さまざまな男女の愛情と欲望が入り乱れる非日常空間・ラブホテル。
浮気関係の心躍る男女に忍び寄るのは、予想もしなかった裏切りと因果応報の結末だった――。
◆海が見えるラブホテルで浮気女と情事
今回は、海沿いのラブホテルでの密会現場で巻き起こった榎本祐樹さん(仮名・33歳)の修羅場体験をご紹介しよう。
「10年ほど前の出来事です。当時20代前半だった僕は、夏の夜、海沿いにあるラブホテルを利用したんです。でも相手は付き合っていた本命彼女ではなく、浮気相手の女性。当時付き合っていた彼女のことは本当に好きでしたが、若気の至りで浮気に走っていました(苦笑)」
浮気相手との密会。当時、榎本さんは社会人1年目で金銭的にも余裕がなかったにも関わらず、贅沢にも海を一望できる露天風呂付きの部屋を取ったそうだ。
「室内のバスルームとは別に露天風呂も備わっており、最高のロケーションでした。ウェルカムサービスの軽食をつまみながら、久々に会った浮気相手との会話を楽しんでいると、自然と体が近づき……すぐにコトが始まりました。
そのとき彼女からのLINEが来ていたんですが、通知を無視して浮気相手との時間に浸っていたんです」
ベッドでの交わりを満喫したその後、榎本さんと浮気相手はビール片手に露天風呂を満喫することにしたという。
◆隣から聞こえる卑猥な声…衝撃の光景
「その露天風呂は、隣の部屋との間を木の壁で仕切られていましたが、その壁には隙間があり、覗き込むと少しだけ隣の様子が見えるようになっていました。さすがに隣を覗こうとは思いませんでしたが、そういった状況って少しワクワクしますよね。
しばらくすると、隣の露天風呂から男女の声が聞こえてきました。彼らは僕たちがすぐ隣の露天風呂にいるとは気づかない様子で、露天風呂でコトを始めたんです。
ラブホの露天風呂ですから、そこでプレイしてもなんら問題はないわけですが、あまりにもなまめかしい声や音が聴こえてきていたので、僕は興味本位でつい隣の露天風呂を覗いてしまったんです。
覗き始めたときの僕はワクワクしていたのですが、そこで目にした光景があまりにも信じられず、ショックで茫然としてしまいました……」
◆隣の風呂で関係を持っていた男女の正体
隣の露天風呂にいる男女――男性の顔は後ろ姿で見えなかったものの、女性の顔はばっちり見えたそう。それはなんと、榎本さんの彼女だったというのだ。
「しかも彼女は、僕とのときよりも大胆に、一緒にいる男と情熱的に行為に及んでいたんです。
頭にきた僕は、すぐに隣に乗り込んで問い詰めてやろうと部屋を出ようとしたものの、ちょっと冷静になったんです。あ、自分も同じように浮気している真っ最中だった、と(苦笑)。
なので、とりあえず一旦、適当な理由をつけてすぐに浮気相手の女性とラブホから出て、その子を家まで送り届け、またそのラブホに戻ってきました。要するに、自分の浮気はバレないようにした状況で、彼女をラブホの前で待ち伏せして、現行犯で問い詰めようと考えたんです」
ホテルの入口で彼女と男が出てくるのを待つこと1時間。彼女と浮気相手の男がロビーから出てきたのですが――榎本さんはさらなる衝撃を受けることに。
◆裏切りが裏切りを生んだ悲惨な結末
「……彼女とラブホにいた浮気相手は、僕の長年の親友でした。詰め寄る僕に対して、親友は『待ってくれ』と事情を説明し始めました。彼女は僕の浮気を疑い、親友に相談して一緒に尾行してもらうように頼んだとのこと。
親友は当初反対したものの、彼女の押しの強さに根負けして、二人で僕の車をつけていたそうです。
そして僕と浮気相手の子がこのホテルに入るのを確認し、隣の部屋の露天風呂から様子を覗こうとしているうちに、二人の間に妙な空気が流れ、そのまま行為に至ってしまったと……。
僕が無視していたLINEには、彼女だけでなく親友からのメッセージも届いていました。『今どこだ』『〇〇(彼女の名前)が心配しているから、今すぐやめろ』とメッセージが入っていたんです」
結局、榎本さんも彼女もお互いを裏切ることになったという皮肉な結末。その後、榎本さんたちはお互いを許すことができず破局。その親友とも疎遠になり、以来10年間、彼女とも親友とも一切会っていないという。
自身の浮気が発端となり恋人と親友をいっぺんになくした榎本さん。まさに因果応報の結末を迎えたのだった。
<取材・文=逢ヶ瀬十吾/A4studio>
【逢ヶ瀬十吾】
編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。興味のあるジャンルは映画・ドラマ・舞台などエンタメ系全般について。美味しい料理店を発掘することが趣味。
浮気関係の心躍る男女に忍び寄るのは、予想もしなかった裏切りと因果応報の結末だった――。
◆海が見えるラブホテルで浮気女と情事
今回は、海沿いのラブホテルでの密会現場で巻き起こった榎本祐樹さん(仮名・33歳)の修羅場体験をご紹介しよう。
「10年ほど前の出来事です。当時20代前半だった僕は、夏の夜、海沿いにあるラブホテルを利用したんです。でも相手は付き合っていた本命彼女ではなく、浮気相手の女性。当時付き合っていた彼女のことは本当に好きでしたが、若気の至りで浮気に走っていました(苦笑)」
浮気相手との密会。当時、榎本さんは社会人1年目で金銭的にも余裕がなかったにも関わらず、贅沢にも海を一望できる露天風呂付きの部屋を取ったそうだ。
「室内のバスルームとは別に露天風呂も備わっており、最高のロケーションでした。ウェルカムサービスの軽食をつまみながら、久々に会った浮気相手との会話を楽しんでいると、自然と体が近づき……すぐにコトが始まりました。
そのとき彼女からのLINEが来ていたんですが、通知を無視して浮気相手との時間に浸っていたんです」
ベッドでの交わりを満喫したその後、榎本さんと浮気相手はビール片手に露天風呂を満喫することにしたという。
◆隣から聞こえる卑猥な声…衝撃の光景
「その露天風呂は、隣の部屋との間を木の壁で仕切られていましたが、その壁には隙間があり、覗き込むと少しだけ隣の様子が見えるようになっていました。さすがに隣を覗こうとは思いませんでしたが、そういった状況って少しワクワクしますよね。
しばらくすると、隣の露天風呂から男女の声が聞こえてきました。彼らは僕たちがすぐ隣の露天風呂にいるとは気づかない様子で、露天風呂でコトを始めたんです。
ラブホの露天風呂ですから、そこでプレイしてもなんら問題はないわけですが、あまりにもなまめかしい声や音が聴こえてきていたので、僕は興味本位でつい隣の露天風呂を覗いてしまったんです。
覗き始めたときの僕はワクワクしていたのですが、そこで目にした光景があまりにも信じられず、ショックで茫然としてしまいました……」
◆隣の風呂で関係を持っていた男女の正体
隣の露天風呂にいる男女――男性の顔は後ろ姿で見えなかったものの、女性の顔はばっちり見えたそう。それはなんと、榎本さんの彼女だったというのだ。
「しかも彼女は、僕とのときよりも大胆に、一緒にいる男と情熱的に行為に及んでいたんです。
頭にきた僕は、すぐに隣に乗り込んで問い詰めてやろうと部屋を出ようとしたものの、ちょっと冷静になったんです。あ、自分も同じように浮気している真っ最中だった、と(苦笑)。
なので、とりあえず一旦、適当な理由をつけてすぐに浮気相手の女性とラブホから出て、その子を家まで送り届け、またそのラブホに戻ってきました。要するに、自分の浮気はバレないようにした状況で、彼女をラブホの前で待ち伏せして、現行犯で問い詰めようと考えたんです」
ホテルの入口で彼女と男が出てくるのを待つこと1時間。彼女と浮気相手の男がロビーから出てきたのですが――榎本さんはさらなる衝撃を受けることに。
◆裏切りが裏切りを生んだ悲惨な結末
「……彼女とラブホにいた浮気相手は、僕の長年の親友でした。詰め寄る僕に対して、親友は『待ってくれ』と事情を説明し始めました。彼女は僕の浮気を疑い、親友に相談して一緒に尾行してもらうように頼んだとのこと。
親友は当初反対したものの、彼女の押しの強さに根負けして、二人で僕の車をつけていたそうです。
そして僕と浮気相手の子がこのホテルに入るのを確認し、隣の部屋の露天風呂から様子を覗こうとしているうちに、二人の間に妙な空気が流れ、そのまま行為に至ってしまったと……。
僕が無視していたLINEには、彼女だけでなく親友からのメッセージも届いていました。『今どこだ』『〇〇(彼女の名前)が心配しているから、今すぐやめろ』とメッセージが入っていたんです」
結局、榎本さんも彼女もお互いを裏切ることになったという皮肉な結末。その後、榎本さんたちはお互いを許すことができず破局。その親友とも疎遠になり、以来10年間、彼女とも親友とも一切会っていないという。
自身の浮気が発端となり恋人と親友をいっぺんになくした榎本さん。まさに因果応報の結末を迎えたのだった。
<取材・文=逢ヶ瀬十吾/A4studio>
【逢ヶ瀬十吾】
編集プロダクションA4studio(エーヨンスタジオ)所属のライター。興味のあるジャンルは映画・ドラマ・舞台などエンタメ系全般について。美味しい料理店を発掘することが趣味。