前巨人1軍投手チーフコーチの阿波野秀幸氏(59)が、大久保博元氏(57)のYouTube「デーブ大久保チャンネル」に出演。原辰徳前監督まで動いた巨人のヨアンデル・メンデス投手が昨シーズン引き起こした騒動を明かした。
2軍から1試合だけ登板させたい投手がいたので、阿波野コーチはメンデスに「2軍に行って登板間隔を開けて欲しい」とお願いした。
ローテーションを一度飛ばすだけ。ところがメンデスは受け入れない。どうやらもう1軍に戻って来られないと不安になっているらしい。
阿波野氏、山口鉄也投手コーチ(現2軍投手チーフ)、村田善則ブルペンコーチ(現総合コーチ)が3人がかりで説得するが受け入れない。
その様子を見ていた原監督が、メンデスの決して折れない強固な姿勢に感心して「それくらい自信があるならもう1回投げさせてやりなさい」と、指示した。
ところが、翌日になってメンデスが「申し訳ないけど投げられない」と言い出した。足を肉離れしてしまったのだ。
阿波野氏は「今となっては笑い話だよね」と振り返った。