現在も活動中のアイドルグループの元メンバーが2024年10月15日、“セクシー女優”としてデビューした。その名は、白岩冬萌(しらいわとも)。
彼女は、自らの強い意思で新たな世界の扉を叩いたという。なぜ、彼女はセクシー女優の道を選択したのか? その理由には、昨今話題となっている“推し”という存在が大きく関わっていた。
◆アイドル引退理由が意外すぎる
——以前はアイドルとして活動をしていたそうですね。
「学生時代から5年くらいやっていました。でも、これから先もアイドルを続けていくビジョンが見えなかったのと、どうしても猫を飼いたくなってしまって辞めてしまったんです」
——え、猫ですか?
「はい。近くにフワフワした癒やしの存在が欲しすぎて……。でも、子猫から飼うとなったら、しばらくはずっと傍にいなきゃいけませんよね? だから『辞めます!』って(笑)」
——初めて聞くアイドル引退理由です(笑)。アイドル時代からこちらの世界には興味を抱いていたのですか?
「その当時からユーザーだったんです。テレビドラマのような感覚で見ていました。出演されている方たちは、みんな人前で性的な行為をするだけじゃなく、演技も上手じゃないですか。普通のドラマだったら濡れ場は当然、やっている“フリ”なわけで。そういうのも全部見せてくれるのが凄いなと思っていました」
——その答えから、かなりのヘビーユーザーとお見受けしますが。
「はい、大好きですよ。ストーリーの展開が普通のドラマに比べて早いのも良いんですよね。3話分くらいの情報量が2時間に収まっている。それでいて泣かせるような作品もあったりして、でも大前提として性的なものだから感情移入が難しいんですけど、『じゃあ、もう一回見よう!』『今度は別の作品を見よう!』ってなるんですよね(笑)」
◆「“推し”の女優さんと同じ景色が見たかった」
——そこから自身もセクシー女優になると決めたのには、何かきっかけがあったのでしょうか?
「今のセクシー女優さんって、みんな可愛くて魅力的で、こんな人たちが裸になっていろいろ見せてくれるなんて、なんてありがたいことだろうとずっと思っていたんです。だからこそ、自分がなるのは無理だろうなって思っていました。でも、私にはずっと追いかけている“推し”のセクシー女優さんがいて……彼女の見ている景色を見てみたくなったというのが、いちばんの理由です」
——その推しの女優さんというのは?
「美谷朱里(美谷朱音)さんです。一人でショップに行ってパケ買いをしたんです。加山なつこさん、蓮実クレアさんと3人の共演作を購入して以来、彼女の虜になりました。個人撮影会や握手会、キャバクラの出勤もぜんぶ自分で予約して通ってたんですよ。お会いするたびに『顔が近くにある!凄い!イイ匂い!』って大感動しました」
——完全にガチファンじゃないですか(笑)。
「そんな中、去年8月に行われた『TRE 台北国際成人展』に美谷さんが出ることを知って、一人で飛行機に乗って台湾まで向かったんですよ。他国のファンに囲まれているあかりん、古参のファンの皆さんが語る昔のあかりん……台湾で私がまだ知らなかった美谷さんの一面を知っていきながら、彼女はいったいどんな経験をしてきてどんな景色を見ているのだろうと、ふと考えたんです。最終的に、私もその感覚を知りたいと思いました」
——台湾でセクシー女優になる決意を固めたのですね。
「帰りの飛行機の中で『やってみたい!』という気持ちは固まっていました。でも、デビューするにしても絶対にメーカーはムーディーズが良かったんです。別のところに決まっても、デビューしていなかったかも。それも、美谷さんが今ちょうど同じ系列のメーカーで専属女優をしているからなんですよね」
——ちなみに、美谷さんにはセクシー女優になったことはお伝えしているのですか?
「情報解禁前だったので、まだ言っていません。というか、デビューが決まってから直接お会いできるようなイベントに足を運べていないんですよ。業界的には先輩後輩という関係性にはなりましたけど、やっぱり根本的に私は彼女のいちファンなので……今はまだ会いにいけないですね」
◆アイドル時代のファンの反応は?
——デビューするにあたり、アイドル時代のファンの方々から反響はありましたか?
「みんな『やっぱりやりたかったんだ』『なれて良かったね』みたいな、完璧な応援モードですね。私のSNSのアカウントは『白岩冬萌』として新しく作ったんですけど、フォロワーにはアイドル時代のファンがかなりいるんですよ」
——やっぱり、と納得されてしまうくらい好きだったことは、アイドルの頃からファンに認知されていたのですか?
「何しろ、その当時もSNSに『今日はこの作品を見ながら一人で……』なんて投稿をしてましたからね。まあ、運営に普通に怒られて、消すことになりましたけど(笑)」
——そりゃ怒られますよ!アイドルでしょう!?
「でも、それを目にしたファンがオススメの作品を教えてくれるようになりました。そういうグッズをプレゼントしてくれたファンもいたんですけど、運営に没収されてしまいました(笑)」
——もはや、なるべくしてセクシー女優になったとしか思えないエピソードです。
「振り返ってみるとセクシー女優になることは、アイドルのときからずっと頭の片隅にあったんでしょうね。私、今が本当に楽しいんです。撮影で例のプールとか行ったりしたら、もうテンション爆上がり!デビュー作の撮影で行ったスタジオも、三上悠亜さんのラストの作品で使われていたところで、『ここかー!』って感動しましたもん」
——仕事のたびに聖地巡礼ができますね。
「そうですね、『このソファーで〇〇さんがこういうことをしていたな……』とか、細かいスポットを探し出すのも好きですね。場所だけでなく、美谷さんと絡んだことのある男優さんとの撮影があっても嬉しくてぶち上がりますよ。美谷さんの聖地巡礼(笑)」
◆家族からは「けっこう複雑な気持ちになる」「でも応援はしているよ」
——セクシー女優になったことは、身近な人に話していますか?
「友達には伝えています。『そっかー、なりたいって言ってたもんね』って、すんなりわかってもらえました。でも、さすがに親には言えてないです」
——親御さんへの身バレについて不安に思うときはありますか?
「う~ん……言えてないってだけなので、別にバレてもいいかなと思っているんですよ。今のところはBARで働いていると認識しているみたいですけどね。あと、弟にはもう話してあります」
——弟さんは知っているんですね!どんな反応をされましたか?
「ひと言、『ウケる』でした(笑)。もともと弟には『この作品いいよ』とか、オープンにすすめたりしていたので、動じないだろうなとは思っていました。
ただ、意外だったのが『姉をそういう目で見られるっていうのは、けっこう複雑な気持ちになる』と言われたこと。『だから友達とかに宣伝はしてあげられないけど、でも応援はしているよ』って、温かいエールをもらいました」
——美しき姉弟愛ですね。そういえば、アイドル時代の仲間たちには伝えているのですか?
「私が言うより先に向こうからLINEが来ました。『セクシー女優になったんだね』って一文だったので、私も『やっとなりました』と返しました。結局、Xも相互フォローになっています」
——どのアイドルグループに属していたのか、特定されることについて思うところはありますか?
「正直、私個人としてはバレてしまっても全然いいんです。ただ、『この子だ!』みたいなネットの投稿で使われていた写真には納得がいってません。あんな盛れてない写真、使わないでー(笑)」
——ここまで大らかでオープンな元アイドルのセクシー女優というのも珍しい気がします。
「私の中でセクシー女優になって作品を出したことっていうのは、大きな会場を埋めるためにオリジナルグッズを一つ出したみたいな感覚なんです。後ろめたさは一切ありません」
——セクシー女優デビューは、「白岩冬萌」を知ってもらうためのツールのひとつというわけですね。では、最後に今後の目標を聞かせてください。
「セクシー女優として、タレントになりたいです。人と喋ることも話を聞くことも好きなので、トーク系のお仕事をしてみたいし、もっと友達も欲しいし、やりたいことはいっぱいあります。あと、絶対に叶えたいのは、台湾に行くこと!『TRE 台北国際成人展』に行って全てが始まったので、台湾のファンの方々に、台湾が白岩冬萌の原点であることを伝えたいです!」
<取材・文・撮影/もちづき千代子>
彼女は、自らの強い意思で新たな世界の扉を叩いたという。なぜ、彼女はセクシー女優の道を選択したのか? その理由には、昨今話題となっている“推し”という存在が大きく関わっていた。
◆アイドル引退理由が意外すぎる
——以前はアイドルとして活動をしていたそうですね。
「学生時代から5年くらいやっていました。でも、これから先もアイドルを続けていくビジョンが見えなかったのと、どうしても猫を飼いたくなってしまって辞めてしまったんです」
——え、猫ですか?
「はい。近くにフワフワした癒やしの存在が欲しすぎて……。でも、子猫から飼うとなったら、しばらくはずっと傍にいなきゃいけませんよね? だから『辞めます!』って(笑)」
——初めて聞くアイドル引退理由です(笑)。アイドル時代からこちらの世界には興味を抱いていたのですか?
「その当時からユーザーだったんです。テレビドラマのような感覚で見ていました。出演されている方たちは、みんな人前で性的な行為をするだけじゃなく、演技も上手じゃないですか。普通のドラマだったら濡れ場は当然、やっている“フリ”なわけで。そういうのも全部見せてくれるのが凄いなと思っていました」
——その答えから、かなりのヘビーユーザーとお見受けしますが。
「はい、大好きですよ。ストーリーの展開が普通のドラマに比べて早いのも良いんですよね。3話分くらいの情報量が2時間に収まっている。それでいて泣かせるような作品もあったりして、でも大前提として性的なものだから感情移入が難しいんですけど、『じゃあ、もう一回見よう!』『今度は別の作品を見よう!』ってなるんですよね(笑)」
◆「“推し”の女優さんと同じ景色が見たかった」
——そこから自身もセクシー女優になると決めたのには、何かきっかけがあったのでしょうか?
「今のセクシー女優さんって、みんな可愛くて魅力的で、こんな人たちが裸になっていろいろ見せてくれるなんて、なんてありがたいことだろうとずっと思っていたんです。だからこそ、自分がなるのは無理だろうなって思っていました。でも、私にはずっと追いかけている“推し”のセクシー女優さんがいて……彼女の見ている景色を見てみたくなったというのが、いちばんの理由です」
——その推しの女優さんというのは?
「美谷朱里(美谷朱音)さんです。一人でショップに行ってパケ買いをしたんです。加山なつこさん、蓮実クレアさんと3人の共演作を購入して以来、彼女の虜になりました。個人撮影会や握手会、キャバクラの出勤もぜんぶ自分で予約して通ってたんですよ。お会いするたびに『顔が近くにある!凄い!イイ匂い!』って大感動しました」
——完全にガチファンじゃないですか(笑)。
「そんな中、去年8月に行われた『TRE 台北国際成人展』に美谷さんが出ることを知って、一人で飛行機に乗って台湾まで向かったんですよ。他国のファンに囲まれているあかりん、古参のファンの皆さんが語る昔のあかりん……台湾で私がまだ知らなかった美谷さんの一面を知っていきながら、彼女はいったいどんな経験をしてきてどんな景色を見ているのだろうと、ふと考えたんです。最終的に、私もその感覚を知りたいと思いました」
——台湾でセクシー女優になる決意を固めたのですね。
「帰りの飛行機の中で『やってみたい!』という気持ちは固まっていました。でも、デビューするにしても絶対にメーカーはムーディーズが良かったんです。別のところに決まっても、デビューしていなかったかも。それも、美谷さんが今ちょうど同じ系列のメーカーで専属女優をしているからなんですよね」
——ちなみに、美谷さんにはセクシー女優になったことはお伝えしているのですか?
「情報解禁前だったので、まだ言っていません。というか、デビューが決まってから直接お会いできるようなイベントに足を運べていないんですよ。業界的には先輩後輩という関係性にはなりましたけど、やっぱり根本的に私は彼女のいちファンなので……今はまだ会いにいけないですね」
◆アイドル時代のファンの反応は?
——デビューするにあたり、アイドル時代のファンの方々から反響はありましたか?
「みんな『やっぱりやりたかったんだ』『なれて良かったね』みたいな、完璧な応援モードですね。私のSNSのアカウントは『白岩冬萌』として新しく作ったんですけど、フォロワーにはアイドル時代のファンがかなりいるんですよ」
——やっぱり、と納得されてしまうくらい好きだったことは、アイドルの頃からファンに認知されていたのですか?
「何しろ、その当時もSNSに『今日はこの作品を見ながら一人で……』なんて投稿をしてましたからね。まあ、運営に普通に怒られて、消すことになりましたけど(笑)」
——そりゃ怒られますよ!アイドルでしょう!?
「でも、それを目にしたファンがオススメの作品を教えてくれるようになりました。そういうグッズをプレゼントしてくれたファンもいたんですけど、運営に没収されてしまいました(笑)」
——もはや、なるべくしてセクシー女優になったとしか思えないエピソードです。
「振り返ってみるとセクシー女優になることは、アイドルのときからずっと頭の片隅にあったんでしょうね。私、今が本当に楽しいんです。撮影で例のプールとか行ったりしたら、もうテンション爆上がり!デビュー作の撮影で行ったスタジオも、三上悠亜さんのラストの作品で使われていたところで、『ここかー!』って感動しましたもん」
——仕事のたびに聖地巡礼ができますね。
「そうですね、『このソファーで〇〇さんがこういうことをしていたな……』とか、細かいスポットを探し出すのも好きですね。場所だけでなく、美谷さんと絡んだことのある男優さんとの撮影があっても嬉しくてぶち上がりますよ。美谷さんの聖地巡礼(笑)」
◆家族からは「けっこう複雑な気持ちになる」「でも応援はしているよ」
——セクシー女優になったことは、身近な人に話していますか?
「友達には伝えています。『そっかー、なりたいって言ってたもんね』って、すんなりわかってもらえました。でも、さすがに親には言えてないです」
——親御さんへの身バレについて不安に思うときはありますか?
「う~ん……言えてないってだけなので、別にバレてもいいかなと思っているんですよ。今のところはBARで働いていると認識しているみたいですけどね。あと、弟にはもう話してあります」
——弟さんは知っているんですね!どんな反応をされましたか?
「ひと言、『ウケる』でした(笑)。もともと弟には『この作品いいよ』とか、オープンにすすめたりしていたので、動じないだろうなとは思っていました。
ただ、意外だったのが『姉をそういう目で見られるっていうのは、けっこう複雑な気持ちになる』と言われたこと。『だから友達とかに宣伝はしてあげられないけど、でも応援はしているよ』って、温かいエールをもらいました」
——美しき姉弟愛ですね。そういえば、アイドル時代の仲間たちには伝えているのですか?
「私が言うより先に向こうからLINEが来ました。『セクシー女優になったんだね』って一文だったので、私も『やっとなりました』と返しました。結局、Xも相互フォローになっています」
——どのアイドルグループに属していたのか、特定されることについて思うところはありますか?
「正直、私個人としてはバレてしまっても全然いいんです。ただ、『この子だ!』みたいなネットの投稿で使われていた写真には納得がいってません。あんな盛れてない写真、使わないでー(笑)」
——ここまで大らかでオープンな元アイドルのセクシー女優というのも珍しい気がします。
「私の中でセクシー女優になって作品を出したことっていうのは、大きな会場を埋めるためにオリジナルグッズを一つ出したみたいな感覚なんです。後ろめたさは一切ありません」
——セクシー女優デビューは、「白岩冬萌」を知ってもらうためのツールのひとつというわけですね。では、最後に今後の目標を聞かせてください。
「セクシー女優として、タレントになりたいです。人と喋ることも話を聞くことも好きなので、トーク系のお仕事をしてみたいし、もっと友達も欲しいし、やりたいことはいっぱいあります。あと、絶対に叶えたいのは、台湾に行くこと!『TRE 台北国際成人展』に行って全てが始まったので、台湾のファンの方々に、台湾が白岩冬萌の原点であることを伝えたいです!」
<取材・文・撮影/もちづき千代子>