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「むしろ逆効果」悪気はないのにキャバ嬢に嫌われてしまう行動5選

日刊SPA! 2024年12月21日 15時51分

 大人の社交場・銀座のクラブにホステスとして勤めているみずえちゃんと申します。もうすぐクリスマスですね。イルミネーションの前で写真を撮ったら、ローアングルの自分がすごく二重あごで落ち込みました。
 その傍ら、ライターとしても活動しており、これまでに私がお酌をさせていただいたおじさま方との実体験をもとに、夜遊びやモテに関する情報を発信させていただいております。

◆やることなすこと全て裏目に出がちなおじさんへ
 
 12月ですね。12月といえば、1年で1番の繁忙期です。キャバクラやクラブなどでは、この繁忙期をさらに盛り上げようとイベントを開催しているところも少なくありません。夜の銀座はいつも以上に華やいでいます。

 お気に入りのキャバ嬢さんやホステスさんのお店へ出かけるおじさんも多いはず。ぜひ大好きな彼女と楽しいひと時を過ごしてくださいね。

 ところが。気を利かせたつもりでやったことが全部裏目に出てしまっているおじさんを頻繁に見かけます。“恋は盲目”とはよく言いますが、相手の立場に立って考えたらわかることが、舞い上がって、浮足立っているときほどわからなくなってしまうものなのかもしれません。

 せっかくお気に入りの女の子に会いに行くのですから、わざわざ彼女に嫌われてしまうような行動は絶対に避けていただきたいです。

 そこで今回は「悪気はないのにキャバ嬢に嫌われてしまう行動5選」を解説します。夜の街へ出かけるその前に、ぜひご一読ください。

◆嫌われてしまう行動その①同伴の待ち合わせ時間が早すぎる
 
 同伴出勤のボーダーラインが20時だとしたら、その出勤時間の2時間前を集合時間の目安にすると良いでしょう。ゆっくり食事をしたい日には2時間前に、ササっと食事を済ませたい日には1時間前に、という具合です。

 キャバ嬢に嫌われようが恨まれようが私は私のやりたいようにやる!とおっしゃるなら、それを止める気はさらさらありませんが、この記事をクリックしている皆さんは少なくとも積極的にキャバ嬢に嫌われたり恨まれたりなんてことはごめんだと考えているおじさんたちだと想像します。

 ならば、同伴というものはおじさんのためにではなく、キャバ嬢のためにするんだ、とまずは心得てください。

 同伴のキックバックとしてキャバ嬢に支払われるギャラは、お店のルールによってまちまちですが、せいぜい数千円程度です。出勤時間の3時間も4時間も前に呼び出して、キャバ嬢を連れまわすのはよしましょう。そんなことをしても楽しいのはお前だけです。

◆嫌われてしまう行動その②マメにLINEに返信する

 キャバ嬢は無料で利用できるチャットレディではありません。わざわざ嫌われたくないのであれば、来店の予定がないのにマメにLINEをしてはいけません。返信も不要です。

「今日は早めに就寝するので返信できないかもしれません」と、深夜におじさんからLINEがあったときは椅子から落ちそうになりました。高橋一生かオダギリジョーなら話は別ですが、ただのおじさんから返信がなくて「寂しいよ〜」ってなるわけないです。

 こちらからLINEを終わらせるつもりで「お忙しいことと存じますが、お身体にはご自愛くださいませ」と返信したのに「明日も寒いからコートを着て出かけてね」と、さらにラリーを続けるおじさんもいます。はっきり申し上げて、早く寝て欲しいです。

◆嫌われてしまう行動その③差し入れがシュークリーム

「お腹が空いているだろうから……」と差し入れを買ってきてくれるおじさんも少なくありません。おじさんの食べたいものをチョイスしているためか、たこ焼きや焼きそば、焼鳥などガッツリ系の食事が多いです。嬉しいけれど深夜に食べるものとしてはちょっとガッツリしすぎな気もします。差し入れよりも同伴がなお嬉しいです。

 もっと困るのがシュークリームやケーキなどの生菓子。ウイスキーやワインを飲んでいる最中に食べたいものじゃなさすぎるし、体型管理を徹底している女の子だと「私は遠慮しておきます」とひと口も食べないことなんてザラです。仕事なんだからつべこべ言わずサッサと食え!と言いたくなるところですが、若くて細い後輩に中年太りの私が「つべこべ言わずさっさと食え!」なんて言っているところを想像するとあまりにもパワハラじみていてゾッとします。

 その結果、手を付けられることなく暖房で暖められた空気にさらされ、ゆっくりと鮮度を失っていく生菓子たち。こんなに悲しいことってないです。

 スイーツを差し入れるなら、せめて持ち帰りしやすいものだとベターです。

◆嫌われてしまう行動その④アフターが長い

 数千円程度ではあるもののギャラが発生する同伴に対し、アフターは全くのノーギャラです。その日のシャンパンの売上のお礼に、もしくは次回の同伴の約束に繋がれば、というおもいで応じますが。

 深夜1時に近づくにつれ、その席のお客様が「アフターに行きたい」と言い出すのではないか、いやそれだけは勘弁してくれ……と、女の子たちがヒヤヒヤしているのが見ていてわかります。

 一方、おじさんにとっては、アフター=お気に入りの女の子とお店の外で過ごす時間です。よりプライベート感があってワクワクするのは当然でしょう。

 お気に入りのキャバ嬢に嫌われたくないおじさんは、アフターは1時間以内、タクシー代は残業代だと思って多めに渡すよう心掛けてみてください。「家までいくら?」なんて聞かなくていいので、さっさと万札を出しましょう。

 なお、「家まで送っていくよ」というのはマナー違反です。タクシーの中まで無料残業をさせないでください。

◆嫌われてしまう行動その⑤番外編:脱ぎたてのホカホカのコートを着せてくる

 これは、キャバ嬢に限らず全女性をイラっとさせていることなので番外編とさせていただきました。「寒い〜」と震えている女の子に、おじさんの脱ぎたてホカホカのコートを着せるのはよしてください。同じことを自分がされたらどう感じるか想像してみてください。

 これもまた番外編ですが、食事中に自分の使っている箸で持ったものを女の子のお皿に移動させるのはよしてください。「キノコは苦手で食べられないんだよね〜」じゃありません。常識的に考えてありえないだろ。

 距離感のバグってる奴は嫌われます。あなたは彼女の恋人でも夫でも友だちでもなんでもありません。

◆楽しいのはお前だけなんだよ
 
 今回は「悪気はないのにキャバ嬢に嫌われてしまう行動5選」を解説しました。舞い上がっているときほど、相手の立場に立って考えるようにしてください。その独りよがりな行動はキャバ嬢のみならず全女性をイラつかせています。楽しいのはお前だけです。

 嫌われたっていいんだ!楽しく遊びたいんだ!というつもりなら、言うことはありませんが、嫌われたくないし、できたら好かれたいとほんのり期待しているおじさんはマナーを厳守しましょう。

 今晩も節度を持って、楽しい夜遊びを。

<文/みずえちゃん>

【みずえちゃん】
1989年生まれ。新潟県長岡市出身。関西外国語大学卒業後、大阪市内の広告代理店に勤務する傍ら、キャバ嬢デビュー。結婚、離婚、地方の激安キャバクラを経て、現在は銀座ホステスとライターを兼業。X(旧Twitter):@mizuechan1989

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