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「学生時代はモテていたのに…」30歳を過ぎて“非モテ化”する男性の特徴とは

日刊SPA! 2024年10月22日 15時52分

―[ゼロ恋愛 〜経験値ゼロから学ぶ恋愛講座〜/堺屋大地]―

 こんにちは、恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラーの堺屋大地です。
 筆者はLINE公式サービスにて、年間約1000件のペースでチャット恋愛相談を受けています。また知人経由で対面の相談を受けることも多く、性別・年齢問わずさまざまな方の恋のお悩みをうかがってきました。

 2020年国勢調査によれば、日本人の「生涯未婚率」(50歳時の未婚割合)は年々上昇しており、女性は17.8%、男性に至っては28.3%にも及びます。そんななかで、恋愛がうまくいかないという方々にも筆者の知見が少しでも役に立てばなによりです。

 さて、学生時代に目立つグループに所属し、いわゆる“1軍”でモテモテだったにもかかわらず、30歳をすぎた頃からぱったり女性から言い寄られることがなくなるというパターンは少なくありません。

 なぜスクールカーストのトップ層だった1軍男子のなかに、大人になるとモテなくなってしまう人がいるのでしょうか? そこで今回は「中高時代は1軍男子でモテていたのに30代になって非モテ化する男性」の5つの特徴を紹介していきます。

◆①顔の良さや運動神経の良さだけに胡坐をかいている

 現在30歳以上のみなさんの学生時代は、顔面偏差値が高かったり身長が高かったりする見た目の良さや、野球部、サッカー部、バスケ部などに所属していて運動神経が良いことが、モテ要素の大半を占めていたことでしょう。

 ですが社会人になると次第にモテ要素が変化してくるもの。見た目の良さは30代以降でもストロングポイントですが、運動神経の良さはあまり重視されなくなり、代わりに年収、肩書き、性格などが重視されるようになってきます。

 運動神経の良さだけでモテてきた人が非モテになるのは言わずもがなですが、大人になると年収、肩書き、性格といった重視される要素が増えるため、相対的に見た目が良いことの優位性も減少し、それだけではモテなくなるというわけです。

◆②社会人になると痛々しい強気&クールキャラのまま

 見た目の良さや運動神経の良さといった学生時代にモテる要素をデフォルトで持っていた場合、ほっといても女子が群がってきて、なにもしなくても勝手にモテ街道を驀進していたかもしれません。

 すると、一例ですが誰にも媚びない強気なキャラや口数が少ないクールなキャラになりがち。そして少女漫画やラブコメドラマなどでは、そういった強気&クールキャラがもてはやされていることからもわかるとおり、まだ精神面で未成熟な女子中高生からするとそういった男子が異様にかっこよく見えるもの。

 しかし、“女子”が社会に出て“女性”になると、ただ強気なだけの男性は子どもっぽく見え、ずっとクールなだけの男性はコミュ障に見えることも……。

 思春期の女子たちは男子の人間性をちゃんと見極められないためそれで騙せますが、大人の女性からすると中身がない痛々しい人物だと認定されてしまうのです。

◆③自分が高慢・自己中な人物だと客観視できていない

 強気キャラやクールキャラならだまだマシ。

 学生時代にイケメンだなんだと女子からちやほやされ続け調子に乗ってしまい、勘違いしてこじらせたまま大人になっていると、目も当てられません。そういう元イケメンは、高慢・自己中・理不尽な人間性になってしまっているということもあるからです。

 さらにやっかいなのが、あまりにもナチュラルに高慢・自己中・理不尽さが染み付いてしまっているケース。その場合、本人はほとんど自覚がなく、無意識にクズな振る舞いをしてしまうので、非モテ化が加速していくのです。

◆④デートなどで自分から女性を楽しませようとしない

 モテモテだった中高時代にデートをすることもあったでしょうが、相手の女子が夢中になってくれていると、自分で能動的にデートプランを立てたり、女性を楽しませる意識が欠如していたりすることも珍しくありません。

 追われる立場だからなにもしなくてもデートが成立していたということです。

 そこから変わらず30代に突入していると、当然、相手の女性の気持ちを読んだり慮ったりすることがヘタクソなまま。デートではスマートにエスコートしてもらいたいという大人の女性は多いため、ひたすら受け身なだけの男性は幻滅されてしまうことが多いでしょう。

◆⑤恋愛市場価値が急落していることに気付いていない

 恋愛市場における市場価値は、前述したとおり学生と社会人とでは男性の価値基準が大幅に変わっています。かつては1軍だったのに30代以降に2軍、3軍に降格していることも多々あるのです。

 けれど無意識にモテてきた過去の栄光にすがりついていると、自身の市場価値が急落していることに気づけず、30代になっても自分は女性から「イケメン」「いい男」と思われていると、勘違いしているなんてことも……。

 そういうタイプは女性からすれば「勘違い野郎」に見えてしまうため、ただでさえ需要がなくなりモテ度が激減しているのに、さらに避けられるようになってしまうのです。これが悪循環なのは言うまでもなりません。

 また自分が2軍、3軍になっているにもかかわらず、性懲りもなく恋愛対象を1軍女性に絞っていると、相手から一切相手にされないため、まともな恋愛ができなくなってしまうこともあるのです。

◆もちろん学生時代も30代以降もモテ続ける男はいる

「中高時代は1軍男子でモテていたのに30代になって非モテ化する男性」の5つの特徴、いかがでしたか?

 もちろん学生時代にモテていた人が必ず非モテになるわけでありません。モテていた過去に胡坐をかかずに魅力やスキルをアップデートさせて、30代以降も恋愛市場的に1軍にい続けている人もたくさんいるため、学生時代のモテ男は30代以上になると二極化すると言えるでしょう。

<文/堺屋大地>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。現在は『現代ビジネス』、『文春オンライン』、『smartFLASH』などにコラムを寄稿。LINE公式サービス『トークCARE』では、カウンセラーとして年間で約1500件の相談を受けている。X(旧Twitter):@SakaiyaDaichi

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