先日、俳優の岡田将生さんと高畑充希さんが結婚することをそれぞれのSNSで発表した。2人はドラマ『1122 いいふうふ』で夫婦役を演じていたが、本物の夫婦になったことが注目された。今年3月には西野七瀬さん、10月には高良健吾さん。『1122 いいふうふ』の出演者たちが続々と結婚を発表していることからSNSでは「結婚ラッシュ!」と話題を呼んでいる。
結婚ラッシュといえば、今回は同じく身近な人たちの結婚ラッシュを経験した人たちの話を聞いてみた。意外と周囲の事情は複雑だったりするようで……。
◆職場で4組が続々と結婚したワケ
「ニュースを見て、私たちが結婚したときのことを思い出しました」と話してくれたのは、保険会社で働く中山皐月さん(27歳・仮名)だ。中山さんが結婚したのは2年前のこと。
「私と同期と後輩が一気に結婚しました(笑)。上司には『頼むから結婚式するならズラしてよ』って苦笑いされました」
確かに上司としては、部下の結婚式が3組も同じ時期に被ったらスケジュールやお祝儀の面などでもキツいものがあるだろう。
ともあれ、中山さんは「私たちの少し前に先輩も結婚してるから、正式にいうと4組が結婚したんです」という。
「職場恋愛していた32歳の女性の先輩が、相手がなかなか結婚に踏ん切りがつかなかったのか、婚約してから3年も時間があったんですよ。上司たちも『先輩が先に(お嫁に)いってくれないと、下は結婚しにくいよねぇ〜』というので、先輩はピリピリしてるし、まわりは気を使うという悪循環でした」
中山さんは先輩に気を使って、わざわざ彼からのプロポーズを保留にしていたようだ。
◆先輩が結婚してくれたおかげで周囲はひと安心
「直属の先輩だし、30歳超えているし……そこで先輩を差し置いて私が『お先に……』なんてことになったら気まずいので。彼からは『先輩が破断になったらどうするの?』と言われていましたが、そのパターンにだけはならないように『早く結婚してくれ〜!』って祈ってました」
そのため無事に先輩が結婚した直後に婚姻届を提出した中山さん。
先輩には「先輩が結婚したから私も!って彼を急かしました」と、あたかも先輩のおかげで結婚に至ったかのように話したんだとか。
「本当は待ってました!なんて言えませんから。それで先輩の結婚から私、同期、後輩……とラッシュがおきたんです」
◆仲良しグループで「離婚ラッシュ」が発生
結婚ラッシュとは真逆の「離婚ラッシュ」の経験者もいる。やや不謹慎とは思いつつも、離婚ラッシュを体験した人の話も聞いてみた。
フリーランスの美容師である真田マリナさん(32歳・仮名)は「ここ半年は離婚ラッシュでしたね」と遠い目で語る。
「高校時代の仲が良かった6人グループのうち、1人が独身で2人が既婚、私を含む3人が離婚しました」
真田さんは26歳で結婚して2歳の子どもがいる。同業の元夫とは職場結婚だった。
「仲の良い夫婦でしたが、子どもができたら変わってしまいました。彼は優しいから子煩悩になるかと期待しましたが、全くでした。
自分だけ着飾って仕事に行って帰ってきたら子どもに声をかける前に、私に『少しは化粧したら?』とかいう(笑)。飲み会も普通に行くし、洋服とか買いまくりなのに、休職中の私には『贅沢はやめたら?』って。ストレスの限界だったんですが、子どもが生まれたばかりだし、先立つものがないから、離婚したいけどできない状況でした」
◆リーダー格の子が「離婚しました!」と発表
そんなとき、件のメンバーで集まる機会があったそうだ。
「私だけ子どもが小さいから連れて行ったんですが、着くや否やリーダー格のAが『離婚しました!』と声高らかに発表したのです」
Aさんの子どもは小学生で、専業主婦だったそうだが——。
「Aの旦那は年収は高いけど浮気症で、精神的に参っていたようです。で、弁護士に相談して、自分に有利なかたちで離婚したと。どうしても生活の水準は下がってしまうけど、ちゃんともらえるものをもらって、自分が働けば何とかなったみたいです。
彼女の表情がすごく明るくなっていたのが印象的でした。それに比べて自分はいまボロボロで、このままでいいのかなぁと考えさせられましたね」
真田さんは自身の母に相談し、ひとり親の制度を調べてみたところ「意外といける!」ということがわかり離婚を決意。
「旦那は寝耳に水って感じでしたが、私がもう無理だったんで。旦那も最後は根負けって感じでした」
◆先陣を切ってくれたおかげで…
そしてまた6人で集まったときに、真田さんが離婚を発表すると、もう1人離婚していたそうだ。
「やっぱ、Aの離婚話を聞いて離婚に至ったって言ってました。唯一の独身の友人が『こんな短期間で3人も離婚する?』と引いていましたが、離婚した3人はみんな表情が柔らかくなったねって言われました。
Aが先陣を切ってくれたというか、離婚したら絶望だと思ってたけど、意外と大丈夫な背中を見せてくれたから思い切れました。もしかしたら数年後、後悔することもあるかもしれないけど、離婚して良かったです」
もしかすると、1人の結婚・離婚が周囲の身近な人たちにも影響を及ぼすのかもしれない。
結婚の経験がない筆者(現役グラドル兼ライターの吉沢さりぃ)としては、誰かの結婚ラッシュにのりたいものだ。
<取材・文/吉沢さりぃ>
【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720
結婚ラッシュといえば、今回は同じく身近な人たちの結婚ラッシュを経験した人たちの話を聞いてみた。意外と周囲の事情は複雑だったりするようで……。
◆職場で4組が続々と結婚したワケ
「ニュースを見て、私たちが結婚したときのことを思い出しました」と話してくれたのは、保険会社で働く中山皐月さん(27歳・仮名)だ。中山さんが結婚したのは2年前のこと。
「私と同期と後輩が一気に結婚しました(笑)。上司には『頼むから結婚式するならズラしてよ』って苦笑いされました」
確かに上司としては、部下の結婚式が3組も同じ時期に被ったらスケジュールやお祝儀の面などでもキツいものがあるだろう。
ともあれ、中山さんは「私たちの少し前に先輩も結婚してるから、正式にいうと4組が結婚したんです」という。
「職場恋愛していた32歳の女性の先輩が、相手がなかなか結婚に踏ん切りがつかなかったのか、婚約してから3年も時間があったんですよ。上司たちも『先輩が先に(お嫁に)いってくれないと、下は結婚しにくいよねぇ〜』というので、先輩はピリピリしてるし、まわりは気を使うという悪循環でした」
中山さんは先輩に気を使って、わざわざ彼からのプロポーズを保留にしていたようだ。
◆先輩が結婚してくれたおかげで周囲はひと安心
「直属の先輩だし、30歳超えているし……そこで先輩を差し置いて私が『お先に……』なんてことになったら気まずいので。彼からは『先輩が破断になったらどうするの?』と言われていましたが、そのパターンにだけはならないように『早く結婚してくれ〜!』って祈ってました」
そのため無事に先輩が結婚した直後に婚姻届を提出した中山さん。
先輩には「先輩が結婚したから私も!って彼を急かしました」と、あたかも先輩のおかげで結婚に至ったかのように話したんだとか。
「本当は待ってました!なんて言えませんから。それで先輩の結婚から私、同期、後輩……とラッシュがおきたんです」
◆仲良しグループで「離婚ラッシュ」が発生
結婚ラッシュとは真逆の「離婚ラッシュ」の経験者もいる。やや不謹慎とは思いつつも、離婚ラッシュを体験した人の話も聞いてみた。
フリーランスの美容師である真田マリナさん(32歳・仮名)は「ここ半年は離婚ラッシュでしたね」と遠い目で語る。
「高校時代の仲が良かった6人グループのうち、1人が独身で2人が既婚、私を含む3人が離婚しました」
真田さんは26歳で結婚して2歳の子どもがいる。同業の元夫とは職場結婚だった。
「仲の良い夫婦でしたが、子どもができたら変わってしまいました。彼は優しいから子煩悩になるかと期待しましたが、全くでした。
自分だけ着飾って仕事に行って帰ってきたら子どもに声をかける前に、私に『少しは化粧したら?』とかいう(笑)。飲み会も普通に行くし、洋服とか買いまくりなのに、休職中の私には『贅沢はやめたら?』って。ストレスの限界だったんですが、子どもが生まれたばかりだし、先立つものがないから、離婚したいけどできない状況でした」
◆リーダー格の子が「離婚しました!」と発表
そんなとき、件のメンバーで集まる機会があったそうだ。
「私だけ子どもが小さいから連れて行ったんですが、着くや否やリーダー格のAが『離婚しました!』と声高らかに発表したのです」
Aさんの子どもは小学生で、専業主婦だったそうだが——。
「Aの旦那は年収は高いけど浮気症で、精神的に参っていたようです。で、弁護士に相談して、自分に有利なかたちで離婚したと。どうしても生活の水準は下がってしまうけど、ちゃんともらえるものをもらって、自分が働けば何とかなったみたいです。
彼女の表情がすごく明るくなっていたのが印象的でした。それに比べて自分はいまボロボロで、このままでいいのかなぁと考えさせられましたね」
真田さんは自身の母に相談し、ひとり親の制度を調べてみたところ「意外といける!」ということがわかり離婚を決意。
「旦那は寝耳に水って感じでしたが、私がもう無理だったんで。旦那も最後は根負けって感じでした」
◆先陣を切ってくれたおかげで…
そしてまた6人で集まったときに、真田さんが離婚を発表すると、もう1人離婚していたそうだ。
「やっぱ、Aの離婚話を聞いて離婚に至ったって言ってました。唯一の独身の友人が『こんな短期間で3人も離婚する?』と引いていましたが、離婚した3人はみんな表情が柔らかくなったねって言われました。
Aが先陣を切ってくれたというか、離婚したら絶望だと思ってたけど、意外と大丈夫な背中を見せてくれたから思い切れました。もしかしたら数年後、後悔することもあるかもしれないけど、離婚して良かったです」
もしかすると、1人の結婚・離婚が周囲の身近な人たちにも影響を及ぼすのかもしれない。
結婚の経験がない筆者(現役グラドル兼ライターの吉沢さりぃ)としては、誰かの結婚ラッシュにのりたいものだ。
<取材・文/吉沢さりぃ>
【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720