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人種差別を連想 Mrs. GREEN APPLEの新曲「コロンブス」MV炎上 批判殺到で公開停止

スポニチアネックス 2024年6月14日 5時11分

 ロックバンド「Mrs. GREEN APPLE」が12日に公開した新曲「コロンブス」のミュージックビデオ(MV)について、所属レコード会社のユニバーサルミュージックが13日「歴史や文化的な背景への理解に欠ける表現が含まれていた」として公開を停止した。

 MVは、コロンブスなどの歴史上の人物の衣装を身に着けたメンバー3人が、南の島で類人猿を模したキャラクターたちに音楽などを教えるような内容となっている。公開直後から「植民地主義に迎合している」「人種差別をエンタメとして楽しんでいる」といった批判がSNSなどに相次いでいた。

 ビデオの構想を提案し、衣装なども監修したというボーカルの大森元貴(27)はバンドの公式サイトで「類人猿」について「差別的な表現に見えてしまう恐れがあるという懸念を当初から感じて」いたが「人に見立てたなどの意図は全くなく、ただただ年代の異なる生命がホームパーティーをするというイメージ」と主張。「差別的な内容にしたい、悲惨な歴史を肯定するものにしたいという意図はありませんでした」とした上で「ある事象を、歴史をほうふつさせてしまうMVであったというご指摘を真摯(しんし)に受け止め猛省しております」とした。ユニバーサルも「公開前の確認が不十分だった」として謝罪した。

 バンドはきょう14日のテレビ朝日「ミュージックステーション」に出演し「コロンブス」を含む2曲を披露する予定だったが、同曲の歌唱を取りやめた。来週以降の番組出演がどうなるかは「未定」(レコード会社関係者)という。

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