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スタバの新作「焼き芋フラペ」が新感覚すぎる味だった。元店員の“おすすめ”カスタマイズも

日刊SPA! 2024年9月5日 15時50分

 はじめましての方もはじめましてじゃない方もこんにちは。ミニマリストで元スタバ店員の阪口ゆうこ(@sakaguchiyuko___)です。どうもどうも、こう見えて10年間も店員やってました。
 あっついあっつい夏が過ぎて、9月が到来。みんな! やっと秋だよ! 全員集合! そして9月といえば、秋。さらに秋といえば腹ペコ。日本中の人が空腹を訴え、秋の美味しいものを求め徘徊する、食が楽しい季節がやってまいります。

 スタバの旬も秋なんです。ホットコーヒーは秋からどんどん美味しく感じますからね。さーて、これからさらにスタバが楽しくなるぞー!

◆新発売のフラペチーノ

 9月に入るやいなや、スターバックスでは食い気味に秋をアピールするドリンクを発売する。それは、毎年日本全国の1億2000万人の芋ファンがソワソワする、その名も!

「焼き芋 香ばしカラメル フラペチーノ®」。名前! 名前長っ! オフィシャルサイトの情報によると、詳細は以下の通りである。

「上品な甘さの焼き芋にコク深いカラメルがとろけ合う芳醇な味わい 意外な洋菓子を隠し味に効かせた 『焼き芋 香ばしカラメル フラペチーノ®』が告げる旬の訪れ」と、ある。

 いやぁ、読むだけで口腔内がヨダレでダム化する。サイズは、トールサイズのみで、お持ち帰りの場合¥687、店内ご利用の場合¥700。販売期間は2024年9月4日(水)~2024年10月10日(木)の予定だ(※一時的な欠品または早期に販売終了する場合がございます。取り扱い店舗は全国のスターバックス店舗 ※一部店舗を除く)。

◆新商品をいきなりカスタマイズ

 発売の2日前からスターバックス®リワード会員限定先行発売ということで、会員である私はもちろん、家事を放って仕事も先送りしてまで発売前の購入に走った。そしてあろうことか、初っ端からカスタマイズをするという、「知ってる空気」を漂わせる鼻につくオーダーをした。

 スタンダードなミルクをアーモンドミルクに変更し、上からはキャラメルソースをだくだくにかけてもらって、当たり前のようにホイップは多めというカスタムドリンクをオーダーした。

 もう1点は同伴した娘のもので、ハチミツを上からかけてもらった。余談だが、娘は普通の焼き芋にもハチミツをかける女だ。

 出来上がりを見て嬉しい悲鳴、「きゃはーん美味しそう!」ハーフ&ハーフのブラウンと柔らかなクリーム色のカラーリング。

◆焼き芋フラペチーノを飲んでみた

 茶色いお弁当推進委員の血が騒ぐ。この世でいちばん美味しい色は誰がなんと言おうと茶色だ。そして風情すら感じる、奥ゆかしく重なりキラキラ光るカラメルソースがお見事。綺麗や! 今年のアンタも綺麗や!

 そして説明にもあった「隠し味の意外な洋菓子」は、カヌレをイメージしたチップと芋けんぴだった! わずかに塩味を感じるお芋と、チップと芋けんぴを大胆に撹拌した秋のフラペチーノ。一体誰が想像できただろうか、サプライズが憎いぜ……!

 いざ、ストローで吸うと…口の中はカリカリ!ポリポリ!

 これは太いストローじゃないとダメ。瞬時に思った。細いストローだとこのカリ&ポリが詰まっちゃう可能性ありだ。

 もうここまでくると飲み物なのか食べ物なのか線引きが難しい。友だち以上恋人未満的な感覚も楽しめるなんて新感覚過ぎる。

◆アーモンドミルク変更は正解

 ホイップの上にも同じカリカリトッピングが散りばめられ、ほろ苦甘いカラメルソースと相性が良く美味しい。混ぜて飲んでも美味しかったけど、スプーンですくってホイップとソースと一緒に口に放り込んでジャリジャリと食べるのも美味しかった。

 そして、私の読みは「当たった」。アーモンドミルク変更は正解でしかなかった。この手の和のドリンクは、ミルクを変えると自分の好みにバシッとハマるのを知っている。今度はぜひともソイで試してみたい。

 ちなみに、このドリンクはコーヒーが入っていないミルクベースのドリンクだ。シーズナル商品で材料が限られていて、カスタマイズで増やせるものは少ない。

 無料で楽しめるカスタマイズは、ミルクを無脂肪ミルクや低脂肪ミルクに変更したり、ホイップも増減可能、チョコレートソースとキャラメルソースも追加可能で増減OK、ココアパウダーやハチミツも追加可能で増減OK。

 充分な甘さがあるフラペチーノだから、あっさりしたミルクに変更して、ホイップなしで楽しむのも良さそう。

◆3年ぶりの芋フラペチーノでした

 今回はモバイルオーダーで先行販売を楽しんだのだが、ひとつ驚くことがあった。スターバックスのアプリを開いて履歴をみてみたら2021年にも同じドリンクをモバイルオーダーしていたのだ。

 しかも、履歴の詳細を見てみたら。

 オーダーネームを「世界の阪口」と設定して、この上なくすべった履歴が刻まれていた。

 ちなみに、オーダーネームは必ずしも設定する必要はない。設定をしなかったらコーヒー豆の産地で「ブラジル」だとか「コスタリカ」だとか、名前が勝手に設定されるからだ。

 そんなふうに勝手に名付けられてもいいのだが、なんとなく面白みに欠ける感じがして、自己主張したくなったらしい。

 しかしこの過去からの逆襲……その瞬間は平気でも、先の未来で恥ずかしい思いをするリスクがあることは、覚えておいたほうがいい。私から言えるのはそんな教訓と、秋のフラペチーノは最高ってことだ。

<TEXT/阪口ゆうこ>

【阪口ゆうこ】
1981年生まれ。整えアドバイザー。片付けや整えについてのブログ「HOME by REFRESHERS」を運営。コラムなどの執筆、セミナー開催を行う。著書に『ゆるミニマルのススメ』などがある。好きなものはビール、宴会、発信すること。嫌いなものは戦争、口内炎、マラソン。Instagram:@sakaguchiyuko___

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