今年「メニエール病」と「鉄欠乏性貧血」の治療と復帰を公表したセクシー女優・小梅えなさん(24歳・@koume_ena)。メニエール病は激しいめまいや難聴、耳鳴りを繰り返す難病です。
前回のインタビュー記事では、その症状や、4か月の休業期間についてのお話を聞かせてくれました。今回はセクシー女優になったきっかけや、病気を罹患して変わった家族や友人との関係、今後の活動などについてさらに深掘りしました。
◆家族とはすごく仲良し!でもセクシー女優の件は…
――前回のインタビューでうかがった「鉄欠乏性貧血」ですが、遺伝の影響もある、とのことで。ご家族には病気のことは話しました?
小梅えな(以下、小梅):病名が判明してから、すぐに伝えましたね。判明するまではあまり心配をかけすぎないように、たまに「ちょっと最近、体調が良くないんだよね」くらいしか伝えていませんでした。……実はお仕事の話は、まだしていないんですけど。
――え、まだご両親はセクシー女優のことを知らないんですか?
小梅:やっぱり恥ずかしくて言えないです。……でも、両親は気付いていそうだけど、なにも言わないって感じもしますね。私が決めたことだから、黙っているのかもしれません。
――ご両親とは仲がいいんですか?
小梅:かなりいいです、過保護なくらい。ひとり暮らしするときも「大丈夫?」「家は探せる?」って(笑)。実家の近くでひとり暮らしを始めたので、許してくれた感じです。
――小梅さんは東京出身ですもんね。これが地方出身で、上京するなんて言ったら……。
小梅:たぶん、許してくれてませんね(笑)。でも実家が近くにあるから、休業中にも「なにかあったら頼りなさい」って言ってくれて、すごく心強かったです。体調も良くなりましたし、来年は一緒に温泉旅行でも行こうかって話をしてます。
◆個人撮影会のモデルとしてヌードに!
――そもそもセクシー女優になったきっかけを聞かせてもらえますか?
小梅:もともとは、個人ヌード撮影会のモデルとして活動していたんですよ。そもそも個人撮影会のモデルになったのも、最初からそっちを目指していたわけじゃなくて。最初は「手タレ」とか「ボディパーツモデル」のお仕事について、ちょっとお話を聞いてみようと思って事務所に来たんです。
――それがなぜ、個人撮影会のモデルに?
小梅:胸が大きいので「手よりももっと良いものがありますね」って(笑)。「ちょっとやってみませんか?」と誘われたので「じゃあ、やってみよっかな」。
――ヌードになるわりに、けっこう軽い感じですね。
小梅:美容に興味がある時期だったんです。でも化粧品って高いじゃないですか、だから「お小遣いになるし、いいかな」って。
◆セクシー女優への転身は迷わず即決!
――撮影会のモデルから、セクシー女優になったのはどんなきっかけがあったんですか?
小梅:事務所でセクシー業界のお仕事もやっている、とは知らなかったんです。でも「そっちの業界の仕事もあるよ」って聞いて「へー、スゴイ!」って。
――スゴイ、って感想に行くところが、現代っ子ですね。
小梅:あんまり偏見もなかったですから。「もし興味があるなら、やってみる?無理しないでいいけど」って聞かれて「面白そうだから、やります!」って即決しました。
――即決ですか。イマドキっぽいと言うか、なんと言うか……。
小梅:事務所の方も驚いていました(笑)。
◆「みんなシモネタを言っていると思ってました(笑)」
――業界に対して、怖いイメージとかありませんでした?
小梅:全然。ただ「Hな世界なんだろうな」って想像くらい。「みんな、仕事中にシモネタ言ってるんだろうな」みたいな偏見はありました(笑)。事務所の方がすごく優しいですし、ちゃんと「なにかあってもこっちが全部守るから」って言ってくれたので、「じゃあ行けるっしょ!」って安心感がありましたし、怖くはなかったですね。
――信頼関係があるのは、事務所と女優としては理想的な関係ですね。実際にデビューしてみて、イメージって変わりました?
小梅:ガラッと変わりましたね。シモネタも言わないです(笑)。それから、思った以上に皆さん真剣に、熱い気持ちで作品を作ってる。コンセプトとか衣装とか、細かいところもしっかり決めて。スタッフさんもバリバリお仕事しながら、私たちに気遣いもしてくれます。
――そういう目的で入ってくる人は、だいたいすぐに辞めます。
小梅:そうですよね(笑)。
◆やりたいことや将来の夢は、なにも考えていなかった
――撮影会のモデルをやっていて、セクシー女優に誘われたってことですが、そもそもモデルもお小遣い稼ぎって感じだったんですよね。なにかほかに、なりたいものはなかったんですか?
小梅:えーと……私、アホなんですよ。
――……え?
小梅:やりたいこととか将来の夢とか、なにも考えていなくて。ただ母がOLだったので、漠然と「私もOLになるんだろうな」って考えていました。でも「なんか違うな」「私はOLにならないだろうな」って思ってしまって。そのなかで始めた、撮影会のモデルが思ったよりも楽しかったんです。
流れでセクシー女優になりましたけど、そのときも「違うと思ったら、辞めればいい」って思っていました。半年くらいで辞めるかも、そのあとのことはそのとき考えればいいや、って感じで、まさか6年目に入るまで続けているとは(笑)。それくらい、楽しいお仕事なんです。
――楽しくお仕事しているっていうのは、とてもいいことです。ほかにお仕事の経験は?
小梅:ファミレスでバイトくらいですね。でもあんまり稼げないし、変なお客さんもいたので、続けるつもりはなかったです。「お嬢ちゃんカワイイね、スタイルいいね」みたいなこと言ってくる。「怖い、セクハラじゃん!」って思いながら「お水で~す」って運んでました。
◆友達にデビューのことを話したら「へー、いいじゃん」
――うーん、それは良くない環境ですねぇ。
小梅:とにかく好きなことをやってみようって。なんにでも興味を持って、面白そうならとりあえずやってみるってタイプなんです。ダメなら辞めればいいやって思っていますね。
――セクシー女優でデビュー前に相談した相手はいないんですか?
小梅:相談しなかったですね。たぶん「相談したら、止められる」って思ったんですよ。そう思った時点で「あ、私はセクシー女優をやりたいんだ」って気づいて。この気持ちのままに動こうって決めました。
――じゃあ、誰にもセクシー女優のことは話していない?
小梅:デビューが決まってから、友人たちに「実は私、こういう職業につきます!」って話しました。最初は「え、脱ぐの?」って言われると思ったんですけど……意外とみんな「へー、いいじゃん!」って軽いノリで応援してくれましたね(笑)。みんな、今もいいお友達です。
――それなら、もう何も心配せずに活動に専念できますね。
小梅:ただ私、ちょっと考え過ぎちゃうところもあって。あんまり考えないか、考え過ぎるか、0か100って感じなんです。不安になると、どんどん不安になってどん底まで落ちちゃうんですよ。そこがちょっと心配ではあります。
◆病気になって健康な身体のありがたさを知りました
――うーん、真面目すぎる部分があるんですかね。
小梅:現場でも、迷惑をかけるのがイヤなんです。デビュー当時も、マネージャーさんに「私、もうダメかもしれません……」って言って「いや、頑張ってください」ってなだめられてました。撮影後も、監督さんに「私、大丈夫だったでしょうか……?」って聞くくらいで。
――あんまり心配症だと、またストレスが溜まってしまいますよ。
小梅:病気のときも、不安になってマネージャーさんに「私、もう辞めるかもしれないです……」って言いだして。「大丈夫だよ、心配しなくていいよ」って言ってもらって、落ち着きました。
――本当に治って良かったですね。
小梅:はい、健康な身体のありがたさを知りました、本当に良かったです。
◆セクシー女優以外にも活躍できる女優が目標!
――それでは今後の目標を聞かせてください。ピンク映画への出演経験もありますが、そちらのほうはこれからも?
小梅:やりたいですね、すごくやりたいです!演技は好きなんですよ、楽しいので。業界もいろいろと変わりつつあるので、映画だったり舞台だったり、お仕事を増やしてマルチに活躍できるようになりたいですね。
――アイドル活動とか?
小梅:歌は好きなんです、カラオケにひとりで8時間近くいるくらい(笑)。でも踊りに自信がなくて……。
――じゃあ、直立不動で歌うとか(笑)。
小梅:新しいスタイルで(笑)。それは冗談としても、そうですね。今後は小梅えならしいスタイルで活躍できたらな、と思っていますので、応援してください!
<取材・文/蒼樹リュウスケ 撮影/スギゾー>
【小梅えな】
X:@koume_ena
Instagram:@ena__koume
TikTok:@koume_ena
【蒼樹リュウスケ】
大学在学中に成人誌出版社で編集のアルバイトを始め、そのままアダルト業界に定住。大手AVメーカーの雑誌編集部を経て、フリーライターとして独立。好きなことを書きたいと思った結果、アダルトならなんでもありな文章を書きまくる生活を送っている
前回のインタビュー記事では、その症状や、4か月の休業期間についてのお話を聞かせてくれました。今回はセクシー女優になったきっかけや、病気を罹患して変わった家族や友人との関係、今後の活動などについてさらに深掘りしました。
◆家族とはすごく仲良し!でもセクシー女優の件は…
――前回のインタビューでうかがった「鉄欠乏性貧血」ですが、遺伝の影響もある、とのことで。ご家族には病気のことは話しました?
小梅えな(以下、小梅):病名が判明してから、すぐに伝えましたね。判明するまではあまり心配をかけすぎないように、たまに「ちょっと最近、体調が良くないんだよね」くらいしか伝えていませんでした。……実はお仕事の話は、まだしていないんですけど。
――え、まだご両親はセクシー女優のことを知らないんですか?
小梅:やっぱり恥ずかしくて言えないです。……でも、両親は気付いていそうだけど、なにも言わないって感じもしますね。私が決めたことだから、黙っているのかもしれません。
――ご両親とは仲がいいんですか?
小梅:かなりいいです、過保護なくらい。ひとり暮らしするときも「大丈夫?」「家は探せる?」って(笑)。実家の近くでひとり暮らしを始めたので、許してくれた感じです。
――小梅さんは東京出身ですもんね。これが地方出身で、上京するなんて言ったら……。
小梅:たぶん、許してくれてませんね(笑)。でも実家が近くにあるから、休業中にも「なにかあったら頼りなさい」って言ってくれて、すごく心強かったです。体調も良くなりましたし、来年は一緒に温泉旅行でも行こうかって話をしてます。
◆個人撮影会のモデルとしてヌードに!
――そもそもセクシー女優になったきっかけを聞かせてもらえますか?
小梅:もともとは、個人ヌード撮影会のモデルとして活動していたんですよ。そもそも個人撮影会のモデルになったのも、最初からそっちを目指していたわけじゃなくて。最初は「手タレ」とか「ボディパーツモデル」のお仕事について、ちょっとお話を聞いてみようと思って事務所に来たんです。
――それがなぜ、個人撮影会のモデルに?
小梅:胸が大きいので「手よりももっと良いものがありますね」って(笑)。「ちょっとやってみませんか?」と誘われたので「じゃあ、やってみよっかな」。
――ヌードになるわりに、けっこう軽い感じですね。
小梅:美容に興味がある時期だったんです。でも化粧品って高いじゃないですか、だから「お小遣いになるし、いいかな」って。
◆セクシー女優への転身は迷わず即決!
――撮影会のモデルから、セクシー女優になったのはどんなきっかけがあったんですか?
小梅:事務所でセクシー業界のお仕事もやっている、とは知らなかったんです。でも「そっちの業界の仕事もあるよ」って聞いて「へー、スゴイ!」って。
――スゴイ、って感想に行くところが、現代っ子ですね。
小梅:あんまり偏見もなかったですから。「もし興味があるなら、やってみる?無理しないでいいけど」って聞かれて「面白そうだから、やります!」って即決しました。
――即決ですか。イマドキっぽいと言うか、なんと言うか……。
小梅:事務所の方も驚いていました(笑)。
◆「みんなシモネタを言っていると思ってました(笑)」
――業界に対して、怖いイメージとかありませんでした?
小梅:全然。ただ「Hな世界なんだろうな」って想像くらい。「みんな、仕事中にシモネタ言ってるんだろうな」みたいな偏見はありました(笑)。事務所の方がすごく優しいですし、ちゃんと「なにかあってもこっちが全部守るから」って言ってくれたので、「じゃあ行けるっしょ!」って安心感がありましたし、怖くはなかったですね。
――信頼関係があるのは、事務所と女優としては理想的な関係ですね。実際にデビューしてみて、イメージって変わりました?
小梅:ガラッと変わりましたね。シモネタも言わないです(笑)。それから、思った以上に皆さん真剣に、熱い気持ちで作品を作ってる。コンセプトとか衣装とか、細かいところもしっかり決めて。スタッフさんもバリバリお仕事しながら、私たちに気遣いもしてくれます。
――そういう目的で入ってくる人は、だいたいすぐに辞めます。
小梅:そうですよね(笑)。
◆やりたいことや将来の夢は、なにも考えていなかった
――撮影会のモデルをやっていて、セクシー女優に誘われたってことですが、そもそもモデルもお小遣い稼ぎって感じだったんですよね。なにかほかに、なりたいものはなかったんですか?
小梅:えーと……私、アホなんですよ。
――……え?
小梅:やりたいこととか将来の夢とか、なにも考えていなくて。ただ母がOLだったので、漠然と「私もOLになるんだろうな」って考えていました。でも「なんか違うな」「私はOLにならないだろうな」って思ってしまって。そのなかで始めた、撮影会のモデルが思ったよりも楽しかったんです。
流れでセクシー女優になりましたけど、そのときも「違うと思ったら、辞めればいい」って思っていました。半年くらいで辞めるかも、そのあとのことはそのとき考えればいいや、って感じで、まさか6年目に入るまで続けているとは(笑)。それくらい、楽しいお仕事なんです。
――楽しくお仕事しているっていうのは、とてもいいことです。ほかにお仕事の経験は?
小梅:ファミレスでバイトくらいですね。でもあんまり稼げないし、変なお客さんもいたので、続けるつもりはなかったです。「お嬢ちゃんカワイイね、スタイルいいね」みたいなこと言ってくる。「怖い、セクハラじゃん!」って思いながら「お水で~す」って運んでました。
◆友達にデビューのことを話したら「へー、いいじゃん」
――うーん、それは良くない環境ですねぇ。
小梅:とにかく好きなことをやってみようって。なんにでも興味を持って、面白そうならとりあえずやってみるってタイプなんです。ダメなら辞めればいいやって思っていますね。
――セクシー女優でデビュー前に相談した相手はいないんですか?
小梅:相談しなかったですね。たぶん「相談したら、止められる」って思ったんですよ。そう思った時点で「あ、私はセクシー女優をやりたいんだ」って気づいて。この気持ちのままに動こうって決めました。
――じゃあ、誰にもセクシー女優のことは話していない?
小梅:デビューが決まってから、友人たちに「実は私、こういう職業につきます!」って話しました。最初は「え、脱ぐの?」って言われると思ったんですけど……意外とみんな「へー、いいじゃん!」って軽いノリで応援してくれましたね(笑)。みんな、今もいいお友達です。
――それなら、もう何も心配せずに活動に専念できますね。
小梅:ただ私、ちょっと考え過ぎちゃうところもあって。あんまり考えないか、考え過ぎるか、0か100って感じなんです。不安になると、どんどん不安になってどん底まで落ちちゃうんですよ。そこがちょっと心配ではあります。
◆病気になって健康な身体のありがたさを知りました
――うーん、真面目すぎる部分があるんですかね。
小梅:現場でも、迷惑をかけるのがイヤなんです。デビュー当時も、マネージャーさんに「私、もうダメかもしれません……」って言って「いや、頑張ってください」ってなだめられてました。撮影後も、監督さんに「私、大丈夫だったでしょうか……?」って聞くくらいで。
――あんまり心配症だと、またストレスが溜まってしまいますよ。
小梅:病気のときも、不安になってマネージャーさんに「私、もう辞めるかもしれないです……」って言いだして。「大丈夫だよ、心配しなくていいよ」って言ってもらって、落ち着きました。
――本当に治って良かったですね。
小梅:はい、健康な身体のありがたさを知りました、本当に良かったです。
◆セクシー女優以外にも活躍できる女優が目標!
――それでは今後の目標を聞かせてください。ピンク映画への出演経験もありますが、そちらのほうはこれからも?
小梅:やりたいですね、すごくやりたいです!演技は好きなんですよ、楽しいので。業界もいろいろと変わりつつあるので、映画だったり舞台だったり、お仕事を増やしてマルチに活躍できるようになりたいですね。
――アイドル活動とか?
小梅:歌は好きなんです、カラオケにひとりで8時間近くいるくらい(笑)。でも踊りに自信がなくて……。
――じゃあ、直立不動で歌うとか(笑)。
小梅:新しいスタイルで(笑)。それは冗談としても、そうですね。今後は小梅えならしいスタイルで活躍できたらな、と思っていますので、応援してください!
<取材・文/蒼樹リュウスケ 撮影/スギゾー>
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【蒼樹リュウスケ】
大学在学中に成人誌出版社で編集のアルバイトを始め、そのままアダルト業界に定住。大手AVメーカーの雑誌編集部を経て、フリーライターとして独立。好きなことを書きたいと思った結果、アダルトならなんでもありな文章を書きまくる生活を送っている