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ラブホテル清掃員が目撃した惨劇、男性客の利用後に「布団から“女性の髪の毛”がはみ出ていて…」

日刊SPA! 2025年1月13日 15時52分

 さまざまな事情を抱えた人たちが利用するラブホテル。一般的には、ドキドキ、ワクワクしながら、ときにはソワソワと向かう場所だ。
 今回は、2人の元従業員が明かす、客が部屋を利用した後の“惨劇”について紹介する。

◆不自然な時間に退室した客

 ある夜、近藤晃司さん(仮名・30代)は、ワンオペで勤務をしていた。1人で来店した男性がいたのだが、特に気にすることもなく仕事をしていたという。

「その男性は、異常に大きなスーツケースを持っていましたけど、出張の場合もありますし気になりませんでした」

 時刻は朝4時。男性が退出する姿を確認したそうだ。近藤さんは、この時点で違和感を覚えたと話す。

「通常は、ビジネスホテルの代わりに利用する人は6時以降にチェックアウトします。派遣のお姉さんの場合は、それくらいの時間もありますが、女性が入室した様子はありませんでした」

 近藤さんは「そういう人もいるか」くらいの気持ちで、いつものように掃除をするために部屋に向かったが……。

「入った瞬間、掛け布団から“女性の髪の毛”がはみ出ているのに気づいたんです」

 近藤さんはいったん扉を閉めた。一瞬の間で、いろいろなことが頭の中を駆けめぐったという。

「女性と一緒だっただろうか?」
「だとしても女性だけを残していくか?」
「幽霊?」

「ただ、考えても仕方がないため、掃除をするために声をかけました。返事はありませんでした。布団を剥がそうと思いましたが、もし裸だったら問題になることは確実です。店長に指示を仰ぐことにしました」

◆“女性の髪の毛”の正体とは…

 ただこの時点で、近藤さんは「もしかして?」と思う“とある噂”について考えていた。

「私が働いていたラブホは、周辺に3店舗を展開していたんです。そのうち1店舗に“幽霊が出る”との噂がありました。それが、私が勤めていた店舗です」

 その後、店長に連絡を取ったがつながらず、近藤さんの不安は募る一方だったという。結局、ほかの従業員が来るまで部屋を放置することにした。そして数時間後……。

「女性従業員と共に部屋に入ると、そこには精巧につくられた“人形”がありました。しかも四肢が切断された状態だったんです」

 どうやら、客が処分に困って置いていったようだ。

「これは大変迷惑な出来事でしたね」

◆浴槽にあった大量の“モノ”

 代田聡さん(仮名・30代)は、ラブホの清掃担当として働いていた。寒い日の唯一の楽しみは、“お風呂場の掃除”だったそうだ。理由は、掃除中に冷えた手足を温められるからだという。

 その日も、お風呂掃除をしようとした代田さん。扉を開けた瞬間、目の前に広がっていたのは“驚くべき光景”だった。

「浴槽には大量の汚物が広がっていて、想像を絶するような状況でしたね。このような現場の掃除はとてもショックでした」

 代田さんはすぐに主任を呼び、助けを求めた。

「主任は顔色ひとつ変えずに、マスクとゴム手袋を着けて、“慣れた様子”で片づけをはじめました」

◆事後の部屋には“人間の本性”が現れる

 他人の事後の部屋なんて見たくはないと思うかもしれないが、代田さんは「人間の本性が現れる」という。

 ゴムが落ちていたり、シーツが血だらけだったりすることもあるそうだが、“ほとんどの客が軽く片づけて帰る”印象だったため、この日の惨劇は、逃げ出したくなるほどだったようだ。

「ラブホの仕事で学んだのは、人は見かけによらないということです。事務所には、防犯カメラの映像が流れているのですが、部屋に入る前の印象と事後の清掃現場から、人の見た目と実際の行動にはギャップがあると思いました。まったく後始末をしてくれていない場合もあるので……」

<取材・文/資産もとお>

―[ラブホの珍エピソード]―

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