女優の吉高由里子(35)が主演を務めるNHK大河ドラマ「光る君へ」(日曜後8・00)は16日、第24話が放送される。先週は、まひろを取り巻く2人の男が何やら…。
<※以下、ネタバレ有>
先週の第23話は「雪の舞うころ」。周明(ヂョウミン)(松下洸平)は、朱仁聡(ヂュレンツォン)(浩歌=ハオゴー)は三国若麻呂(安井順平)を殺していないと日本語で主張。まひろ(吉高由里子)と藤原為時(岸谷五朗)は驚く。周明が連れてきた下人が「朱の犯行だと言え」と源光雅(玉置孝匡)に脅されていたと証言。朱は程なく解放され、為時だけに越前来訪の本当の狙いを語り始める。周明もまひろに自分の過去を告白。そして、ある日、藤原宣孝(佐々木蔵之介)がまひろと為時に会いに越前に現れ…という展開だった。
宣孝はまひろを“愛でながら”越前のウニを堪能。「会うたびにおまえはわしを驚かせる」もう、その表情は明らかに今までと違う。「わしには3人の妻と4人の子がおる。これはもう一人前だ。官位も程々上がり、これで人生もどうやら落ち着いたと思っておった。されど、おまえと会うと、違う世界が垣間見える。新たな望みが見える。未来が見える。まだまだ生きていたいと思ってしまう」
あっという間の滞在2日間。帰り際、宣孝は「まひろ、あの宋人が好きなのか。あいつと宋の国などに行くなよ」と切り出した。そして…。
まひろ「何のことでございますか」
宣孝「前に言うておったではないか。宋の国に行ってみたいと」
まひろ「そんなこともございましたね」
宣孝「都に戻ってこい。わしの妻になれ」
ラスト約10秒、宣孝がついにどストレートに求婚した。宣孝は藤原為時(岸谷五朗)の親戚。分かっていたとはいえ、ついに現実となった“年の差婚”に放送直後から賛否の声が渦巻いた。
一方、宋語を教えるなど、まひろと“いい雰囲気”のように見えた周明は何やら“裏の顔”を見せ…。頭の中がピンクのお花畑状態となった“親戚のオジサン”と、不穏な空気を漂わす“ブラック周明”。越前編でドキドキワクワクが止まらないまひろと2人の男を石井さんが描く。
◇石井 道子(いしい・みちこ)絵描き。千葉県生まれ。清野菜名と松下奈緒がダブル主演を務めたテレビ朝日の昼帯ドラマ「トットちゃん!」(2017年10月期)劇中画を手掛ける。「ALL OF SHOHEI 2023 大谷翔平写真集」「スポニチ URAWA REDS 2023 浦和レッズ特集号」(スポーツニッポン新聞社)などにイラストを掲載。スポニチアネックスでの大河絵連載は「鎌倉殿の13人」(2022年)、「どうする家康」(2023年)に続き3年目。