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ユニクロ最新コラボ「2990円とは思えない質感」「カットソーなのに上品な印象」絶対に買い逃してはいけない5アイテム

日刊SPA! 2025年1月22日 19時8分

―[メンズファッションバイヤーMB]―

 メンズファッションバイヤー&ブロガーのMBです。洋服の買いつけの傍ら、「男のおしゃれ」についても執筆しています。連載第515回をよろしくお願いします。
◆安定したクオリティのユニクロ定番のコラボ

 今回は先日、発売されたユニクロとJWアンダーソンのコラボアイテムの中からマストバイを紹介します。

 JWアンダーソンはスペインのハイブランド「ロエベ」のディレクターを務める鬼才。現代で活躍するデザイナーの中でも指折りの存在。ユニクロとの協業も長く、安定したクオリティで毎度コラボを発売してくれます。

 今回も良品だらけですが、特におすすめなマストバイを5つピックアップしてみました。

◆程よくウエストを絞り、フォーマルな印象に
・感動ブレザー 6990円

 ユニクロ超定番の感動ジャケットのブレザー版。定期的に展開されるアイテムですが、今回はコラボということでシルエットからパーツ類、ディティールまで見直しがされており、より完成度の高い逸品に。

 昨今、トレンドのルーズシルエット/ビッグシルエットではなく、程よくウエストを絞り、フォーマルな印象を強めたもの。

 ただし、ビジネススーツやフォーマルスーツと比べるとややユルめに仕上げており、クールビズスタイルからカジュアルスタイルまで対応できるバランスの取れたシルエットに。

◆万能シルエットと「ブランド見えするパーツ使い」

 芯材やパッドも入れておらず、ライトウェイトで非常に着心地よく、また通気性も抜群、ストレッチ性も高い。ジャケットとは思えないほど軽快で、まるでカットソーやTシャツ感覚で羽織れる機能的なアイテムになっています。

 クールビズの味付けアイテムとしてもいいし、ショーツなどに合わせたカジュアルスタイルとしてもOK。裏地も抜いてあり、軽い仕上がりなので夏直前まで使えるのも嬉しい限り。

 さすがロエベのディレクターJWアンダーソン監修、普段の感動ブレザーとはまた違う万能シルエットと「ブランド見えするパーツ使い」が効いており、満足度高めです。

◆アメカジの定番オックスフォードシャツ
・オックスフォードオーバーサイズシャツ 2990円

 今回のコレクションで一番おすすめしたいのがこちら。アメカジの定番オックスフォードシャツ。

 アメカジのオックスフォードシャツといえばラルフローレンなどでお馴染み、ガッシリとした素材感でタフな印象がありますが・・・今回の生地はやや柔らかく落ち感のある仕上がり。オックスフォードながらドレスライクな柔らかさとドレープ感を備えており、上品な印象になっています。

 アメリカンなオックスフォードがヨーロッパ風に仕上がっており、大人な方でも抵抗なく使えるカジュアルシャツに。 

◆2990円とは思えない美しい質感

 また、オーバーサイズになっていますが、落ち感のある柔らかい素材のためあまりダボダボとした印象はありません。滑らかな光沢感と余裕のあるシルエットで市場にある他オックスフォードシャツよりも遥かにラグジュアリーでおすすめ。2990円とは思えない質感です。

 柄展開色展開も豊富で、ストライプバージョンなどもアリ。これはまとめ買いしたくなります。ユニクロの既存ラインのシャツは、なんだか毎度同じようなシルエットとデザインでマンネリ気味……。

 JWアンダーソンコラボはトレンド感を入れつつも、子供っぽくならないバランスで毎度好評。服好きに支持されるのも納得です。

◆カットソーなのに上品な印象
・オーバーサイズラガーポロシャツ 3990円
 
 今年の春はプレッピーなスタイリングが多く見られ、海外の上品なスポーツカジュアルスタイルが支持されています。こちらはそんなプレッピーを象徴するラガーシャツ。

 厚手の素材はガッシリとしていて、一般的なTシャツと比べるとタフな印象。使い込むほどに柔らかく馴染んでくるのが魅力で経年変化を楽しめます。

 カットソーながら襟がついたデザインはどこか上品な印象があり、スポーティーなだけでなく、落ち着いた着こなしにまとまるのが大人には嬉しい。

◆お腹がやや出ている人や肉付きが気になる人に最適

 サイズ感やや大きめな設定になっており、また体にフィットしない硬い素材のため、体型をすっぽり隠せる。

 お腹がやや出ている人や肉付きが気になる人でも抵抗なく着用できるでしょう、オジサン歓喜です。

 襟のついたデザインなので、先ほど紹介したブレザーのインナーなどに活用してもOK。スポーティな印象のジャケットスタイルは今年のおすすめです。

◆どんなトップスとも好相性の万能ボトムス
・タックワイドチノ 4990円

 毎度評価の高いJWアンダーソンコラボのボトムス。今回も光沢のある本格的なチノ素材を、スラックスディティールでタックをつけて仕上げたデザイナーズブランドライクな一枚に。

 正直、3万~4万円するような高級チノパンと比べても見劣りしない素材クオリティとパターンの美しさがあります。ウエストはゆったり、裾に向けて自然に細くなったナチュラルワイドテーパードはどんなトップスとも相性のいい万能選手。

◆ベージュカラーは薄すぎず、濃すぎずな色合い

 足元はスニーカーで軽く仕上げてもいいですが、今年はローファーなどでややシックにまとめるのがトレンド。トップスもTシャツより襟のついたラガーシャツやオックスフォードシャツなどで品よくコーディネートするといいでしょう。

 ベージュカラーは薄すぎず、濃すぎずな色合い。春を感じさせる淡い色味ながら合わせやすいようにほどよく色彩を落としたものに。

◆既存ラインでは絶対に出てこない柄使い
・ソックス 390円

 最後はソックス。ユニクロの既存ラインでは絶対に出てこない柄使いが毎度評判のJWアンダーソンコラボ。

 ユニクロは靴下の質は非常に高いけど、柄使いがどうにもパッとしない……。しかしながら、このコラボだけはセンスの良い柄を出してくれているので、「1年間分のソックスをここでまとめ買いする」なんて人も。

 しかも、値段は既存ラインとそう変わらない1足390円。ロエベデザインのソックスならこの50倍してもおかしくない。好みはありそうですが、展開柄数も多いのでお好みがきっと1足はあるはず!

 以上、JWアンダーソンコラボマストバイでした!

【MB】
ファッションバイヤー。最新刊『MBの偏愛ブランド図鑑』のほか、『最速でおしゃれに見せる方法 』『最速でおしゃれに見せる方法』『幸服論――人生は服で簡単に変えられる』など関連書籍が累計200万部を突破。ブログ「Knower Mag現役メンズバイヤーが伝えるオシャレになる方法」、ユーチューブ「MBチャンネル」も話題に。年間の被服費は1000万円超! (Twitterアカウント:@MBKnowerMag)

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