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叡王戦あす最終第5局 藤井聡太叡王「全力を尽くして熱戦にしたい」 挑戦者の伊藤匠七段と前夜祭登壇

スポニチアネックス 2024年6月19日 19時9分

 将棋の第9期叡王戦5番勝負は20日、山梨県甲府市の「常磐ホテル」で最終第5局を行う。19日には藤井聡太叡王(21)=王将含む全8冠=と挑戦者の伊藤匠七段(21)が同所で対局場を検分し、前夜祭に登壇した。

 シリーズ成績は2勝2敗。最終局の勝者がタイトルホルダーとなるクライマックスを迎える。藤井が勝てば4連覇を達成するが、敗れた場合はタイトル戦初敗退を喫すると同時に昨年10月11日以来の全8冠から陥落する瀬戸際だ。伊藤はタイトル戦3度目の出場で初の戴冠がかかる。

 前夜祭であいさつに立った藤井は「こちらの来るのは今回で3回目。19年に将棋の日のイベントで来て、私自身、それが5年前だとは驚いています」と150人の参加者のムードを軽く温めた後、「今回は対局者。皆さまに楽しんでいただける将棋を指したい。大きな対局になりますが全力を尽くして熱戦にしたいと思っています」と意欲満々。

 伊藤も「常磐ホテルを訪れるのは初めてですが、数多くの名局が繰り広げられた場所。今回対局できることを楽しみにしていました。お庭の眺めも素晴らしく、とても良い状態で対局に臨めそう。あすは大きな1局で緊張感もありますが、しっかりと集中して臨み、よい将棋をお見せできるよう頑張りたい」と決意を語った。

 第5局は最終局のため、先後は振り駒で決定。開局は午前9時で、持ち時間は秒単位実測のチェスクロック方式による各4時間。終局は夜になる見込みだ。

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