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酔うと長い上司に「そろそろ帰ったほうがいいですよ」はNG。ひろゆきが考える“ズルい”言いまわし

日刊SPA! 2024年9月17日 8時46分

仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。
どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。

◆酔うと長い上司を帰らせる言葉

会社の飲み会の終盤。深い時間帯でも酔っぱらって上機嫌な上司がなかなか帰ろうとしない。店側も帰ってほしいようだが、熱弁に口を挟みづらいのか苦笑いするだけ。どうやったら、めんどくさい上司をスムーズに帰らせることができるだろうか?

◆冷静に説得するよりも「帰って当然」な状況をつくる

 深い時間だというのに飲み会をお開きにしようとしない人っていますよね。ぶっちゃけ、そんな人と飲みに行かなければいいけど、上司だと断れないので厄介です。

 そういう人に対して無理に帰ろうと促すと、気分を害してキレることも少なくありません。なので、何かを伝えて帰らせようとするのは実は得策ではない。状況的に帰らなければいけない、それも“自動的に起きた出来事”であることを演出するのがいいです。

 例えば、スーパーとかでは閉店間際の時間になると「蛍の光」が流れてきます。時間によって自動的に流れるだけで客を追い出そうとしているわけではないですが、客としては雰囲気が変わったことで出ていかないといけないというのを察しますよね。ほかの飲食店でも、BGMを止めたり店の照明を明るくしたり、暖簾を外したり慌ただしくキッチンを片づけたり、テーブルの上に椅子を載せ始めたりすると閉店感が出てきます。

 こういった“帰らないといけない雰囲気”を演出すると、普通の感覚の人なら「帰らなきゃいけない」と思うはず。それに、同席している人もプレッシャーを感じて「閉店時間みたいですよ」と促してくれることも。帰りたがっている人が主導権を握れるようなアシストになっているのですね。

 これは上司が帰りたがらない場合にも使えて、閉店時間になっても客に気を使うような店であれば「閉店の準備を始めてもらえますか?」とお店側に言ったりするのもアリです。

◆閉店時間の前だったら?

 ただし、これは閉店時間でのこと。店の営業中に「まだまだ飲もう」という上司を帰らせたいときもありますよね。そういう場合は、解散をしないことが上司のデメリットに繋がるような状況にすればいいと思います。

 例えば、上司が関連する仕事を引き合いに出して、「明日までに作業しないと間に合いません」と言うとか。あと、泥酔しているような状況であれば、ほかの人や家族から連絡があったフリをして今すぐ帰らないとマズい演出をして、そこで、「もうタクシーを呼んじゃいました」と無理やり外に出してしまえばいい。その場ではオラつくかもしれませんが、酔っ払っていたら次の日には覚えていなかったりもしますし……。

 ちなみに僕の場合は泥酔してうざ絡みする面倒くさい人には、「その話、前にも聞いたっす」とか言って話すことがないような雰囲気にしちゃいますが……。

◆酔うと長い上司を帰らせるには…

× そろそろ帰ったほうがいいですよ
◎ もうタクシーを呼んじゃいました

構成/杉原光徳(ミドルマン)

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

―[賢い人が自然とやっているズルい言いまわし]―

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