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ジュニア総勢90名が魅せた本気のエンタテインメント

日刊SPA! 2025年1月21日 8時48分

STARTO ENTERTAINMENT所属のジュニアによるコンサート「SHOWbiz 2025」が有明アリーナで開催した。1月5日~13日までの全13公演、事務所の未来を担う東西のジュニア総勢90名が伝統のステージを駆け抜けた。ジュニア内にはHiHi Jets、美 少年、7 MEN 侍、Lil かんさい、少年忍者などの人気グループが存在するが、今回はその垣根を超えてジュニア一丸となり、本気のエンタテインメントに挑んだ。
オープニングは少年隊「かがやきの日々」。噴水が上がるステージに白いタキシード衣装を着た38名のジュニアが登場してショーが開幕。その曲終わりに美 少年の浮所飛貴が「僕たちが今できる最高のパフォーマンスをお見せします!」と初日から気合い十分。続く、「It’s SHOWBIZ!!」(少年隊)では曲中にジャケットが白から赤へと早着替えすると、会場に集まった1万5000人から驚きの声が漏れた。

美 少年の岩崎大昇は「デビューされた先輩方は素晴らしいパフォーマンス、それに負けないように自分たちができるオリジナルとは違う作品に挑戦してきました」と挨拶すれば、少年忍者の川﨑皇輝も「そんな先輩方が残した多くの名曲を、いつもとは違ったテイストでお見せしたいと思います!」と想いを繫ぐ。最後に7 MEN 侍の菅田琳寧は、「『SHOWbiz』の世界を、僕たちと皆さんとで一緒に作っていきたい。日々成長し続ける僕たちの姿を見守っていてください!」と、力強く宣言した。

全38曲のセットリスト。JAZZやHip Hop、Rock&Danceなどのブロックに分かれ、選抜されたジュニアが先輩の楽曲を新たな振り付けで披露した。「DIRTY, SEXY, NIGHT」(KAT-TUN)はハットやステッキを使ったクールなダンスや、「Girl is mine」の球体フライングなどで観客を魅了。ほかにも、「Firebird」(Aぇ!group)や「象」(SUPER EIGHT)などバンド編成で盛り上げた。

Futureコーナーでは、フレッシュな“次世代ジュニア”が先輩の応援を受けながら、「PIKA☆NCHI」(嵐)、「空のスクリーン -rainbow in my soul-」(タッキー&翼)などを歌唱。ラップパートやアクロバットなども見事に決めて、最後は観客に向かってウインクするなど、早くもファンの心をぎゅっと掴む。また、「願い・・・永遠に」で、ソロ歌唱に抜擢されたアンダーソン・フェニックス(9歳)は会場に美声を響かせた。バスケコーナーでは1つのボールをジュニアたちがパスで繋いで、最後にHiHi Jetsの作間龍斗が豪快にダンクシュートを決めると会場から割れんばかりの拍手に包まれた。

ライブ終盤。「ALL STARS IsLAND」ではLEDが光るフレームが会場全体を囲み、90名のジュニアがひとりずつその枠に入ってダンスを披露する事務所伝統の“ジュニアマンション”が2年ぶりに復活。そして「プリマヴェラ~灼熱の女神~」(少年隊)で、全メンバーがステージに集結して圧巻のユニゾンダンス。ラストの挨拶でHiHi Jets井上瑞稀は、「僕らが一生懸命パフォーマンスして、それを皆さんが喜んでくれる。そんな関係をいつまでも続けていけたら幸せ。素晴らしい仲間とファンの皆さんに見守られながら、明日への扉を開いていきたいと思います!」と、さらなる飛躍を誓った。

歴史を踏襲しながらも新たな風を吹き込んで、進化を続けるジャパニーズエンタテインメントを今年も楽しみにしたい。

取材・文/吉岡 俊 撮影/後藤 巧

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