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元日向坂46の渡邉美穂が“スクールアイドル”に。「できる役は全部やりたい。私、欲張りなんです」

日刊SPA! 2024年11月28日 15時51分

2017年〜2022年まで日向坂46で活動し、現在は女優として活躍中の渡邉美穂さん(24歳)。今年はNHK連続テレビ小説『虎に翼』の出演が話題を集め、木村柾哉さんとW主演を務める映画『あたしの!』の公開もスタートしたばかり。
そんな渡邉さんの最新出演ドラマ、『ラブライブ!スクールアイドルミュージカル the DRAMA』が放送開始。

人気プロジェクト「ラブライブ!シリーズ」のシリーズ初となる実写ドラマに挑んだ感想や、渡邉さん自身の抱く“アイドル”への思いを聞いた。また、今後に話を向けると「できる役は全部やりたい。私、欲張りなんです」と笑顔を見せた。

◆キラキラ、ワクワクにこだわった青春学園ストーリー

――制服がお似合いです。

渡邉美穂(以下、渡邉):ありがとうございます!嬉しいです。これ、(渡邉さんの演じる椿ルリカが通う)椿咲花女子高校の制服なんです。私、もともと劇場に「スクールアイドルミュージカル」を観に行かせていただいてたんです。

すごくステキなお話だなと思っていました。ドラマ化すると聞いたときは衝撃でしたけど、お話をいただけて本当に素直に嬉しかったですし、映像作品になるにあたって、純粋にワクワクした気持ちでいっぱいになりました。

――スクールアイドルを演じるにあたって、こだわった点を教えてください。

渡邉:まずルリカちゃんという存在と向き合いました。彼女は自分がやりたいと思ったことに対して、とにかくまっすぐに取り組む子なので、そういうまっすぐさを私も大事にしたいなと思いましたし、仲間の存在の大切さを感じました。

「スクールアイドル」は周りに仲間がいないと成り立ちません。仲間を大切にするルリカちゃんの優しさを大事にしたいと思いました。あとは、やっぱり青春学園ストーリーなので、まだまだ可能性が無限大だと感じられる、キラキラワクワクした感じにこだわりました。

――キラキラ感はバッチリですね。

渡邉:120%、200%で毎日やらせていただいてましたが、そこはご覧いただくみなさまに伝わるかどうか。いえ、絶対に伝わると信じています!

◆みんなで歌って踊るシーンに注目してほしい

――渡邉さん自身のキラキラエピソードを教えてください。

渡邉:アイドルを目指していた時が一番キラキラしていたかなと、今になって思います。アイドルのオーディションに参加することになってから、実際に応募するまでに少し期間があったんですけど、その間、少しでも可愛くなりたいと思って、メイクの練習をしたり、カワイイお洋服を買ってきたりしていました。

あと、鏡の前で笑顔の練習をしてました。上手に笑うことができなくて、どうやったら可愛く笑えるかなと、鏡を見るたびに笑う練習を(笑)。その時期が一番キラキラしてたかなと思います。

――最近でのキラキラは?

渡邉:最近はこの作品をやっていたときですけど。プライベートでは……。ランニングしてるときとか。走ってるとき、キラキラしてると思います。物理的にもそうですけど、走ってるって、それだけで青春っぽくないですか?

「私、青春してる!」とか思って。この作品でも歌ったり踊ったりしましたし、しっかり体力をつけたいなと思ったので、走ったりしていたんですけど、途中で雨が降ってきたとしても、「青春だ、キラキラしてる!」と思うと頑張れます。

――「この作品でも歌ったり踊ったり」とのことですが、久しぶりでしたか?

渡邉:そうですね。みんなで一緒に踊るって、私にとってはすごく久しぶりで。歌いながら踊ることは、もともと好きだったんですけど、やっぱりすごく楽しいなと思いました。すごく画ヂカラがあるので、みんなで歌って踊っているシーンにぜひ注目してもらいたいです。

◆アイドルは、昔も今も背中を押してくれる存在

――渡邉さんにとってアイドルとは、改めてどんな存在ですか?

渡邉:切っても切り離せないものです。気づいたら曲を聴いていたし、ミュージックビデオを見ていたし、なにかイベントがあったり、新曲が発売されるとなったら、それを楽しみに頑張れたり。毎日、そうやって少しずつアイドルから元気をもらっていました。日々を過ごすために必要な存在だったと思います。

――ご自身がアイドルから卒業したことで、アイドルへの見方や思いに変化はありますか?

渡邉:自分自身が経験したうえで、アイドルって本当にステキだなと変わらずに思っています。私はアイドルになって、本当に良かったと今でも思います。

今はまた違ったところでお仕事をさせていただいていますが、あの時の経験がなかったら、間違いなく今の私はいませんし、今でも背中を押されています。

自分がアイドルをやっていたという過去も、今アイドルを現役でやっている方の姿を見ていても、「私も頑張ろう」と思える。背中を押してくれる存在だというのは、ずっと変わりません。

◆できるだけ多くの役をやりたい。「私、欲張りなんです」

――現在はお芝居の仕事をしていますが、今後の野望をぜひ聞かせてください。

渡邉:これまで、早く大人になりたいと思っていたんです。それが今、すごく難しい時期というか。今いろんな役をやらせていただくなかで、気持ちがすごく分かるなという役もあれば、まだ経験したことがないから理解に時間がかかる役もあります。

そこは想像したり、経験者の方に話を聞きながらお芝居していくんですけど、そうしたこともあって、早く年齢を重ねていろんなことを経験したら、もっといろんな感情を知ることができるのにと思っていました。

――なるほど。

渡邉:いま現在の野望としては、早く大人になりたいという気持ちもありつつ、若いうちにしかできない役柄をいっぱいやっておきたいなと。今後に繋げていけるように。できるだけ多く。私、欲張りなんです。

――いいですね!

渡邉:できる役は全部、なんでもやりたいです。ジャンルも問わず、目の前にある作品をひたすら全力でやっていきたいです。

◆仕事を始めて「性格が変わった」

――ちなみにそうした性格は、小さなころからですか?

渡邉:このお仕事を始めて変わりました。もともとは自分のできることしかやりたくなかったですし、初めてのことや知らない人がいる環境に飛び込むのは苦手でした。

――渡邉さんは学生時代ずっとバスケットボールを続けていました。司令塔のポイントガードでしたよね?

渡邉:知り合いの中だったら大丈夫なんです。得意なことは伸ばせるんですけど、やったことのないことは怖くて。

このお仕事を始めたら、やったことのないことのほうが多いですし、ドラマは短い期間でいろんな人と「はじめまして」で力を合わせていく。でもそれが逆にすごく好きになって、「あれもやりたい、これもやってみたい」となりました。

――そうなんですね。これからもどんどん貪欲に!期待しています。

<取材・文・撮影:望月ふみ>

(C) 「スクールアイドルミュージカル the DRAMA」製作委員会

【望月ふみ】
ケーブルテレビガイド誌の編集を経てフリーランスに。映画周辺のインタビュー取材を軸に、テレビドラマや芝居など、エンタメ系の記事を雑誌やWEBに執筆している。親類縁者で唯一の映画好きとして育った突然変異。X(旧Twitter):@mochi_fumi

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