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ディーラー元営業マンが「自分の車には絶対につけないオプション」5選

日刊SPA! 2024年10月16日 15時54分

車には、機能や見た目を良くするためにオプションパーツが多数用意されています。特に新車を買う時の楽しみとして、カタログを見て決めるという読者の方もいらっしゃるかもしれません。が、数あるオプションの中で、車を販売している営業マンや整備士といったスタッフが選ばないオプション、というのも多数存在しています。ここではどのようなオプションを選ばないのか紹介します。
◆選ばないオプション1 コーティング

「車を買ったら必ずコーティング」と言われるほど購入者の多い商品ですが、内部事情を知ってしまうとオプションで選びにくくなります。一部のディーラーでは、コーティングは専門業車に外注せずに内部スタッフが施工することもあります。ただコーティングの液剤を塗ればいいだけなので、外注費用を浮かすために行うためです。

コーティング費用の大半は工賃なので、その費用を浮かせることで利益につながるのです。ちなみにコーティングをかけるのは整備士が多いのですが、新人メカニックがすることもあるので施工レベルにムラがあります。当たりを引くかハズレを引くかはあなた次第……といったものです。

◆選ばないオプション2 フロアマット

車のマットは購入時に付けるもの、という先入観があるかもしれません。車種によっては5万円から10万円にもなる高級カーペット。冷静に考えてみると勿体無いと思いませんか?

実はオプションの半額以下で社外品マットを買うこともできるため、車を頻繁に買い替えなければならない営業マンにとってはオプションのマットほど無駄の極み。なので営業マンが乗る車には安価な社外品マットが選ばれるのです。

◆選ばないオプション3 走行中にカーナビ操作

走行中に助手席の人が操作ができるようにするキット、買われたことがある読者の方も多いはずです。カーナビの種類にもよりますが、工賃含めて数万円もするキットを買わなくても数百円もあれば操作ができるようになるのです。

カーナビのメカニズムや電気関係の知識があればDIYでできるこの作業。車に常に触れている営業マンなら朝飯前の簡単な作業なのです。なので営業マンは自分の車は安価に済むように作業をし、顧客にはキットを販売するということもよくあるのです。

◆選ばないオプション4 販売店の独自オプション

メーカーが設定しているものの他に、販売会社が独自に展開しているオプションがあります。社外ドライブレコーダーやレスキューキットなどが最たる例です。これらの商品はネットで買った方が安価なものが多く、営業マンは絶対に自店では買いません。顧客に販売する際には「メーカー保証が充実している」「取り付けも安心だ」と歯切れの良い言葉をかけますが、自分の車には絶対に選びません。

◆選ばないオプション5 メンテナンスパック

整備料金を前入金することで整備費用等が安くなるメンテナンスパックは顧客向けの商品です。なぜなら自分の車は社員割引で整備できるので、購入する必要がないからです。

ここまでは表向きの話ですが、場合によっては目標に達していないから自分の車にメンテナンスパックを自爆営業する、ということもあるようですがこれは特別な例。自店のメカニックに至っては自分の車は自分で整備するので、お金の無駄になりますから絶対に買いません。

<TEXT/宇野 源一>

【宇野 源一】
埼玉県在住の兼業ライター。大学卒業後、大手日系自動車ディーラーに就職。その後、金融業界の業務・教育支援を行う会社に転職し、法人営業に従事しながら、2級ファイナンシャル・プランニング技能士、AFP資格を取得。X(旧Twitter):@gengen801

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