過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2022年2月7日 記事は取材時の状況) * * *
芸能人と一般人の交際・結婚報道が出るたびに、自分には無縁の話と思いながらも「どこで出会い、どうやって口説いたのか?」と気になってしまうものだ。そこで、実際に芸能人と交際まで漕ぎ着けた男性を取材し、その顛末を聞いてみた——。
芸能人やスポーツ選手にとってSNSは、ファンと直接交流が図れる便利なツール。炎上などのリスクはあるにせよ、単なるファンサービスに留まらず、重要なプロモーションの場でもある。
それはセクシー女優たちにとっても同じ。彼女たちにはアイドルのように固定ファンが付いており、なかにはSNSアカウントのほかにYouTubeチャンネルなどの動画コンテンツを持っているコもいるほどだ。しかし、実際には彼女たちが全部自分で行っているとは限らず、事務所の人間や専門の外部スタッフがサポートしている場合が多い。
Webサービス会社社員の三好直哉さん(仮名・37歳)は数年前まで同業他社に勤務。当時担当していたクライアントのひとつがセクシー女優たちが在籍するプロダクションだった。ある日、そこの幹部から今度デビューするアミさん(仮名)という新人女優を紹介されたという。
◆仕事上の付き合いだったはずが…
「同じ事務所に所属する何人もの女優さんの動画撮影や編集をこなしており、こっちとしてみればそこに1人追加されたって程度の感覚。もちろん、仕事なのでちゃんと挨拶しましたが、それ以上でもそれ以下の関係でもなかったです」
ちなみに彼女は単体女優。事務所にとっても期待の新人だった。そのため、ほかの女優を相手にする以上に気を遣っていたそうで、一緒に仕事をする際は緊張しないようにフレンドリーに接していたそう。
ところが、これがあらぬ誤解を与えてしまうことに。彼女は仕事上の付き合いという枠をあっさり飛び越え、三好さんのことが好きになってしまったのだ。
◆事務所公認で交際をスタート!
「僕も鈍感なほうではないので気づいていましたが、立場的に絶対応じられないじゃないですか。彼女はホントにいいコなんですが、おっとりした雰囲気に反して中身はグイグイ来る肉食系。会社の上司と事務所の方には以前から報告していましたが、さすがにこのままでは仕事にも支障が出かねないと思って相談したんです」
でも、担当マネージャーからは「本気で付き合う気があるならウチはOKだから」とまさかの容認発言。上司からも「先方が認めてくれるならこちらは何の問題もない。くれぐれもよろしく頼むぞ」と逆にプレッシャーをかけられてしまう。
◆辛くなる一方で、彼女の仕事を応援することができない
「アイドルじゃないし、彼氏がいる女優さんが多いのは知っていましたが、まるで自分が恋人になる前提で話が進んでいる感じでした。また、後で知ったのですが彼女も事務所に相談していたらしく、それも結果的に外堀を埋められる形となってしまいました……」
そうして付き合い始めることになったが、「自分の恋人が現役セクシー女優というのは、仕事仲間として関わるのとはまったく別物」だと三好さん。それがアミさんの仕事と頭でわかっていても応援する気持ちには到底なれなかった。かといってそれを彼女にぶつけることもできず、誰にも相談できずに悩む日々が続いたそうだ。
◆悩んだ挙句、会社を辞めることに
「気がつくと、彼女と会わない日はストロング系缶チューハイを何本も煽ってから寝るのが日課になっていました。頭にも円形脱毛症ができちゃうし、これはいよいよヤバいなって。それで自分が悪者になっても構わないから別れようと考え、マネージャーさんと上司に交際解消の意思があることを伝えました」
このとき彼はすでに会社を辞めようと決意。2人からは思い留まるように説得されたが、最終的には受け入れてくれたそうだ。
「もともと転職を考えていたし、その時期が前倒しになっただけ。もちろん、ケジメになるって計算があったことは否定しません。最初は適当な理由をでっちあげて別れようと考えましたが、問題がこじれても面倒なので自分の気持ちを正直に伝えました。彼女も以前から感づいていたみたいで、揉めたり修羅場になったりせずに別れることができました」
◆セクシー女優との真剣交際には「覚悟が必要」と痛感
その後は会社の後輩に仕事の引き継ぎを済ませて退社。アミさんとは別れた後も何度か事務所で顔を合わせる機会があったが、最後はお互い笑顔で言葉を交わしたという。
「僕の場合は覚悟が足りなかった。世間が知らないだけで彼氏がいるセクシー女優さんは多いと思いますが、その事実を知って交際を続けている方はスゴいと思うし、同じ男性として尊敬します。自分にはそれができなかったから。もう少し軽いノリで付き合えばラクだったかもしれませんが、途中から結構本気になっちゃったので(苦笑)」
仕事を通じて知り合った以上、理解を示す必要があるのにそれができなければ苦しいだけ。恋人としてセクシー女優の仕事を受け入れるというのは、決して生易しいことではないのかもしれない。
<取材・文/トシタカマサ>
【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。
芸能人と一般人の交際・結婚報道が出るたびに、自分には無縁の話と思いながらも「どこで出会い、どうやって口説いたのか?」と気になってしまうものだ。そこで、実際に芸能人と交際まで漕ぎ着けた男性を取材し、その顛末を聞いてみた——。
芸能人やスポーツ選手にとってSNSは、ファンと直接交流が図れる便利なツール。炎上などのリスクはあるにせよ、単なるファンサービスに留まらず、重要なプロモーションの場でもある。
それはセクシー女優たちにとっても同じ。彼女たちにはアイドルのように固定ファンが付いており、なかにはSNSアカウントのほかにYouTubeチャンネルなどの動画コンテンツを持っているコもいるほどだ。しかし、実際には彼女たちが全部自分で行っているとは限らず、事務所の人間や専門の外部スタッフがサポートしている場合が多い。
Webサービス会社社員の三好直哉さん(仮名・37歳)は数年前まで同業他社に勤務。当時担当していたクライアントのひとつがセクシー女優たちが在籍するプロダクションだった。ある日、そこの幹部から今度デビューするアミさん(仮名)という新人女優を紹介されたという。
◆仕事上の付き合いだったはずが…
「同じ事務所に所属する何人もの女優さんの動画撮影や編集をこなしており、こっちとしてみればそこに1人追加されたって程度の感覚。もちろん、仕事なのでちゃんと挨拶しましたが、それ以上でもそれ以下の関係でもなかったです」
ちなみに彼女は単体女優。事務所にとっても期待の新人だった。そのため、ほかの女優を相手にする以上に気を遣っていたそうで、一緒に仕事をする際は緊張しないようにフレンドリーに接していたそう。
ところが、これがあらぬ誤解を与えてしまうことに。彼女は仕事上の付き合いという枠をあっさり飛び越え、三好さんのことが好きになってしまったのだ。
◆事務所公認で交際をスタート!
「僕も鈍感なほうではないので気づいていましたが、立場的に絶対応じられないじゃないですか。彼女はホントにいいコなんですが、おっとりした雰囲気に反して中身はグイグイ来る肉食系。会社の上司と事務所の方には以前から報告していましたが、さすがにこのままでは仕事にも支障が出かねないと思って相談したんです」
でも、担当マネージャーからは「本気で付き合う気があるならウチはOKだから」とまさかの容認発言。上司からも「先方が認めてくれるならこちらは何の問題もない。くれぐれもよろしく頼むぞ」と逆にプレッシャーをかけられてしまう。
◆辛くなる一方で、彼女の仕事を応援することができない
「アイドルじゃないし、彼氏がいる女優さんが多いのは知っていましたが、まるで自分が恋人になる前提で話が進んでいる感じでした。また、後で知ったのですが彼女も事務所に相談していたらしく、それも結果的に外堀を埋められる形となってしまいました……」
そうして付き合い始めることになったが、「自分の恋人が現役セクシー女優というのは、仕事仲間として関わるのとはまったく別物」だと三好さん。それがアミさんの仕事と頭でわかっていても応援する気持ちには到底なれなかった。かといってそれを彼女にぶつけることもできず、誰にも相談できずに悩む日々が続いたそうだ。
◆悩んだ挙句、会社を辞めることに
「気がつくと、彼女と会わない日はストロング系缶チューハイを何本も煽ってから寝るのが日課になっていました。頭にも円形脱毛症ができちゃうし、これはいよいよヤバいなって。それで自分が悪者になっても構わないから別れようと考え、マネージャーさんと上司に交際解消の意思があることを伝えました」
このとき彼はすでに会社を辞めようと決意。2人からは思い留まるように説得されたが、最終的には受け入れてくれたそうだ。
「もともと転職を考えていたし、その時期が前倒しになっただけ。もちろん、ケジメになるって計算があったことは否定しません。最初は適当な理由をでっちあげて別れようと考えましたが、問題がこじれても面倒なので自分の気持ちを正直に伝えました。彼女も以前から感づいていたみたいで、揉めたり修羅場になったりせずに別れることができました」
◆セクシー女優との真剣交際には「覚悟が必要」と痛感
その後は会社の後輩に仕事の引き継ぎを済ませて退社。アミさんとは別れた後も何度か事務所で顔を合わせる機会があったが、最後はお互い笑顔で言葉を交わしたという。
「僕の場合は覚悟が足りなかった。世間が知らないだけで彼氏がいるセクシー女優さんは多いと思いますが、その事実を知って交際を続けている方はスゴいと思うし、同じ男性として尊敬します。自分にはそれができなかったから。もう少し軽いノリで付き合えばラクだったかもしれませんが、途中から結構本気になっちゃったので(苦笑)」
仕事を通じて知り合った以上、理解を示す必要があるのにそれができなければ苦しいだけ。恋人としてセクシー女優の仕事を受け入れるというのは、決して生易しいことではないのかもしれない。
<取材・文/トシタカマサ>
【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。