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上司からの助言の引き出し方「何かアドバイスをください」はNG。仕事が手詰まりになったときに、ひろゆきの使える“ズルい”言いまわし

日刊SPA! 2024年10月18日 8時45分

仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。
どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。

◆上司からの助言の引き出し方

担当企画が難航し、上司にアドバイスを求めた。しかし、「どうすればいいでしょうか?」と伝えたところ、忙しいらしく「自分で考えてよ」などと、けんもほろろ。多忙な人からでも上手にアドバイスを引き出す言葉はあるのか?

◆プライドが高い人に対しては、能力を試す煽った聞き方が効果的

仕事が手詰まりになったとき、自分より知恵を持つ人から適切な助言をもらえたらラクですよね。

そうやって人から知恵を引き出す際には、「対象がどういう人なのか?」によって、話し方や内容を変えるのが効率的です。

相手が優しい人なら「アドバイスをください」と言えばいいだけですが、キレ者で仕事ができる上司の場合、わざと突き放して部下の成長を促そうとするかもしれません。「アドバイスをください」と素直に聞いても、「なんでお前の仕事を俺が考えないといけないの?」とか言われたりするでしょう。

そもそも、「この企画、どう思いますか?」とか「ここ、どうしますか?」みたいなざっくり質問だと、どんな相手でも答えにくいです。なので、こういうときは聞き方を変えるといいです。

例えば、企画書で難航した場合なら、なんでもいいので自分で考えた「最強の案」を伝えてみる。それを上司にぶつけて、「このような案を考えているのですが、ダメですかね?」と聞くと、話したがりというか、ダメ出しをしたがる上司はアドバイスをくれます。もし、「まあ、いいんじゃない」などと返されたら、その案で十分だと認めたわけなので、そのまま通せばいいだけです。

また、プライドが高い上司の場合には、具体的な自分のアイデアを提案しつつ「これよりもいい案はありますか?」みたいな聞き方をするのも手です。

そのうえで、「俺的にはこっちのほうがいいかな」とか言われたら、それに乗っかればいい。頭のいい人というか、プライドの高い人であればあるほど、「これ以上のものはないですよね?」とか言われると、「いや、あるだろ!」と反応して、ちゃんと頭を使って答えてくれたりします。なので、その人の能力を試すような煽った聞き方をすると、相手は意図せず自分の能力を使ってしまうわけです。

勘違いしてはいけないのは、企画の状況とか概要を具体的に説明してもダメです。あくまで「自分の具体的なプラン」を伝えて、対案を求めてください。

◆タイミングも結構大事

ちなみに話しかけるタイミングも結構大事です。当たり前ですが、上司がスマホをいじっていたり作業をしていたりするタイミングだと面倒くさがられて、相手にされない確率も高くなります。

なので、タクシーでの移動中とか、“手持ち無沙汰”なタイミングを見計らってラフに話しかけたほうがいいですよ。

◆上司からの助言の引き出したいときは…

× 何かアドバイスをください
◎ これよりもいい案はありますか?

構成/杉原光徳(ミドルマン)

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

―[賢い人が自然とやっているズルい言いまわし]―

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