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久々の帰省がトラウマに。実家の母が妊娠中の妻に放った「最低の言葉」――仰天ニュース傑作選

日刊SPA! 2024年12月28日 8時44分

過去5万本の記事より大反響だった話をピックアップ!(初公開2022年12月30日 記事は取材時の状況) *  *  *

 年末年始、久しぶりに実家に帰って親の顔でも見ようかな……と考えている人も多いのではないだろうか。

 しかし、中には「正直、実家には帰りたくない」と“帰省ウツ”に陥ってしまう人もいる。都内に住む山崎聡史さん(仮名・39歳)もその1人である。山崎さんは10年前に結婚、現在は2人の子供がいる。山崎さんが、頑なに帰省を拒む理由は何なのか。

◆「普通ではない」母親の性格

「今年の正月もコロナ前と同じように嫁と子供だけを嫁の実家に行かせようと思います。義実家に同行してもいいのですが、嫁の両親を見ると、どうしても自分の親と比べてしまうんです。嫁の親は世話好きで世間一般的には普通の両親だと思います。だからこそ、義実家に行くと自分の母親が普通ではないと思い知らされるんですよね」

 どうやら山崎さんの母は性格に難があるようで……。

「自分が子供のときから母に褒めてもらった記憶はないですね。母はどちらかというと子供の僕たちよりも自分が中心でないと気が済まない人でした。家族で外食をするときも、母が食べたいものを基準に選んでいました。高級寿司屋に行ったときも、僕たちは食べられるものがなかったので玉子ばかり食べている横で、母は1人で刺し身と日本酒を呷っていました」

◆何も言えない父親

 自分で事業を興して社長を勤めていた山崎さんの母。一方、父は母の会社で事務をしていた。そのため、父も母の意見に対して逆らったり、突拍子もない行動に注意したりはできなかったという。

「父は僕たちには放任主義で、母にも何も言いませんでした。もし、少しでも口ごたえしようものならば、母はヒステリーを起こしてわめき散らして物に当たるんです。買ったばかりのゲームも母がキレるとめちゃくちゃに壊されました。

 そんなときは、近くの祖母の家に避難していました」

◆彼女と結婚、実家に報告することになったが…

 山崎さんは高校卒業後、実家を出た。大学に行きたかったが、母に学費を出してもらうことは気が進まなかったのだ。就職してからは、実家とはますます疎遠になっていったという。その後、今の妻となる彼女が妊娠し、結婚することが決まったのだが……。

「本当は結婚式にも呼びたくなかったんです。ただ、妻の両親を式に招待するのに、さすがにうちの親だけ呼ばないのはまずいのでは……と思ったんです。妻も絶対に僕の両親には参加してほしいと言ってきて断れませんでした。そこで、数年ぶりに帰省して結婚の報告をすることにしたんです。妻も一緒に行くことになり、父に連絡して行くことになったのですが、これが大きな間違いだったんです……」

◆悲惨な帰省に

 当日、山崎さんは身重の妻を連れて実家に向かっていた。ちょうど、そのとき、父親から着信があった。

「なんと、母が前日に酔っ払って転倒。骨折したと言うんです。そこまで大怪我ではなかったようで入院の必要はなく、ギプスだけで済んだのですが……父には『母の機嫌が悪いから今日はやめておいたほうがいい』と言われました。急にそんなことを言われてももう向かってるし……と半ば無理やり、父を説得して実家に向かうことにしたんです」

 しかし、実家に到着するとそこには信じられないほど気が立った母親がいたという。

◆まさかの発言にア然!

「まず、妻を見て母は挨拶もしませんでした。それどころか、妻のお腹を見て『デキ婚とか恥ずかしいからやめてくれよ!』と言い放ったんです。まさかの発言に嫁もア然として泣きそうになっていましたね。

 その後も母は止まらず『実家を出たっきり連絡もよこさないで』『祝儀だけもらいに来たのか』と今度は僕を罵りはじめたんです。僕はまだしも、妻にまでそんなことを言うのはさすがに許せなくなり、妻の体も心配だったので『わかった、もう来ない』と言って実家を後にしました」

 実家を出ようとする山崎さんの背中には、母の罵声が浴びせられ続けたのだった。

◆「母が生きている限り、帰省するつもりはない」

 父があやまりつつも駅まで送ってくれたが、山崎さんの怒りはおさまらなかった。

「そもそも父がしっかりしないから、母がこんな風になってしまったのもあると思います。それをきっかけに母とは縁を切ることに決めました。妻も同情してくれて、義両親に僕の親は怪我をしたので結婚式には来れないと伝えてくれました。今では父親とはたまに連絡はしますが、母とは関わっていません。父いわく、母は僕たちに対して悪びれた様子もないようなので、このままでいいかなと思いますね……」

 人生の大事な日をめちゃくちゃにされた山崎さん。「母が生きている限り、帰省するつもりは毛頭ない」とハッキリと言い切った。

<取材・文/結城>

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