新政権の誕生を背景に、激しい乱高下を繰り返す日経平均株価。一見先が読めない状況だが、石破流経済政策の特徴を掴めば投資につながるヒントが見えてくる。「石破ノミクス」の歩き方をここに伝授!
◆初出馬の当選を支えた幻の株
株券に記された“本券株は石破しげるの未来に投資下さった方に発行されます”の説明……。これは1986年の初出馬時に、非公認後援会である「どんどろけの会」が発行した、名前もそのまま“石破しげる株”である。
「どんどろけの会(非公認後援会)も、ようやく大所帯になってきたわけだが、半面これまでのやり方では運営が難しくなってきていた。何しろ、定例会の会費は安いし(2000円)、ノルマもなかったからだ」(『石破茂 非公認後援会』どんどろけの会書より)。
◆政治資金を集める手段として誕生
つまり、政治資金を集める手段として生まれたギャグ株券というわけだ。
「金銭による配当はなく、『石破しげるの政治活動の将来をもって代えさせていただきます』とした。これを『バカバカしい』と思う人もいただろうが、逆に『面白い!』と思ってくれた人や企業も多く、それなりの収益になった」(同書より)
◆石破氏が総裁の座を射止めたことで…
とはいえ、この株が発行されたのは40年近く前の話。今回、石破氏が総裁の座を射止めたことで、実際に恩恵を受けた者はいたのか。
◆実際に恩恵を受けた者は…
直接どんどろけの会に問い合わせると、こんな回答が。
「(株が発行された)当時のスタッフは誰一人いません。現在の状況を知るものも同様です」
果たして、石破氏は株購入者が納得するだけの結果を残せるのだろうか。
取材・文/週刊SPA!編集部
※10月29日発売の週刊SPA!特集「[石破ノミクス]投資の極意」より
―[[石破ノミクス]投資の極意]―
◆初出馬の当選を支えた幻の株
株券に記された“本券株は石破しげるの未来に投資下さった方に発行されます”の説明……。これは1986年の初出馬時に、非公認後援会である「どんどろけの会」が発行した、名前もそのまま“石破しげる株”である。
「どんどろけの会(非公認後援会)も、ようやく大所帯になってきたわけだが、半面これまでのやり方では運営が難しくなってきていた。何しろ、定例会の会費は安いし(2000円)、ノルマもなかったからだ」(『石破茂 非公認後援会』どんどろけの会書より)。
◆政治資金を集める手段として誕生
つまり、政治資金を集める手段として生まれたギャグ株券というわけだ。
「金銭による配当はなく、『石破しげるの政治活動の将来をもって代えさせていただきます』とした。これを『バカバカしい』と思う人もいただろうが、逆に『面白い!』と思ってくれた人や企業も多く、それなりの収益になった」(同書より)
◆石破氏が総裁の座を射止めたことで…
とはいえ、この株が発行されたのは40年近く前の話。今回、石破氏が総裁の座を射止めたことで、実際に恩恵を受けた者はいたのか。
◆実際に恩恵を受けた者は…
直接どんどろけの会に問い合わせると、こんな回答が。
「(株が発行された)当時のスタッフは誰一人いません。現在の状況を知るものも同様です」
果たして、石破氏は株購入者が納得するだけの結果を残せるのだろうか。
取材・文/週刊SPA!編集部
※10月29日発売の週刊SPA!特集「[石破ノミクス]投資の極意」より
―[[石破ノミクス]投資の極意]―