―[メンズファッションバイヤーMB]―
メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第494回をよろしくお願いします。
◆格安で手に入る傑作Tシャツ
今回は夏のTシャツ4選! 量販店ファストファッションで安く手に入るTシャツのマストバイをまとめてみました!
まだまだ暑い日が続く日本の夏、何枚あっても満足できない無地Tの名作を! 紹介します!
◆★耐久性を気にする人なら!
・ヘインズ BEEFY-T Tシャツ 2420円
ヘインズといえば格安パックT、ZOZOや楽天やセレクトショップなど一時期至る所で見かけたものですが……実は服好きならヘインズといえばパックTではなく「ビーフィーT」を選ぶのがおすすめ。
ヘインズのTシャツはジャストフィットのものが多く、あまり今っぽくない。また肌着の様に薄手素材で通気性や着心地の代わりにちょっと頼りなさも覚えてしまうもの。ところがこのビーフィーTは違います。
シルエットは他ヘインズTと比べて少しリラックスしたサイズ感で今っぽく、さらに生地は超絶タフ。硬めのガッシリとした素材でいくら洗ってもOK、ひと夏超えても全然ダレることがありません。
◆光沢があり、安っぽいイメージはゼロ
生地が分厚いタフなTシャツは総じてアメリカンな印象で光沢や高級感に欠けるものが多いですが、ビーフィーは光沢もきっちりあり、安っぽいイメージはゼロ。
ドンキホーテなどでも売られているし、パッケージがいかにも肌着のようなデザインなので「見たことがあるけど手を出したことがない」人も多いと思いますが……私はこれが夏の定番となっています。
伸びやすい首周りもタフで相当使い込まないとダメにならない。耐久性を気にする人には、まずはこちらおすすめです。
◆★ブランドものに見せたい人なら!
・GAP ヴィンテージウォッシュ クルーネックTシャツ(ユニセックス) 1999円
ヘインズのビーフィーTとまったく逆でこちらは柔らかい薄手素材。シルキータッチで着心地もよく、大人っぽい雰囲気になっています。
アメリカンブランドであるGAPだからこそタフでカジュアルなTシャツを揃えてると思いきや、案外光沢のあるヨーロッパ風のきれいなものが多いんです。
中でもこちらはトレンドのヴィンテージライクな加工を施したモデル。製品加工をすることで首回りなどの縫製箇所にアタリがついており、長年使い込んだ印象に見せてくれます。
◆まるでブランド品のような加工感
ビーフィーと比べると耐久性は劣りますが、その分、柔らかく落ち感があるのでシルエットがきれいに出やすい。大きめのサイズを選んでも生地が流れてドレープを作ってくれるのでだらしなく見えません。
ヴィンテージ加工と量販店ではあまり見かけない色展開によりブランド感抜群。ファストファッションに見られることはほぼないでしょう。
ユニクロだと決まりきった色展開になるしどことなく「ユニクロカラー」に落ち着いているのでユニバレしちゃうことも多いですが……加工と良質素材による複雑な色表現で高見えさせてくれること間違いなし。
ブランドものとして見られたい人にはこちらがイチオシです。
◆★きれい目な光沢あるTシャツを求めるなら!
・ユニクロ エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ/5分袖 1990円
・ユニクロ エアリズムコットンリラックスVネックTシャツ/5分袖 990円
国民服ユニクロ様のロングセラー商品であるエアリズムコットンTシリーズ。表はコットン・裏はエアリズムというコンビで作られた見た目と着心地を両立したもの。
表と裏で糸の出方を変えている組織で高級コットンの風合いを持ちながらエアリズムの快適性を肌に与えてくれる名作。経験したことのない人は人生損しています。
ただ、もう何年も毎夏ユニクロが強烈に打ち出しているので食傷気味の人も多いはず。そんな人には最近登場したVネックモデルがおすすめ。クルーネックが浸透しきっているのでネクストトレンドはVネック!
◆だらしなく見えない完璧な着丈感
しかし、Vネックって胸の開きが強すぎると嫌味な印象を与えてしまうもの。こちらは浅めのVネックになっているので自然な印象で、クルーネックの延長として楽しめます。
風合いも着心地も天下一品。シルエットも今風のオーバーサイズだけど、だらしなく見えない着丈感で完璧。耐久性はヘインズなどと比べると劣るけれど、初期ロットから改良が加えられ、首周りが伸びにくくなったりしています。
光沢の強い素材なので、きれい目のスタイリングが好きな人には特におすすめです。
◆★トレンドライクなシルエットを着たいなら!
・GU ドライポンチクルーネックT(5分袖) 1290円
最後はGU。ユニクロのエアリズムコットンと同じコンセプトのアイテムです。表はコットン、肌面はツルッとした合繊を使っており、見た目と着心地を両立しています。
ユニクロとの違いは色とシルエット。
◆身幅に対してやや着丈長めに設定
発色が微妙に違うためユニクロにはないカラーリングが楽しめるのと、シルエットはGUのほうが着丈が長め。ユニクロは横幅があり、着丈が短いのが特徴ですが、こちらは身幅に対してやや着丈長めに設定されています。
首元もやや開き気味でユニクロよりもややルーズな印象。トレンドライクな着こなしをしたい形にはこちらがおすすめ。しかも1290円と激安です。
以上、夏のTシャツ総括でした! ぜひ参考に!
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
―[メンズファッションバイヤーMB]―
メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第494回をよろしくお願いします。
◆格安で手に入る傑作Tシャツ
今回は夏のTシャツ4選! 量販店ファストファッションで安く手に入るTシャツのマストバイをまとめてみました!
まだまだ暑い日が続く日本の夏、何枚あっても満足できない無地Tの名作を! 紹介します!
◆★耐久性を気にする人なら!
・ヘインズ BEEFY-T Tシャツ 2420円
ヘインズといえば格安パックT、ZOZOや楽天やセレクトショップなど一時期至る所で見かけたものですが……実は服好きならヘインズといえばパックTではなく「ビーフィーT」を選ぶのがおすすめ。
ヘインズのTシャツはジャストフィットのものが多く、あまり今っぽくない。また肌着の様に薄手素材で通気性や着心地の代わりにちょっと頼りなさも覚えてしまうもの。ところがこのビーフィーTは違います。
シルエットは他ヘインズTと比べて少しリラックスしたサイズ感で今っぽく、さらに生地は超絶タフ。硬めのガッシリとした素材でいくら洗ってもOK、ひと夏超えても全然ダレることがありません。
◆光沢があり、安っぽいイメージはゼロ
生地が分厚いタフなTシャツは総じてアメリカンな印象で光沢や高級感に欠けるものが多いですが、ビーフィーは光沢もきっちりあり、安っぽいイメージはゼロ。
ドンキホーテなどでも売られているし、パッケージがいかにも肌着のようなデザインなので「見たことがあるけど手を出したことがない」人も多いと思いますが……私はこれが夏の定番となっています。
伸びやすい首周りもタフで相当使い込まないとダメにならない。耐久性を気にする人には、まずはこちらおすすめです。
◆★ブランドものに見せたい人なら!
・GAP ヴィンテージウォッシュ クルーネックTシャツ(ユニセックス) 1999円
ヘインズのビーフィーTとまったく逆でこちらは柔らかい薄手素材。シルキータッチで着心地もよく、大人っぽい雰囲気になっています。
アメリカンブランドであるGAPだからこそタフでカジュアルなTシャツを揃えてると思いきや、案外光沢のあるヨーロッパ風のきれいなものが多いんです。
中でもこちらはトレンドのヴィンテージライクな加工を施したモデル。製品加工をすることで首回りなどの縫製箇所にアタリがついており、長年使い込んだ印象に見せてくれます。
◆まるでブランド品のような加工感
ビーフィーと比べると耐久性は劣りますが、その分、柔らかく落ち感があるのでシルエットがきれいに出やすい。大きめのサイズを選んでも生地が流れてドレープを作ってくれるのでだらしなく見えません。
ヴィンテージ加工と量販店ではあまり見かけない色展開によりブランド感抜群。ファストファッションに見られることはほぼないでしょう。
ユニクロだと決まりきった色展開になるしどことなく「ユニクロカラー」に落ち着いているのでユニバレしちゃうことも多いですが……加工と良質素材による複雑な色表現で高見えさせてくれること間違いなし。
ブランドものとして見られたい人にはこちらがイチオシです。
◆★きれい目な光沢あるTシャツを求めるなら!
・ユニクロ エアリズムコットンオーバーサイズTシャツ/5分袖 1990円
・ユニクロ エアリズムコットンリラックスVネックTシャツ/5分袖 990円
国民服ユニクロ様のロングセラー商品であるエアリズムコットンTシリーズ。表はコットン・裏はエアリズムというコンビで作られた見た目と着心地を両立したもの。
表と裏で糸の出方を変えている組織で高級コットンの風合いを持ちながらエアリズムの快適性を肌に与えてくれる名作。経験したことのない人は人生損しています。
ただ、もう何年も毎夏ユニクロが強烈に打ち出しているので食傷気味の人も多いはず。そんな人には最近登場したVネックモデルがおすすめ。クルーネックが浸透しきっているのでネクストトレンドはVネック!
◆だらしなく見えない完璧な着丈感
しかし、Vネックって胸の開きが強すぎると嫌味な印象を与えてしまうもの。こちらは浅めのVネックになっているので自然な印象で、クルーネックの延長として楽しめます。
風合いも着心地も天下一品。シルエットも今風のオーバーサイズだけど、だらしなく見えない着丈感で完璧。耐久性はヘインズなどと比べると劣るけれど、初期ロットから改良が加えられ、首周りが伸びにくくなったりしています。
光沢の強い素材なので、きれい目のスタイリングが好きな人には特におすすめです。
◆★トレンドライクなシルエットを着たいなら!
・GU ドライポンチクルーネックT(5分袖) 1290円
最後はGU。ユニクロのエアリズムコットンと同じコンセプトのアイテムです。表はコットン、肌面はツルッとした合繊を使っており、見た目と着心地を両立しています。
ユニクロとの違いは色とシルエット。
◆身幅に対してやや着丈長めに設定
発色が微妙に違うためユニクロにはないカラーリングが楽しめるのと、シルエットはGUのほうが着丈が長め。ユニクロは横幅があり、着丈が短いのが特徴ですが、こちらは身幅に対してやや着丈長めに設定されています。
首元もやや開き気味でユニクロよりもややルーズな印象。トレンドライクな着こなしをしたい形にはこちらがおすすめ。しかも1290円と激安です。
以上、夏のTシャツ総括でした! ぜひ参考に!
【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)
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