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“勝手に一夫多妻”生活をYouTubeで公開する37歳男性。「夫人オーディション」に批判の声も、我が道を進むワケ

日刊SPA! 2025年2月10日 15時51分

 日本で“勝手に一夫多妻”を実践し、大きな注目を集める渡部竜太さん(37歳)。事実婚という形で4人の“夫人”と2人の子どもと共同生活を送っている(※現在、第4夫人は家出中)。
 YouTubeチャンネル「一夫多妻ちゃんねる」で渡部一家の日常が垣間見られるが、SNS関連の収入は合わせて月3ケタを超えることもあるという。そんななかで「夫人オーディション」を開催しているが、その真意とは……。
◆YouTubeチャンネルの視聴者層は“子育て世代”

 一夫多妻制をオープンにしてSNSを始めた当初は誹謗中傷のコメントも多かったが、現在では「アンチは2割くらい」とのことだ。

「みんな最初は怖いもの見たさで僕らのYouTubeを見るんじゃないですか。もちろん、それを見て『キモい』『怖い』と嫌悪感を抱く人もいると思うんですが、やっぱり夫人たちは性格がいい子だし、子育てしている女性からの肯定的な“いいね!”が増えています。

 僕らの視聴者層は、だいたい22歳から44歳ぐらいの女性なんですよ。まさに子育て世代。家事・育児って、ワンオペで孤独に感じている人が多いのかもしれません。うちはママが3人いてみんな仲良しなので、孤独とは無縁なので、思わず“いいね!”してしまうのかな」

 とはいえ、男性からの「羨ましい」というコメントはあまりなく、動画がバズるたびに暴言が飛んでくるようだ。

「1本の動画に対して、1人で40コメントしてくるアンチとかいますね(笑)。ポジティブなコメントに絡んでいったりもするからタチが悪い。『クズ!』『最低だ!』とか言いたい放題です」

◆アンチとの向き合い方「ブロックしても意外と数字は落ちない」

 アンチコメントに悩まされていたとき、トップYouTuberであるヒカルさんの言葉に救われたと話す。

「ヒカルさんが『アンチはゴミ。ゴミはゴミ箱に捨てています』という発言をしていて、そっか、アンチなんてゴミだなって気がついたので、どんどんブロックするようになりました。

 でも別にゴミをブロックしたことで意外と数字は落ちないんですよ。良質なファンが残るだけ。やっぱり、トップYouTuberの言うことは違うなぁ、さすがだなぁって改めて思いました」

 渡部さんは「僕たちがSNSで発信するようになってから、一夫多妻を公言する人が増えた気がします」と話す。

「意外と叩かれないっていうことが、僕らを見てわかったからなのかなぁと思います」

◆東大卒の“第5夫人”との出会いと別れ

 昨年、東大卒の“第5夫人”が新しく登場したことも話題となっていた。そもそもどんな出会いだったのだろうか?

「XでDM(ダイレクトメール)がきたんです。僕がYouTubeの『街録ch~あなたの人生、教えて下さい~』に出演しているのを見て、一目惚れしたみたいで。『ファンです!』って(笑)」

 いきなり肉体関係のお誘いもあり、さすがの渡部さんも「怪しい奴だなぁ」と思いながらもLINEを交換したという。

「電話をしたり写真を送ってもらったりして、たぶん大丈夫だと思って。撮影で東京に行ったついでに会うことにしました」

 初対面で東大卒であること、そして今まで一度も恋愛経験がないことをカミングアウトされたという。

「一夫多妻をやっている僕が言うのもなんですが、『変わった人だなぁ』と思いました。彼女が『渡部さんなら日本の一夫多妻の価値観を変えられる! その瞬間を一緒に見たい!』と言ってくれたので、“彼女”になりました」

 彼女とは個人的に3回ほどデートし、旅行で北海道に来た際に夫人たちに紹介したそうだ。しかし、「遠慮してしまって口数は少なかった」と話す。

「僕の“夫人”になるには、夫人たちに会わせて、彼女たちのOKが出ないとダメなんですよ。それでOKが出たので、『早く北海道に来て!』と急かしすぎちゃったのかも。まだ決断できない』ということで話が流れてしまいました」

 渡部さんは残念そうに当時を振り返る。だが、12月26日の誕生日にはメッセージをくれたそうで「ワンチャン戻ってこないかなぁ」と微笑んでいた。

◆「普通とは逆の生き方・考え方をするから一夫多妻のヒモ男になれるんです」

 もともと渡部さんは「子どもが54人欲しい! 徳川家斉を超えて歴史に名前を残したい!」と豪語していたが、3月には第3夫人の千晴さんが双子を出産するという。さらには新しい夫人を求めて「夫人オーディション」を告知した。

「DMが毎日届くんですが、冷やかしも多いけど、月に8人くらいは“ガチの人”ですね。50代のシングルマザーの方からも連絡が来たんですが、なんとデート8時間で10万円くれるそうで……」

 千晴さんが身重なタイミングにもかかわらず、「なぜ新しい夫人のオーディションをするのか?」「今いるメンバー(夫人)だけがいい」という声も届いているようだ。

「今、そこそこ稼いでいるように見えていても固定費が多い。家族が一気に増えるぶん、大事な家族を守るためにも稼ぐ必要があるんです。もちろん、夫人たちも了承済み。大変だからこそ、頑張る必要があるんです」

 渡部さんの持論は「奥さんが増えるごとに世帯収入が増える」だ。そんな彼はインタビューの最後に「普通とは逆の生き方・考え方をするから一夫多妻のヒモ男になれるのです」と名言(!?)を残してくれた。今後も渡部一家から目が離せない。

<取材・文/吉沢さりぃ>

【吉沢さりぃ】
ライター兼底辺グラドルの二足のわらじ。著書に『最底辺グラドルの胸のうち』(イースト・プレス)、『現役底辺グラドルが暴露する グラビアアイドルのぶっちゃけ話』、『現役グラドルがカラダを張って体験してきました』(ともに彩図社)などがある。趣味は飲酒、箱根駅伝、少女漫画。X(旧Twitter):@sally_y0720

―[勝手に“一夫多妻”の共同生活]―

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