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魔裟斗「正直…勝ちたかった」 ONE初戦で判定負けの野杁正明について言及「ONEのレベルが高かった」

スポニチアネックス 2024年6月8日 12時10分

 アジア史上最大の格闘技団体「ONE Championship」(ONE)は8日にタイ・バンコクのインパクトアリーナで「ONE167」を開催。ONEデビュー戦となった元K―1ウェルター級王者の野杁正明(team VASILEUS)がタイの強豪であるシッティチャイ・シッソンピーノンに判定負け。この試合を生配信したU-NEXTの解説を務めた元K―1世界王者でタレントの魔裟斗(45)が試合後に総評した。

 同じチームメートでK-1元3階級制覇王者の武尊もセコンドで野杁をサポートした。1Rから相手の攻撃をブロッキングしながら距離を縮める野杁。しかしシッティチャイの左ミドルや細かいパンチなどのテクニックに苦戦して終始ペースを握れず試合終了。ONEデビュー戦は判定0―3で敗れた。

 試合後に魔裟斗は「1Rから野杁が近い距離でのパンチの連打に持ち込みたかったけど、シッティチャイがそれをさせなかった。野杁が勝つ時は近い距離でパンチをまとめるんですけど、負ける時は近い距離で野杁のパンチを相手まとめさせない。そのパターンだったんじゃないかなと思います。野杁が思っていた以上にシッティチャイが強くて、ONEのレベルが高かった」と総評した。

 さらに「シッティチャイは上手さと強さを持ってましたね」と勝利したシッティチャイを称えた。

 野杁が主戦場とするフェザー級は、スーパーボンや元K―1王者のチンギス・アラゾフ、マラット・グレゴリアンなど強豪選手しかいない階級。その初戦で強豪相手に善戦したが「紙一重なんですけど、ただその紙一重が大きな紙一重でもあるとも言えます」とコメントした。

 最後に「本当に強豪だらけの階級ですよね。でも正直…デビュー戦のシッティチャイには勝ちたかったですよね…」と素直な感想を口にして、解説を締めた。

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