性的なことではとくに、ふとした言動が原因で後悔することも少なくないようだ。付き合っている彼女のことが大好きでたまらなかった草部隼人さん(仮名・28歳)も、自分の軽率な言動に後悔する日々を送っている。詳しく話を聞いた。
◆ドライブデートで彼女にうっとり
草部さんは、付き合って1年ちょっとの彼女K美さんのことが大好き。ドライブやスポーツなど共通の趣味も多く、そういった面もお互いが仲良くいられる秘訣のひとつだったとか。ある日、草部さんはいつものようにK美さんとドライブを満喫していた。
「早朝から出発して、昼間は自然に囲まれた公園に到着。しばらく散策を楽しんだあと、オフェンスとディフェンスに分かれて2名でプレイするバスケ“1on1”をして遊びました。そして、夜ご飯。その後、山頂まで行って満天の星に癒されていました」
そして、日中のアクティブだった彼女とはまるで別人のようにしとやかな雰囲気をまとっているK美さんに惚れ直した草部さん。見下ろす夜景もさることながら、可愛すぎるK美さんの横顔にうっとりしてしまう。そして、自然と性欲もわいてきた。
◆山間の古そうなラブホテルに
「でもさすがに野外は論外だったので、我慢しました。けれど帰り道の車の中、高まる思いが抑えきれなくなってしまったのです。そしてつい、いつもは絶対に入らないような山間の古そうなラブホテルに入りました」
最初は年季の入ったラブホの外観に戸惑っていたK美さんだったが、草部さんがボディタッチなどしているとノリ気に。雰囲気と勢いでなかに入ってみると、回転ベッドに鏡張りの壁。昭和感のある部屋が広がっていた。
「これはさすがにアウトかとも思いましたが、K美はそういう部屋も面白がってくれたので、いいムードになり逆に盛り上がったのです。ただ、先にK美がシャワーを浴びるという話になったのですが、お風呂が想像以上に古く、電気も薄暗い感じでした」
そのため「気味が悪い」と、K美さんは浴室に入ることを嫌がってしまう。このままではお互いの気分が萎えてしまうと危惧。興奮がおさまらない草部さんは、「そのままでもいい」と強引に服を脱がせはじめたのだ。
◆想像した以上の体臭がツンと…
「K美は、『結構汗もかいたし…』とためらっていましたが、大丈夫だよ。全然大丈夫と服を脱がせていこうとしたのです。K美もだんだんと興奮してきて、いい雰囲気でした。でも…。汗のような体臭が、ツンと鼻をついたのです」
それは、「想像していた以上のニオイだった」と草部さん。そしてそのニオイは、衣服を脱がせるたびに強くなっていった。けれど今更、シャワーを浴びてほしいとは言い出せない。また、残念なことに、高まっていた興奮はどんどん萎えていく。
「心身ともにニオイで萎えてしまいましたが、頭の中でいちばん好きなセクシービデオを思い出し、どうにかフィニッシュしました。でも、もう絶対に無理。シャワーを浴びずにするのは、もう絶対にやめようと思いました」
そのように決意するとともに、「公園を散策したりバスケをやったりと彼女は汗をかいていたのだから、臭いのは当然。自分だって臭かったかもしれない。本当に申し訳ないことをした」と深く反省したのだとか。
◆彼女への恋心も薄れていく
「ところが彼女はかなり興奮したらしく、それ以降『シャワーを浴びずにしたいな…』とおねだりするようになったのです。彼女に対して臭いと思いながらも、それを隠してプレイしていることに対する申し訳なさから、行為中はK美の顔をしっかり見ることができません」
そして、「シャワーを浴びずにやりたいと懇願してしまった、あのときの自分を責める日々が続いています」と言い、「どうにか彼女には、以前のようにシャワーを浴びてから行為をするよう話し合いたいと考えています」と続ける草部さん。
「ただ、K美から『どうして?』と聞かれたときに彼女を傷つけると思うと、半年以上経ついまも言い出せずにいます。そして正直なところ、彼女を好きな気持ちも薄れていて、本当にどうしたらいいかわかりません」
そう嘆く草部さんは、「性欲を満たすためにデリカシーのない行動に出てしまったことを後悔しています」と言い、猛反省する日々を送っている。ニオイや性的なことはナイーブな一面もあることを忘れず、お互いが後悔しない、気持ちのよいプレイを楽しみたいものだ。
<TEXT/夏川夏実>
【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
―[ラブホの珍エピソード]―
◆ドライブデートで彼女にうっとり
草部さんは、付き合って1年ちょっとの彼女K美さんのことが大好き。ドライブやスポーツなど共通の趣味も多く、そういった面もお互いが仲良くいられる秘訣のひとつだったとか。ある日、草部さんはいつものようにK美さんとドライブを満喫していた。
「早朝から出発して、昼間は自然に囲まれた公園に到着。しばらく散策を楽しんだあと、オフェンスとディフェンスに分かれて2名でプレイするバスケ“1on1”をして遊びました。そして、夜ご飯。その後、山頂まで行って満天の星に癒されていました」
そして、日中のアクティブだった彼女とはまるで別人のようにしとやかな雰囲気をまとっているK美さんに惚れ直した草部さん。見下ろす夜景もさることながら、可愛すぎるK美さんの横顔にうっとりしてしまう。そして、自然と性欲もわいてきた。
◆山間の古そうなラブホテルに
「でもさすがに野外は論外だったので、我慢しました。けれど帰り道の車の中、高まる思いが抑えきれなくなってしまったのです。そしてつい、いつもは絶対に入らないような山間の古そうなラブホテルに入りました」
最初は年季の入ったラブホの外観に戸惑っていたK美さんだったが、草部さんがボディタッチなどしているとノリ気に。雰囲気と勢いでなかに入ってみると、回転ベッドに鏡張りの壁。昭和感のある部屋が広がっていた。
「これはさすがにアウトかとも思いましたが、K美はそういう部屋も面白がってくれたので、いいムードになり逆に盛り上がったのです。ただ、先にK美がシャワーを浴びるという話になったのですが、お風呂が想像以上に古く、電気も薄暗い感じでした」
そのため「気味が悪い」と、K美さんは浴室に入ることを嫌がってしまう。このままではお互いの気分が萎えてしまうと危惧。興奮がおさまらない草部さんは、「そのままでもいい」と強引に服を脱がせはじめたのだ。
◆想像した以上の体臭がツンと…
「K美は、『結構汗もかいたし…』とためらっていましたが、大丈夫だよ。全然大丈夫と服を脱がせていこうとしたのです。K美もだんだんと興奮してきて、いい雰囲気でした。でも…。汗のような体臭が、ツンと鼻をついたのです」
それは、「想像していた以上のニオイだった」と草部さん。そしてそのニオイは、衣服を脱がせるたびに強くなっていった。けれど今更、シャワーを浴びてほしいとは言い出せない。また、残念なことに、高まっていた興奮はどんどん萎えていく。
「心身ともにニオイで萎えてしまいましたが、頭の中でいちばん好きなセクシービデオを思い出し、どうにかフィニッシュしました。でも、もう絶対に無理。シャワーを浴びずにするのは、もう絶対にやめようと思いました」
そのように決意するとともに、「公園を散策したりバスケをやったりと彼女は汗をかいていたのだから、臭いのは当然。自分だって臭かったかもしれない。本当に申し訳ないことをした」と深く反省したのだとか。
◆彼女への恋心も薄れていく
「ところが彼女はかなり興奮したらしく、それ以降『シャワーを浴びずにしたいな…』とおねだりするようになったのです。彼女に対して臭いと思いながらも、それを隠してプレイしていることに対する申し訳なさから、行為中はK美の顔をしっかり見ることができません」
そして、「シャワーを浴びずにやりたいと懇願してしまった、あのときの自分を責める日々が続いています」と言い、「どうにか彼女には、以前のようにシャワーを浴びてから行為をするよう話し合いたいと考えています」と続ける草部さん。
「ただ、K美から『どうして?』と聞かれたときに彼女を傷つけると思うと、半年以上経ついまも言い出せずにいます。そして正直なところ、彼女を好きな気持ちも薄れていて、本当にどうしたらいいかわかりません」
そう嘆く草部さんは、「性欲を満たすためにデリカシーのない行動に出てしまったことを後悔しています」と言い、猛反省する日々を送っている。ニオイや性的なことはナイーブな一面もあることを忘れず、お互いが後悔しない、気持ちのよいプレイを楽しみたいものだ。
<TEXT/夏川夏実>
【夏川夏実】
ワクワクを求めて全国徘徊中。幽霊と宇宙人の存在に怯えながらも、都市伝説には興味津々。さまざまな分野を取材したいと考え、常にネタを探し続けるフリーライター。Twitter:@natukawanatumi5
―[ラブホの珍エピソード]―