今年、結成16周年を迎えたアイドルグループ・SKE48。その中枢を担う8期生のなかで注目を集めるのが、井上瑠夏。グラビア界でも活躍を見せる彼女が、11月13日に初の写真集「僕から先に言わせてくれ」を発売した。本作は故郷・熊本を舞台にあどけない素顔から、思わずドキッとするような姿までが収められた一冊。今回は写真集の魅力やアイドルに目覚めたきっかけ、SKE48の展望などを話してもらった。
◆ロケは故郷・熊本で実施
――まずは、「僕から先に言わせてくれ」というタイトルに込めた思いから教えてください。
井上瑠夏(以下、井上)タイトルはいくつか候補をいただいた中から自分で選ばせていただきました。今回の写真集は、名古屋で成長した私が地元の熊本に帰って、幼なじみと束の間のひと時を過ごすというテーマがあって、写真集を読み終わったときに思わず「僕から先に言わせてくれ」って私になにか伝えたくなるような中身に仕上がっています!
――写真集のオファーがきたときの心境は?
井上:写真集を出せる方って、自分に自信があるような方じゃないと出せないっていうイメージがあって。他のアイドルさんとか女優さんの写真集を見るのが好きだったから、話を聞いたときは「私が出していいんですか!?」っていう気持ちでした。だって、写真集って全部をさらけ出すわけじゃないですか。その覚悟と気持ちが追いつかない部分もありました。ただ、そこから撮影は熊本だということが決まって、ロケ地や衣装を選ばせてもらうなかで、イチから携われる経験ができるのは写真集だけだなと。だったら、全力を尽くしてやってみようと思えたんです。
――熊本ではゆかりの場所を巡って撮影されたんですよね?
井上:はい。2泊3日で熊本を回らせていただいて、最初のページに出てくる小学校は実際に私が通っていた泗水小学校なんです。母校で撮影したいっていう希望を叶えてくださいました! 卒業以来、11年ぶりに行ったんですけど、当時の雰囲気のままでした。ファンの方たちに私の地元を感じてもらえるのも嬉しいですね。
――仕上がった写真を見てどう感じましたか?
井上:自分でも驚くようなカットばかりで、水着や初めて挑戦したランジェリー姿もそうなんですけど、「私ってこんな表情をするんだ」って。たくさん新しい発見ができましたし、成長していたんだなって実感しました。
◆「これが世に出ちゃうの!?」って絶叫してました
――ランジェリー姿にも初挑戦されたと思いますが、だいぶ攻めましたね。
井上:やるからには「NGなしで全部やらせてください!」っていうぐらいの気持ちでいかせていただきました。実際に写真集を見ていた側だから、手に取った方しか見られないドキッとさせるような姿を出せるのが写真集の魅力じゃないですか。ただ、ランジェリーを着ても後ろ姿って見ることないから、出来上がった写真が思った以上にお尻がスケスケで驚いてます(笑)
――写真集に向けて身体づくりとかはしたんですか?
井上:無理するのはよくないと思っていたので、どこかの食事を酵素ドリンクに置き換えたり、マッサージに行ったり、タピオカを我慢したりとか(笑)。撮影に入る前までは絞って臨んで、撮影中はちゃんと食べていました。初日の撮影中に熊本の有名な味千ラーメンをお腹いっぱい食べて、最終日のランジェリーの撮影だったからいい具合になっていたらいいなって。幼なじみと過ごしてるって設定なわけだから、ダイエットなんて気にしないっていう(笑)
――そこまで設定してたんですか(笑)。グラビアは好きですか?
井上:グラビアに挑戦してから仕事の幅が広がって、それがなかったら写真集も出せていないので、勇気をもって踏み出してやってよかったです。グラビアを始めてから表情を褒めてもらえるようにもなったので、ファンの方の反応が楽しみです。
――8期生の中では最初の写真集ということで、メンバーからの反応もあったんじゃないですか?
井上:そうですね。生誕祭公演で発表したんですけど、発表までは絶対に隠さないといけないからご飯に誘われても断ったりしてたんで、ようやく言えた!って。みんな「おめでとう!」って言ってくれました。同期は写真集の写真をチラっと見て「る、るーちゃん! これが世に出ちゃうの!?」って絶叫してました(笑)。普段は周りから「精神年齢が低い」って言われるので余計にそう感じられたのかも。SKE48でも後輩メンバーと絡んでるほうが安心するというか。
――見守るお姉ちゃんではなく、一緒に遊ぶと。
井上:ですね。以前、占いに行ったときに、「あなたは稀に見る無邪気線があります。だから、いつまで経っても公園のブランコを同じ気持ちのままで遊べますよ」って言われたことがあるんですよ(笑)。女の子が好きなメイクとかファッションに疎いので、同期の倉島杏実ちゃんとかに教えてもらっていて。なので、写真集を見て同期はもれなく絶叫しています(笑)
◆「カエルが嫌いになったせいで‥‥」
――ここからは写真集以外のこともお聞きできればと。SKE48の中だと、井上さんはどんなキャラクターなんですか?
井上:ファンの方には、普段の私とパフォーマンスしているときのギャップがいいって言ってもらえたり、演出担当の方にもダンスを褒めていただいたりすることはあります。普段は何を考えてるかわからないっていわれるんですけど、ステージに立つと表情がガラッと変わるので。
――ダンスはいつからやってたんですか?
井上:中学1年生のときはバドミントン部に入ってたんですけど、中学2年生になってアイドルを目指すためには何が必要なのかって考えたんです。そこから、地元のダンススタジオに週1回通うようになって、中学3年生でSKE48に受かるまで続けていました。そのスタジオに通っている小学生のダンスがすごく上手くて、自分は全然できなくて情けないし悔しかったんです。そういうスタートだったから、アイドルをやるうえでダンスは磨き続けていたい思いは強いですね。
――運動神経はよかったんですかね。
井上:中の下ぐらいです。それって、悪いですよね(笑)。今思い出したんですけど、小学生のときにカエルが嫌いになったせいで、平泳ぎができなくなっちゃったんですよ!
――そこは関係します?(笑)
井上:嘘じゃないですよ、本当なんです! だって、平泳ぎってカエルっぽいじゃないですか。
――なるほど……。カエル嫌いになったきっかけは?
井上:育ったのが田舎町だったから、実家から近くのスーパーまで最短で行ける近道っていうのが、川と田んぼを通っていくんですよ。その日は、秋ごろで落ち葉がたくさん落ちている中を茶色のスリッパを履いてダッシュで向かって。スーパーに着いて「スリッパの裏に付いた落ち葉を取ろう~」って思ったら、落ち葉に隠れてカエルがいたんですよ!それを見て叫んで以来トラウマです。なんなら年齢を重ねるごとに苦手になってます。ただ、平泳ぎができなくなった代わりに、25メートル泳げるぐらい犬かきが得意になりました。
――今のエピソードを聞いてると、周りから天然に見られることはないですか?
井上:いや~どうですかね。公演とかで「この子は天然で」って紹介されることはありますけど、あんまり自覚はないですね。でも、楽屋に入るとテーブルに荷物を広げちゃうぐらいマイペースな性格ではあります。
――それがステージに立つとバキバキに踊ってたら驚きますね。
井上:踊ってるときはヘラヘラしちゃダメじゃないですか。私の中ではステージに立ったらスイッチが入る感覚があって、「このステージでは私が1番」っていうぐらい負けず嫌いが出ますね。アイドルになりたかったけど、オーディションに落ち続けてきた過去を経て掴み取ったんで。
◆「昔の自分に負けたくない」
――SKE48に受かる前に、AKB48のTeam 8やAKB48グループのドラフト会議やHKT48にも挑戦したけど、なかなか夢が掴めなかったんですよね。その頃の自分を振り返って思うことはありますか?
井上:当時はずっと泣いていたけど、諦めなくてよかったって思います。高校の進路に迷っていたタイミングでSKE48 のオーディションが開催されていて、自分にとって最後のチャンスぐらいの覚悟で応募したら合格して。本当に巡り合わせだったんだなと思います。だから、SKE48 が私を救ってくれたという気持ちは誰よりも強いです。
――そもそも、アイドルに憧れるようになったのはいつから?
井上:AKB48の板野友美さんが好きだったけど、アイドルになりたい気持ちはなかったんです。小学6年生のときにHKT48に田中美久さんが加入して、同じ熊本出身で年齢も一緒だったから、握手会に行ったり、選抜総選挙で投票したりするぐらい夢中になって。それを見ていたお母さんがTeam 8のオーディションに応募してくれていて、最終審査で落選したときに悔しかったんです。そこからアイドルを目指したいって真剣に思うようになりました。
――そんな順風満帆な道のりじゃなかった井上さんだからこそ、アイドル・井上瑠夏の強みはどういうところですか。
井上:誰よりも根性があるところかな。見た目はフワフワしてるって言われるし、言葉では強く言えない性格ですけど、アイドルになる前に悔しい思いを抱えて努力してきたからこそ、昔の自分に負けたくない気持ちが強いんです。
――SKE48も結成16周年を迎えて、8期生も重要な立場になってきています。今のSKE48の魅力を教えてください。
井上:16年間も受け継がれてきた、汗を気にせずにがむしゃらにパフォーマンスするっていうのがSKE48の魅力ですね。組閣はありますけど、チームがあって専用劇場でオリジナル公演があるっていうのはありがたいですし、今のSKE48をもっと知ってもらいたい気持ちがあるから常に熱くて全力なんです。もっと大きいステージでコンサートをしたいですし、さらに成長できるように8期生が引っ張っていく存在になっていきたいなって思います。
――AKB48グループでもチーム制が廃止になったり、世代交代も進んでいたりしますが、SKE48は伝統を継承しながら強くなっているグループかもしれないですね。
井上:それから、メンバーの半分以上が愛知県以外の出身っていうのも珍しいと思うので、組織力はどのアイドルグループにも負けないです。それからSKE48に入ってから、根性がさらに鍛えられた感じもしてますね。
――最後に個人的な目標も教えてください。
井上:ソロライブをいつか叶えたいという目標があります。あとは、地元の熊本県でSKE48の凱旋コンサートを開催したいです! 1回目がコロナ、2回目が震災で延期になってしまっているので、3度目の正直ということで。ファンの方も本当に楽しみにしてくれているので、これからも私にしか表現できないアイドルを貫いていけたらいいなって思っています。
<取材・文/吉岡 俊 撮影/上溝恭香>
―[SKE48 井上瑠夏 写真集]―
◆ロケは故郷・熊本で実施
――まずは、「僕から先に言わせてくれ」というタイトルに込めた思いから教えてください。
井上瑠夏(以下、井上)タイトルはいくつか候補をいただいた中から自分で選ばせていただきました。今回の写真集は、名古屋で成長した私が地元の熊本に帰って、幼なじみと束の間のひと時を過ごすというテーマがあって、写真集を読み終わったときに思わず「僕から先に言わせてくれ」って私になにか伝えたくなるような中身に仕上がっています!
――写真集のオファーがきたときの心境は?
井上:写真集を出せる方って、自分に自信があるような方じゃないと出せないっていうイメージがあって。他のアイドルさんとか女優さんの写真集を見るのが好きだったから、話を聞いたときは「私が出していいんですか!?」っていう気持ちでした。だって、写真集って全部をさらけ出すわけじゃないですか。その覚悟と気持ちが追いつかない部分もありました。ただ、そこから撮影は熊本だということが決まって、ロケ地や衣装を選ばせてもらうなかで、イチから携われる経験ができるのは写真集だけだなと。だったら、全力を尽くしてやってみようと思えたんです。
――熊本ではゆかりの場所を巡って撮影されたんですよね?
井上:はい。2泊3日で熊本を回らせていただいて、最初のページに出てくる小学校は実際に私が通っていた泗水小学校なんです。母校で撮影したいっていう希望を叶えてくださいました! 卒業以来、11年ぶりに行ったんですけど、当時の雰囲気のままでした。ファンの方たちに私の地元を感じてもらえるのも嬉しいですね。
――仕上がった写真を見てどう感じましたか?
井上:自分でも驚くようなカットばかりで、水着や初めて挑戦したランジェリー姿もそうなんですけど、「私ってこんな表情をするんだ」って。たくさん新しい発見ができましたし、成長していたんだなって実感しました。
◆「これが世に出ちゃうの!?」って絶叫してました
――ランジェリー姿にも初挑戦されたと思いますが、だいぶ攻めましたね。
井上:やるからには「NGなしで全部やらせてください!」っていうぐらいの気持ちでいかせていただきました。実際に写真集を見ていた側だから、手に取った方しか見られないドキッとさせるような姿を出せるのが写真集の魅力じゃないですか。ただ、ランジェリーを着ても後ろ姿って見ることないから、出来上がった写真が思った以上にお尻がスケスケで驚いてます(笑)
――写真集に向けて身体づくりとかはしたんですか?
井上:無理するのはよくないと思っていたので、どこかの食事を酵素ドリンクに置き換えたり、マッサージに行ったり、タピオカを我慢したりとか(笑)。撮影に入る前までは絞って臨んで、撮影中はちゃんと食べていました。初日の撮影中に熊本の有名な味千ラーメンをお腹いっぱい食べて、最終日のランジェリーの撮影だったからいい具合になっていたらいいなって。幼なじみと過ごしてるって設定なわけだから、ダイエットなんて気にしないっていう(笑)
――そこまで設定してたんですか(笑)。グラビアは好きですか?
井上:グラビアに挑戦してから仕事の幅が広がって、それがなかったら写真集も出せていないので、勇気をもって踏み出してやってよかったです。グラビアを始めてから表情を褒めてもらえるようにもなったので、ファンの方の反応が楽しみです。
――8期生の中では最初の写真集ということで、メンバーからの反応もあったんじゃないですか?
井上:そうですね。生誕祭公演で発表したんですけど、発表までは絶対に隠さないといけないからご飯に誘われても断ったりしてたんで、ようやく言えた!って。みんな「おめでとう!」って言ってくれました。同期は写真集の写真をチラっと見て「る、るーちゃん! これが世に出ちゃうの!?」って絶叫してました(笑)。普段は周りから「精神年齢が低い」って言われるので余計にそう感じられたのかも。SKE48でも後輩メンバーと絡んでるほうが安心するというか。
――見守るお姉ちゃんではなく、一緒に遊ぶと。
井上:ですね。以前、占いに行ったときに、「あなたは稀に見る無邪気線があります。だから、いつまで経っても公園のブランコを同じ気持ちのままで遊べますよ」って言われたことがあるんですよ(笑)。女の子が好きなメイクとかファッションに疎いので、同期の倉島杏実ちゃんとかに教えてもらっていて。なので、写真集を見て同期はもれなく絶叫しています(笑)
◆「カエルが嫌いになったせいで‥‥」
――ここからは写真集以外のこともお聞きできればと。SKE48の中だと、井上さんはどんなキャラクターなんですか?
井上:ファンの方には、普段の私とパフォーマンスしているときのギャップがいいって言ってもらえたり、演出担当の方にもダンスを褒めていただいたりすることはあります。普段は何を考えてるかわからないっていわれるんですけど、ステージに立つと表情がガラッと変わるので。
――ダンスはいつからやってたんですか?
井上:中学1年生のときはバドミントン部に入ってたんですけど、中学2年生になってアイドルを目指すためには何が必要なのかって考えたんです。そこから、地元のダンススタジオに週1回通うようになって、中学3年生でSKE48に受かるまで続けていました。そのスタジオに通っている小学生のダンスがすごく上手くて、自分は全然できなくて情けないし悔しかったんです。そういうスタートだったから、アイドルをやるうえでダンスは磨き続けていたい思いは強いですね。
――運動神経はよかったんですかね。
井上:中の下ぐらいです。それって、悪いですよね(笑)。今思い出したんですけど、小学生のときにカエルが嫌いになったせいで、平泳ぎができなくなっちゃったんですよ!
――そこは関係します?(笑)
井上:嘘じゃないですよ、本当なんです! だって、平泳ぎってカエルっぽいじゃないですか。
――なるほど……。カエル嫌いになったきっかけは?
井上:育ったのが田舎町だったから、実家から近くのスーパーまで最短で行ける近道っていうのが、川と田んぼを通っていくんですよ。その日は、秋ごろで落ち葉がたくさん落ちている中を茶色のスリッパを履いてダッシュで向かって。スーパーに着いて「スリッパの裏に付いた落ち葉を取ろう~」って思ったら、落ち葉に隠れてカエルがいたんですよ!それを見て叫んで以来トラウマです。なんなら年齢を重ねるごとに苦手になってます。ただ、平泳ぎができなくなった代わりに、25メートル泳げるぐらい犬かきが得意になりました。
――今のエピソードを聞いてると、周りから天然に見られることはないですか?
井上:いや~どうですかね。公演とかで「この子は天然で」って紹介されることはありますけど、あんまり自覚はないですね。でも、楽屋に入るとテーブルに荷物を広げちゃうぐらいマイペースな性格ではあります。
――それがステージに立つとバキバキに踊ってたら驚きますね。
井上:踊ってるときはヘラヘラしちゃダメじゃないですか。私の中ではステージに立ったらスイッチが入る感覚があって、「このステージでは私が1番」っていうぐらい負けず嫌いが出ますね。アイドルになりたかったけど、オーディションに落ち続けてきた過去を経て掴み取ったんで。
◆「昔の自分に負けたくない」
――SKE48に受かる前に、AKB48のTeam 8やAKB48グループのドラフト会議やHKT48にも挑戦したけど、なかなか夢が掴めなかったんですよね。その頃の自分を振り返って思うことはありますか?
井上:当時はずっと泣いていたけど、諦めなくてよかったって思います。高校の進路に迷っていたタイミングでSKE48 のオーディションが開催されていて、自分にとって最後のチャンスぐらいの覚悟で応募したら合格して。本当に巡り合わせだったんだなと思います。だから、SKE48 が私を救ってくれたという気持ちは誰よりも強いです。
――そもそも、アイドルに憧れるようになったのはいつから?
井上:AKB48の板野友美さんが好きだったけど、アイドルになりたい気持ちはなかったんです。小学6年生のときにHKT48に田中美久さんが加入して、同じ熊本出身で年齢も一緒だったから、握手会に行ったり、選抜総選挙で投票したりするぐらい夢中になって。それを見ていたお母さんがTeam 8のオーディションに応募してくれていて、最終審査で落選したときに悔しかったんです。そこからアイドルを目指したいって真剣に思うようになりました。
――そんな順風満帆な道のりじゃなかった井上さんだからこそ、アイドル・井上瑠夏の強みはどういうところですか。
井上:誰よりも根性があるところかな。見た目はフワフワしてるって言われるし、言葉では強く言えない性格ですけど、アイドルになる前に悔しい思いを抱えて努力してきたからこそ、昔の自分に負けたくない気持ちが強いんです。
――SKE48も結成16周年を迎えて、8期生も重要な立場になってきています。今のSKE48の魅力を教えてください。
井上:16年間も受け継がれてきた、汗を気にせずにがむしゃらにパフォーマンスするっていうのがSKE48の魅力ですね。組閣はありますけど、チームがあって専用劇場でオリジナル公演があるっていうのはありがたいですし、今のSKE48をもっと知ってもらいたい気持ちがあるから常に熱くて全力なんです。もっと大きいステージでコンサートをしたいですし、さらに成長できるように8期生が引っ張っていく存在になっていきたいなって思います。
――AKB48グループでもチーム制が廃止になったり、世代交代も進んでいたりしますが、SKE48は伝統を継承しながら強くなっているグループかもしれないですね。
井上:それから、メンバーの半分以上が愛知県以外の出身っていうのも珍しいと思うので、組織力はどのアイドルグループにも負けないです。それからSKE48に入ってから、根性がさらに鍛えられた感じもしてますね。
――最後に個人的な目標も教えてください。
井上:ソロライブをいつか叶えたいという目標があります。あとは、地元の熊本県でSKE48の凱旋コンサートを開催したいです! 1回目がコロナ、2回目が震災で延期になってしまっているので、3度目の正直ということで。ファンの方も本当に楽しみにしてくれているので、これからも私にしか表現できないアイドルを貫いていけたらいいなって思っています。
<取材・文/吉岡 俊 撮影/上溝恭香>
―[SKE48 井上瑠夏 写真集]―