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「暇だったら働いてみたら?」はNG。専業主婦の妻に働いてもらい収入を増やす、ひろゆきの“ズルい”言いまわし

日刊SPA! 2024年11月5日 8時45分

仕事やプライベートで「なぜかうまくいく人」は、どんな言葉を使っているのか? 実は賢い人ほど、相手から期待通りのリアクションを引きだす「ズルくてうまい言いまわし」を日頃から駆使している。
どんな言葉を使えば物事がスムーズに進むのか? 様々なシチュエーションごとに「ダメな言い方」「うまい言い方」を解説した、ひろゆき氏の新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』から、テクニックの一部を紹介しよう。

◆専業主婦の奥さんにも働いてほしい

子どもがいない我が家。妻が専業主婦でも生活できなくはないが、あまり貯蓄をする余裕もないため、できれば妻にも働いてほしい。ただ、働くのが面倒なようで「気が向いたら」と一向に動きださない。妻に働く気持ちを持ってもらうには、どのように伝えるべきか?

◆論点を微妙にズラして「働く目的」の設定を変える

昨今は共働きが一般的で、総務省の「令和2年国勢調査」によれば、「共働き:非共働き」の世帯割合は7:3だったりします。

目線を変えてみると、共働きではない専業主婦(夫)の世帯が3割あるわけですが、前述の調査によれば、専業主婦世帯の39%は子どもがいないらしいです。むしろ、子どもの数と専業主婦の割合がどう関わってくるかといえば、「子ども1人→39%」「2人→45%」「3人→13%」「4人以上→3%」と、子どもが多ければ多いほど共働きになる傾向があるわけです。

このことからわかるのは、子どもがいようがいまいが「生活ができているなら働かないし、生活費が苦しい状況なら働く」ってことだと思うのですね。

生活に余裕があれば働く必要性を感じない人は多いですし、基本的に人は「苦痛を感じてまで働きたくない」と考えるのが普通だと思います。もちろん好きなことで稼げるなら進んで働くと思いますが、そんな都合のいい仕事は皆無に等しいですからね。

なので、この先にお金が必要になるという焦りが一切なければ、今の生活がカツカツであっても、「なんとか生活が回っているのであれば無理に働かなくても……」となるのが普通です。

そんな前提がある上で、奥さんに働いてもらいたいと考えるなら、「働く気持ちを持ってもらう」ということを目的に設定するのはそもそも間違いです。そうではなく、「奥さんが働かざるを得ない状況にする」ということを目的にしないといけないと思うのです。

そのためには、奥さんが働かないと生活が回らないようにしないといけません。例えば、子どもが欲しいと考えているなら「子どもができたときのために蓄えが必要だよね」と伝えて同意してもらいます。もちろん人によって考えは違うので、子どものため以外に、老後資金やら親の介護、車でも住宅購入でも、将来的な貯蓄の目的になるならなんでもいいです。

◆ポイントは○○

そうやって同意を得たら、給料から自動積み立て定期預金を設定します。その額を今までの生活をするにはギリギリで厳しくなるくらいにしておくわけです。

ポイントは、「生活維持が難しいレベルの貯金をする必要がある」ことへの同意を得ること。すると、あえてこちらから「働いたら?」と言わなくても、自ら「そろそろパートぐらいしたほうがいいかもね……」という考えになったりすると思うんですよねぇ。

◆専業主婦の奥さんにも働いてほしいとき

× 暇だったら働いてみたら?
◎ 先を考えると、貯えが必要だよね

構成/杉原光徳(ミドルマン)

【ひろゆき】
西村博之(にしむらひろゆき)1976年、神奈川県生まれ。東京都・赤羽に移り住み、中央大学に進学後、在学中に米国・アーカンソー州に留学。1999年に開設した「2ちゃんねる」、2005年に就任した「ニコニコ動画」の元管理人。現在は英語圏最大の掲示板サイト「4chan」の管理人を務め、フランスに在住。たまに日本にいる。週刊SPA!で10年以上連載を担当。新刊『賢い人が自然とやっている ズルい言いまわし』

―[賢い人が自然とやっているズルい言いまわし]―

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