者業をしている